4月5日発売のグランドジャンプから連載の始まった「プレイボール2」。
ファンとしては待ちに待った連載です。
早速読んでみたので軽く紹介してみたいと思います。
最初に登場するのは谷口でも倉橋でもなく井口。
河川敷で江田川中の後輩を指導している所を田所が発見し、今は硬式野球をやっているのだから軟球を握るなと注意する。
相変わらず中学気分が抜けず、また練習も真面目にやらない井口には周囲も手を焼いている様子。
田所は自分が墨高にスカウトしたとあって気にかけている模様。
一方の谷口は東東京の予選へ向けて、投手が自分と2年の松川の2人だけで回していけるのかに不安を抱いていた。
ここにイガラシを加えたいと考えるが、現在の墨谷を考えてイガラシは野手として育てたいという思いが強い。
この考えはかつてのプレイボールでも、丸井から
「どうしてイガラシにピッチングさせないのか」
を聞かれた際に谷口が言っていた事ですね。
同じく1年生の片瀬では荷が重いと谷口が口にするあたり、ちゃんと忘れられずに登場するのでしょうか。
今の投手陣に左の井口を加えたいと倉橋に相談する谷口だが、倉橋は今の井口では荒すぎて使うのが怖いとし、3人目の投手が欲しいならイガラシを鍛えるべきだと反論。
「だったら4枚めに……」
と食い下がる谷口だが、練習試合のイニング数も限られているとし、谷口、松川、イガラシの3人で実戦をどんどん回していくべきだという倉橋と意見が合わない。
2人がそんな相談をしているうちにも、井口の方は練習で大味なプレイをするわ、先輩である丸井の指示を聞かないわとやりたい放題。
ついに丸井の逆鱗に触れて2人になって説教されるも、それすらも真面目に聞こうとはしない。
そこへ谷口と倉橋が現れてイガラシと井口を呼び出し、どちらかを第3の投手とするとしてテストすると言う。
ここで第1話が終了となります。
作者のちばあきお氏はすでに亡くなっており、今回の「プレイボール2」はコージィ城倉氏が描いている。
当然細かい部分で違いはあるものの、読んでいて大きな違和感はないように思います。
みんな身長が前作ラストの頃よりも伸びているくらい。
何を置いても、あの「プレイボール」の続きが読めるという点で懐かしさと嬉しさの方が勝ります。
前作最後で甲子園常連の谷原高校との練習試合にボロ負けした谷口の焦りと現実にある墨谷投手陣の問題、才能はあるのに相変わらず問題児な井口の扱いなど、ここからどのような展開になるのか早くも楽しみです。
・第1話「第3の投手の巻」
・第2話「意見の違いの巻」
・第3話「丸井対井口の巻」
・第4話「ピッチャー、クビの巻」
・第5話「手の巻」
「プレイボール2」「キャプテン2」感想ページ