今も続く日本ファルコムの人気アクションRPGシリーズ1作目。
当時、私がファミコンよりPC欲しかった一番の理由がこのゲームでした。
占い師のサラから「イースの本」を集めて欲しいと頼まれた主人公の冒険家アドル・クリスティンが、エステリア大陸を舞台に冒険するアクションRPG。
敵とのバトルはボス戦含めて体当たりのみと非常にシンプル。
ただし、真正面からぶつかってはこちらもダメージを受けてしまうので、半分軸をずらして体当たりする半キャラずらしを行う事でノーダメージで敵を倒す事が可能。
エステリアにはミネアの町とゼピック村。
草原や山道といったフィールド。
そして、神殿、廃坑、ダームの塔の、3つのダンジョンが存在する。
フィールド上では立ち止まっているとアドルのHPが自動回復するというルールは現在のイースにも続く要素であり、当時のPCゲームでも特に珍しい要素でもなかった。
ダンジョン内の仕掛けは主に何かに触れてのワープと隠された通路の発見くらい。
とまぁ、仕掛けを全て把握している今だからこそ言えるわけだが、ノーヒントで解いていくには結構意地悪なものもあったりする。
各ダンジョンにはボスであるデカキャラが出現。
デカキャラは一定レベル以上か装備をしていないとダメージが通らないため、プレイヤーにとっては彼らと互角に戦えるかどうかが冒険の目安となる。
操作とルールがシンプルなので誰でもとっつきやすいのが特徴。
ダンジョン内の仕掛けについても意地悪なものもあると書いたが、せいぜいダームの塔くらい。
デカキャラについてもヴァジュリオンやPC版のダルク・ファクトが強いと言われているけど、まぁボス戦時以外はいつでもセーブできるので頑張ればなんとかなります!
そしてなんと言っても「イース」と言えばファンなら誰もが口にするのが古代祐三氏作曲のBGM。
当時MSX1ユーザーだった私にとって「イース」を遊ぶ事は不可能であり、近所の電気ショップに行ってはデモを見つめるしかなかった。
「イース」を一番安くで遊ぼうにも5万円近いFDD搭載のMSX2を購入せねばならず、小学生の私にはまさに高嶺の花。
ただ、店頭用デモで「First Step Towards Wars」が流れる中、草原を駆けるアドルの姿をぼーっと眺めに行く毎日でした。
やっぱり「イース」の大きな魅力って音楽だよなぁ……。