ファミコン最後のFFである。
今でも評価の高い今作を簡単に紹介。
主人公は風のクリスタルの啓示を受けた4人の若者達(FC版では全員男である)。
今作では戦闘中、受けたダメージがキャラの上に飛び出して表示されるという、当時として画期的、今となってはスタンダードな表示方法を生み出した最初のFFである。
また、今では当たり前となった召喚獣が初登場したのも今作だ。
CMでオーディンがキングベヒーモスを真っ二つにするシーンを見た時は鳥肌立ったもんね。
ジョブチェンジシステムを採用。
ジョブの数は全部で21種類。
・たまねぎ剣士 ・戦士 ・モンク
・黒魔導士 ・白魔導士 ・赤魔導士
・狩人 ・ナイト ・シーフ
・学者 ・風水師 ・竜騎士
・バイキング ・空手家 ・魔剣士
・幻術師 ・吟遊詩人 ・魔人
・導師 ・忍者 ・賢者
ジョブは戦闘終了時に入手できるキャパシティを使って、好きな時にジョブ変更できる。
しかし、せっかくのシステムではあるものの、強いジョブと弱いジョブの差が激しく、また一部のジョブに至っては一度しか利用しない事も。
何より最後は全ての武器防具を装備できる忍者と、全ての魔法を使いこなせる賢者を利用する人がほとんどであったろう。
私も学者はハイン戦、竜騎士はガルーダ戦、魔剣士は暗黒の洞窟でぐらいしか利用しなかった。
乗り物の種類が多いのも今作の特徴である。
チョコボやカヌーといった前作から引き続き登場するものや飛空艇は、
・シドの飛空艇
・エンタープライズ
・ノーチラス
・インビンシブル
と、4つも登場。
それぞれに違った性能を持っており、目的地によって使い分ける必要がある(正直これは面倒だったが)。
そして誰もがトラウマであろうクリスタルタワー~闇の世界。
クリスタルタワー突入後はセーブが一切できないために、ラスボス手前で死のうものならそれまでの1~2時間がパーとなってしまう。
私は初めて闇の世界へ突入した時、ザンデクローンにバックアタック~メテオ→全滅という流れを食らった。
FFシリーズは今作でシリーズの基盤となる部分が完成したように感じる。
もっともFF7以降でFFが好きになった人には演出面で物足りなく思えるかもしれないが、
ファミコンという制限されたハードでRPGの1つの形を見せてくれるソフトである事に間違いはない。