これまで遊んだゲーム機を簡単に紹介していく自己満足ゲーム史。
第2回はMSXです。
カセットビジョンの次に手に入れたマシンがこのナショナルのMSX1(CF-2000)です。
この時代、世間はファミコンブームでして、私の周囲もみんなファミコンで遊んでいました。
その中で親戚のお兄さんからもらった2台目のマシンがこのMSX1でした。
このマシンはお兄さんの家に行くたびに遊ばせてもらいまして、ずっと欲しかったマシンだったんです。
でも、MSX1も当時は高くて子供には手が届かないマシン。
一度だけデパートでMSX本体が9800円で売っていたのでお年玉で買っていいか両親に頼み込んでOKをもらったのですが、正月明けに買いに行ったら9800円ではなく9万8000円の見間違いだったという事もありましたw
(もちろんお年玉でもそんな大金は持っておらず断念)
だからもらえるとわかった時は飛び跳ねて喜んだのを覚えています。
本体と一緒にゲームソフトもたくさんもらいました。
『王家の谷』や『グーニーズ』などコナミソフトを中心にどのソフトも遊びまくりましたが、中でも一番遊んだソフトは『ドラゴンスレイヤー』だった気がします。
ちなみに『ドラゴンクエスト』も私がプレイしたのはFC版ではなくMSX版が最初でした。
このCF-2000という機種は確かRAM容量が16KBでして、一部のソフトはRAM容量が足らずにそのままでは遊べないため、16KBの拡張RAMカートリッジを挿して遊んでいました。
子供だった当時はそんな事は知らずに、親戚のお兄さんにそうするよう教えられたままやっていたんですけどね。
MSXをもらったあたりから、MSXマガジンやMSX-FANといった雑誌、またPCゲーム攻略本などを読むようになったことで、どんどんPCゲームの世界へ引き込まれていくことになった気がします。
特に『ドラゴンスレイヤー』を遊びまくり、お年玉でMSX1版『ザナドゥ』を買ってこれまたハマった私は日本ファルコムのゲームに惹かれまして、MSX1では発売されていない「イース」や「ソーサリアン」を遊んでみたいと思うようになったんですね。
ただ、その2本が遊べるPCとなると当時の選択肢はPC88になります。
PC88なんて本体だけで20万円。
専用CRTも購入するとなると25万円~30万円!
まだアルバイトもできない年齢だった私にはとても手が出せなかったので、所持しているMSX1ソフトも続けて遊べるMSX2を目標に切り替えました。
もっともMSX2もFDD搭載モデルとなると安いモデルでも5万円超えていたので、こちらも簡単に買える価格ではなかったんですけどね。
さて、MSX本体と共に大量のソフトをもらった事や、クラスメイトにMSXを持っていた友達がいて互いにソフトの貸し借りをしたおかげで遊ぶソフトに困らなかったのもあり、あまり自分でソフトを買った記憶ってなかったんですが、今思い出してみると実は6本も買っていたんですね。
ザインソフトの『トリトーン』。
T&Eソフトの『ハイドライドII』。
日本ファルコムの『ザナドゥ』。
エニックスの『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエストII』。
コナミの『ゴーファーの野望 エピソードII』。
やっぱりもらったソフトよりも自分で買ったソフトの方が愛着が湧くものでして、これらのソフトは夜の寝る前に何度も説明書を読み直したり、パッケージを眺めて楽しんだのを覚えています。
結局MSX1本体は5年くらい遊び続けたかなぁ。
次回以降に紹介するマシンからはハードの購入頻度が増えて落ち着かなくなっていきますから、このMSX1までが一番落ち着いてゲームを遊んでいた時期かもしれません。
そういった意味でも思い入れの深いマシンでした。
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