iOS版「イースIクロニクルズ」の感想です。
※2018年9月12日に再度クリアしたので加筆しました
冒険家アドル=クリスティンを操作してエステリア大陸に散らばるイースの本を集めていくアクションRPG。
今作はPSPで発売された「イースイースI&IIクロニクルズ」の「I」だけを抜き出した内容だが、
・アチーブメント
・入手した上位装備を自動で装備
など、追加要素や改良点も見られる。
また、ファンにとって「クロニクルズ」で嬉しかった3種類の音源を選択できる点もそのまま引き継がれており、
・「クロニクルズ」
・「オリジナル」
・「PC-88」
を、いつでも切り替え可能。
いつかは全機種のBGMを収録した究極版を出してほしいなと夢見ています。
今作は港町バルバドとミネアの町、ゼピック村の3つの町村が草原で繋がっており、そこから神殿・廃坑・ダームの塔の3つのダンジョンへ挑むことになる。
神殿内は細い通路が多く、また地下1階以降は立ち止まっていてもHPが回復しないため、敵との接触には注意が必要。
オリジナル(CS移植版含む)と比べて若干視界が悪く、また「クロニクルズ」では1画面内の情報量が少ないために出合い頭の一撃をもらう可能性も高い。
廃坑は神殿以上に視界が狭いためマップ全体を把握しづらい。
逆に把握していれば楽勝なダンジョンでもある。
ゲームを進める上で重要なアイテムも多いので、隅々まで探索して取り逃がしがないようにしたい。
今作のラストダンジョンであるダームの塔。
神殿同様に隠された通路や鏡を使ってのワープフロア、悪魔の回廊の謎や攻略に必要な宝箱の場所など、これまでのダンジョンと比べるとかなり複雑。
ボスもラスボス含めて4体が待ち構えている。
各ダンジョンでは雑魚の何倍も大きいデカキャラが待ち受ける。
基本は
「行動パターンの把握」
をしつつ、あとはどれだけ粘れるか。
ダームの塔からはデカキャラ戦BGMがオリジナルでは未使用曲だった「Chase of shadow」に変化。
個人的にはFC版のピクティモス(カマキリのボス)以上に強いボスはいないと思っている。
『イース』シリーズで心が折れかけたのってあいつだけだわ。
最新作『イースVIII』にも登場した(というか大半のイースに登場している)ドギや、『イースVI』にも登場したラーバなど、後のシリーズにも登場するキャラたちも。
6作目以降からファンになった人など初期シリーズを知らない人にはオススメ。
アチーブメント
様々な条件を達成することで獲得できる実績やトロフィーのようなもの。
それ自体に問題はないがそのネーミングがなんとも……。
もうちょっと『イース』の世界観に合わせたものにできなかったのだろうか?
仮想コントローラによる操作
当然ながら操作は仮想コントローラにて行う。
半キャラずらしが命の『イース』において、微調整がしにくいこの操作は結構致命的……かと思われたが、
斜め方向からぶつかる事でほぼノーダメージで倒せてしまうので思ったよりも快適だった。
今年発売されたSwitch版『イースVIII』で初めてイースを遊んだという人もいそうだが、そういう人にとっては記念すべき1作目(のリメイク)がお手軽価格で遊べるのはありがたい。
一方でPC版やPSP版を持っているならあらためて買い直す必要はナシ。
遊びやすさは間違いなく前2機種の方が上(単純に私が下手なだけかもしれないが)。
まぁ他機種版を持っていない人、やった事ない人向けって感じです。
・「イースIX -Monstrum NOX-」
・「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」(VITA版)レビュー
・「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」(PS4版)レビュー
・「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」(Switch)レビュー
・「イースⅠ・Ⅱ」レビュー
・「イース」(PC88)レビュー
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