そこにみんなの姿はなく焦るグレイグ。
まさか……と思われたその時、どこからか音が聞こえ、ルキが元気に走ってくる。
久しぶりの日差しに目を細める中、
砦のみんながデルカダールの歌? を唄いながら現れる。
みんなが無事だった事に思わず目頭を押さえるグレイグ。
デルカダール王は今回の働きを労い、今後はその剣を世界のために役立てる時だとグレイグに語り掛ける。
元々すでに決心がついていたグレイグは勇者の前に跪き、自らの命を勇者に預けると宣言。
2人ともいい笑顔です。
翌日。
デルカダール王から、
「お前はわしにとって我が子のようなもの」
とし、旅立ちにふさわしき身支度を整えるのが親の役目だと言って、かつてホメロスと一緒に部屋に侵入してまで見たかったあの「デルカダールの盾」を賜るグレイグ。
さすがに似合っています。
王の話では、霊山であるゼーランダ山とドゥーランダ山の山頂には、勇者と縁のある者たちが住んでいるらしい。
彼らに会うため、ナプガーナ密林の西ソルティアナ海岸に通じる谷を抜け、その先にある山間の関所の向こうにあるというドゥーランダ山を目指します。
ナプガーナ密林からソルティアナ海岸を抜けてドゥーランダ山へ。
ドゥーランダ山ではドラゴンライダーに乗って高い場所を移動しつつ進めて行きます。
基本一本道なので迷う事はありません。
中腹にあるドゥルダ郷に到着すると、見張りの者達から「デルカダール兵」だと言われて囲まれる。
どうもデルカダールによって郷が封鎖されていたようで恨んでいるらしい。
そこへ現れたのは見た目は少年ながら、大僧正のサンポ。
すぐに勇者に気付いたサンポは無礼を詫び、郷の一番高い場所にある大師の宮殿へ来て欲しいと言う。
ここドゥルダは古来よりユグノアと縁のある郷らしく、ユグノア王家に生まれた男子は幼子の6年間、ここに修行に出されるという掟があるらしい。
本来であれば勇者も修行に来て、ニマ大師に師事するはずだったとか。
そのニマ大師も、世界崩壊の際にその衝撃から郷を守るために巨大な守護方陣を展開し、その結界によって郷は助かったものの、自らの命を犠牲にした大師は亡くなったのだという。
宮殿の奥にはドゥルダの大修練場があり、その手前で伝説の勇者ローシュの伝承について聞かせてくれる。
ローシュは邪悪なる神を倒す旅の途中、このドゥルダを訪れ、初代大師テンジンに弟子入りしてチカラを磨いたという。
そこで同じく大師のもとで修行していた大魔法使いウラノスと運命的な出会いを果たす。
2人は意気投合して友となり、修行を終えたウラノスはローシュと仲間となって邪悪なる神と戦った。
ここには2人が友情を誓い、邪悪なる神を倒す決意をした言葉が刻まれている。
ドゥルダの大修練場。
かつてはロウもここで修行を受け、その偉業は今も皆の記憶に残っていると話すサンポ。
その偉業とは、弟子がおイタした時にお尻を叩く「お尻たたき棒」で、6年の間に尻を叩かれた回数が1万回という、前人未到の記録を打ち立てた事らしい。
「ロウのようになることなかれ」
という戒めが今も語り継がれているのだとか。
グレイグの一言に勇者の表情がどこか切なく感じます。
身内の恥を明かされたようなものでしょうね。
この日は勇者のためにささやかな宴が開かれ、一泊することに。
翌日。
サンポから半月ほど前に1人の修行者が山頂へ向かったそうで、狂暴化した魔物が棲みついているために救出しようと僧兵を派遣したものの、その僧兵たちが怪我をして戻ってきたと聞かされる。
なんでもその修行者は大師が亡くなったことを聞くと何も言わずに山頂へ向かったらしい。
グレイグは一宿一飯の義理もあるとして、その修行者の救出に自分達が行こうと提案。
サンポも同行する形で山頂へと向かいます。
・日記20以前
・日記21(壁画世界~バンデルフォン王国跡)
・日記22(クレイモラン城下町~ミルレアンの森)
・日記23(古代図書館~クレイモラン城下町)
・日記24(聖地ラムダ~始祖の森)
・日記25(命の大樹)
・日記26(海底王国~最後の砦)
・日記27(最後の砦~デルカダール城)
・日記28(最後の砦~ドゥルダ郷)
・日記29(山頂の聖域~冥府・大修練場)
・日記30(プチャラオ村)
・日記31以降
・ゲーム日記ページ