翌日。
仮面武闘会の表彰が行われようとしていた。
そこでハンフリーは優勝賞品をかけて、勇者とのエキシビションマッチを宣言。
もちろん例の薬はもう使わない。
ハンフリー戦。
ノーダメージで終わります。
薬を使わない自分はこの程度であり、実力もなければ立派な人間でもないと話すハンフリー。
だが、おかげで格闘家としての良心を取り戻せたことに礼を述べて会場を去ろうとする。
会場からは割れんばかりのハンフリーコール。
大歓声に涙しつつ、ハンフリーは会場を去って行った。
そして真のチャンピオンとなった勇者だが、そこへ「虹色の枝」がロウによって盗まれたとの知らせが入る。
ロウが残した手紙には、見せたものがあるのでユグノア城跡まで来るよう書かれていた。
チャンピオンとして女性からの黄色い声を浴びつつ、グロッタの町に発生した2つのクエストを受注。
1つは町の中で完結するのでクリアしてから、ユグノア城跡へと向かいます。
ユグノア城跡へ到着。
勇者の故郷であるその場所は今もその傷跡が残っており、ドラゴンが徘徊している。
城へ行くとロウが待っており、勇者の正体もわかっている口ぶりでついて来るよう言われる。
連れて来られたのはユグノア国王夫妻のお墓。
勇者の本当の両親であり、自分の娘とムスメ婿のお墓だと話すロウ。
そう、ロウはエレノア王妃の父、そして勇者の祖父だった。
16年間、ロウはユグノアがなぜ滅ぶことになったのか。
その原因を探るために各地を回っていたという。
そして勇者伝説の信奉者だった盟友デルカダール王の変心を知る。
デルカダール王は16年前のあの日、ユグノアに来ていた自分の娘が死んでからというもの、その死までも勇者の仕業だと世に広め、その勇者を悪魔の子だと非難し始めたという。
亡国の真相と盟友の変心。
2つの謎を必ず解き明かしてみせると誓ったロウ。
その前にユグノア王家に伝わる鎮魂の儀式を共にして欲しいと頼まれる。
お墓があった場所よりさらに奥に行くと、マルティナが儀式の準備をして待っていた。
ロウに教えられた通りに鎮魂の儀式を行う勇者。
死んだ人間は命の大樹へと還ってゆくが、魔物によって非業の死を遂げた者はこの世を迷う。
そんな魂を救う儀式がこの鎮魂の儀式らしい。
煙の香気につれられてやって来た蝶を人の魂と見立て、命の大樹へと送る。
それをもって死者のなぐさめとする。
そしてエレノアが勇者の遺した手紙を読んだロウは、勇者がなぜデルカダールへ行ったのかを知る。
この手紙のせいで勇者の辛い思いをさせたと謝り、それでもこの手紙があったからこそ自分達は会う事ができたのだと考え涙する。
「1人にして欲しい」
と話すロウを残し、マルティナと合流。
マルティナはエレノアに優しくしてもらった事や、16年前のあの日も雨が降っていた話などをするが、
そんな2人の視線の先に勇者を追って来たデルカダール兵の姿が飛び込む。
すでに周囲は囲まれており、仲間達も散り散りに逃げる中、勇者とマルティアも逃げようとする。
ところがそんな2人の前に現れたのはグレイグ将軍。
必死に応戦するも崖に追い詰められて絶体絶命の勇者。
雑魚の相手をしていたマルティナが叫ぶ。
その姿にグレイグが驚き戸惑った瞬間、
崖が崩れて勇者は転落。
あとを追って飛び込むマルティナ。
16年前のあの日を思い出しつつ、今度は勇者を絶対に離さないとしっかり抱き締めるマルティナだった。
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