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スーパーファミコン最後のFFにして、唯一定価が1万円を超えたFFです。次回作である「7」と一緒にFFシリーズの転換期と言われることも多い今作。

ゲーム内容

今作では開発者曰く「全員が主人公」との通り、序盤はストーリー展開によって操作するキャラがコロコロ変わっていく。また、ダンジョンによってはパーティを最大3分割して進めて行くなど、これまでのFFにはなかった要素が採用されている。プレイヤーが操作する事となるメインキャラクターは下記の12人。
 ・ティナ(魔導戦士)
 ・ロック(冒険家)
 ・エドガー(マーシナリー)
 ・マッシュ(モンク)
 ・セリス(ルーンナイト)
 ・セッツァー(ギャンブラー)
 ・シャドウ(アサシン)
 ・カイエン(サムライ)
 ・ストラゴス(青魔道師)
 ・リルム(ピクトマンサー)
 ・ガウ(野生児)
 ・モグ(モーグリ)
 ・ウーマロ(雪男)
 ・ゴゴ(ものまね士)
キャラ達はそれぞれのジョブに応じた独自の戦闘コマンドが存在する。青魔道師のストラゴスなら「青魔法」。ギャンブラーのセッツァーであれば「スロット」といった感じだ。基本行動は前作と同じように4人で行い、PTに参加しないキャラは飛空艇で待機する事となる。そのため戦闘終了時に経験値がもらえるのもPTに参加しているキャラのみ。パーティーキャラは一部を除いて、飛空艇内で変更可能となっている。

戦闘は前作までと同じアクティブバトル。前作ではキャラの行動中はアクティブゲージが停止したが、今作では行動中もゲージは上昇し続ける。そのため展開は非常にスピーディ。何気に敵を武器攻撃すると、前作までのように敵のグラフィック上に攻撃エフェクトが表示されるだけではなく、攻撃された敵が振動するようになった。細かい事ではあるが地味にこれが気持ち良い。魔法は魔石を装備する事でその魔石に封じられた魔法を使用可能となり、魔法の習得値が100%になれば魔石を外してもその魔法が使用できるようになる。なお、召喚獣が力を使い果たした形が魔石であるため、装備している魔石の召喚獣を戦闘中一度だけ召喚する事が可能となっている。

前作と比べて大きな新要素は見当たらないものの、グラフィックは比較にならないほど進化している。それに伴い、戦闘画面ではこれまで1列に並んでいたキャラが奥行きのある並び方へと変化した。チョコボ搭乗時や飛空艇での移動画面は疑似3Dで表現。特に飛空艇操作時には高速で爽快感のある操作が楽しめるようになっている。

豪華なゲームという言葉が合うゲーム。おそらくSFCでやれるだけやった。詰め込むだけ詰め込んだのではないだろうか。ただし、いつものFFと同じでキャラクターの個性が強い点やストーリー面で合わない人にはとことん合わないとも言える。そこさえ気にしなければ完成度の高いゲームである事は確か。RPG好きな人なら一度はプレイしておきたいソフトだ。

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ゲーム感想ページ

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