PSVITA版「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」の感想を書いていきます。
難易度NORMALでのプレイです。
主人公アドルとその仲間を操作してゲームを進めて行くアクションRPG。
今回の冒険の舞台はなんと呪われた島と呼ばれている無人島。
乗っていた船ロンバルディア号が謎の怪物に襲われ、セイレン島という呪ろわれた島に無事(?)に漂流したアドルは、同じく漂流した仲間達と村を作って島からの脱出を目指す事になる。
今作のもう1人の主人公ダーナ。
アドルとダーナは意識の共有をする事で、互いの視点から物語を進めていくことになる。
セイレン島での生活
●漂流者たち
島のあちこちにアドルと同じような漂流者がいる。
彼らを発見して漂流者たちの村(漂流村)に迎える事で、ショップや設備が増えたり、大岩や大木で通れない場所も発見した漂流者達と力を合わせる事で通れるようになる。
そのためゲームを進める上で漂流者の捜索は非常に重要な役目となる。
また、漂流者の面々にプレゼントを渡すことで好感度が上がり、PT参加キャラだと能力がアップしたり、不参加キャラだとイベントが発生したりもする。
●ロケーションポイント
目立つポイントや絶景ポイントはロケーションポイントとして登録される。
島のあちこちに点在し、ゲーム終盤になるとこれらの場所に瞬間移動できるようになる。
ストーリーを進めて行くと自然と見つかるポイントもあれば、エリアを隅々まで回ってみないと見つからないような場所まで様々。
●フィッシング
ポイントを選んで釣り針を投げ入れ、あとはタイミングに合わせて指示された方向キーとボタンを連打。
釣りとしては非常にシンプルかつ簡単に魚を釣る事ができるが、たまに魔物が釣れてしまう事もありバトルが発生するといった意外な展開になることも。
しかも結構強かったりする。
バトル
●通常バトル
ジャンプと通常攻撃、スキル攻撃を駆使して戦う。
敵の種類によって相性もあるので、□ボタンで操作キャラを入れ替えながら進めるとテンポよく戦う事が可能。
イースらしい爽快感あるバトルが楽しめる。
また、敵の攻撃をタイミング良く防御または回避した際に発生するフラッシュガード/フラッシュムーブは、敵の動きがスローになり、こちらの手数が増えて圧倒的有利となる。
特にボス戦では積極的に狙っていく事が勝利のカギ。
スキルを使うと貯まるEXTRAゲージが満タンになると使用できるキャラクター固有のEXTRAスキル。
だが、私の操作が悪いのかもしれないが、LRボタン同時押しで発動するため、敵の攻撃をかわしたり防御したりしながらの激戦になると結構な頻度で暴発してしまった。
●ボス戦
ストーリーの節目に登場するボスは、どれも個性的な行動や攻撃をしてくる。
当然どのボスもその地域にいる雑魚とは比較にならない強さなのだが、
「こんなのどうやって倒すんだよ」
と思えるほど突き抜けた強さはなく、回復アイテムさえきちんと準備できていれば、けっしてアクションが得意ではない私でも勝てるレベル。
実際、クリアまでにボスで敗北したのは一度だけだった。
敗北した場合は難易度を下げて再戦する事も可能。
ボスで詰まってストーリーを進められないという心配はなさそうだ。
●迎撃戦
漂流村が獣に襲われた際に発生するのがこの迎撃戦。
迎撃戦自体は柵を破壊して村へ侵入しようとする獣たちを倒すバトルだが、その侵入を防ぐために柵の強化やデコイの増備など、普段から漂流村の強化が可能となっている。
ストーリー後半になると強制的に参加しないとダメな場面もあるので、迎撃戦に向けた漂流村の強化は常に行っておいた方がいい。
迎撃戦の発生は探索途中でもリトル・パロが知らせに来るが、ここで迎撃戦に参加するかどうかはプレイヤーの自由。
見事に迎撃成功すれば希少素材なんかも手に入るので、よっぽど先を急ぐのでなければ参加した方がお得。
読み込み時間
エリア移動などの際に発生する読み込み時間がちょっと長い。
プレイを続けていくと慣れて気にならなくなるが、気になる人は最後まで気になると思う。
キャラが目を瞑ったまま会話
会話シーンやイベントシーンでキャラが台詞を話す時に目を瞑ると、目を瞑ったままシーンが続行される。
最初はわざとそうして話しているのかとも思ったが、あまりにそういうシーンが多かったので狙っているわけでもなさそう。
ここはPS4版でぜひとも直して欲しい部分。
簡単操作による爽快感あるバトルや、呪われた島での探索と漂流者の捜索、少しずつ賑やかになっていく漂流村の様子など、RPGの要素を色々詰め込んだ1作。
プレイ日記のペースを見ていただければわかっていただけるかと思うけど、プレイ開始からエンディングまで一度もだれる事なくプレイする事ができました。
序盤から引き込まれた最大の理由はプレイ日記42でも少し書いたけど、アドルを含めて登場するキャラみんなにとって未知なる島での冒険とあり、キャラクター達の不安や緊張感をプレイヤーも共有できた事じゃないかな。
それだけに地図でまだ行ってない場所にまでポイントなどの印が書きこまれるのは逆に親切すぎて雰囲気壊してると感じる人もいそう。
私は面倒な事は嫌いなので逆に印をつけてくれるのはありがたかったw
あとは気になる点でも挙げたが、読み込み時間に関してはプレイ開始当初は
「長いなぁ」
と気になったし、気になる人は最後まで気になる長さはある。
このあたりはPS4版で軽減されると期待したい。
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