Switch版『ゼルダの伝説 夢をみる島』の感想です。

ゲーム内容


コホリント島に漂着したリンクが島から脱出するために冒険するアクションアドベンチャーゲーム。
各地のダンジョンを回って謎解きしながらクリアしていくという昔ながらの『ゼルダの伝説』です。
今作は1993年にゲームボーイで発売された同タイトルのリメイクとなっており、1998年には追加要素を加えたGBC対応版『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』が発売されていますが、グラフィックやサウンドを大きく強化したリメイクは初となります。

基本的にストーリーについての追加変更はされておらず、一部わかりにくかった部分についての補完や、アイテムの種類や数が増えていたりと、現代に合わせた調整などがされています。
また、フィールドでの画面切り替えがなくなり、よりコホリント島の探索がスムースに行えるようになりました。

オリジナルとの最大の違いは一部アイテムの効果が自動で発揮されるようになった点です。
具体的には「盾」「ペガサスの靴」「ブレスレット」などがそうですね。
おかげで装備し直す手間が大幅に軽減されたのは大きいです。
このリメイクで一番意味のあった改良点じゃないかな。

ダンジョンエディットできるダンペイの小屋


クリアしたダンジョンのパーツを使ってオリジナルダンジョンを作成するという新要素。
作成したダンジョンをクリアする事で報酬がもらえる仕組みのようですが、元々こういうエディット系は好きじゃないので私はほとんどプレイしませんでした。

ダンペイの出すお題に沿ってダンジョンを作り、そのダンジョンを自分でクリアする。
ダンジョンを作れる事自体は楽しいんだけど、自分でプレイしてクリアするまでがお題の条件てのはどうなのかなと思います。
マップも仕掛けもわかっているダンジョンやるわけですから。
自分でクリアするならダンジョンはランダム生成された方が面白かったように思います。

気になった点

ボタン配置に慣れない
攻撃が【B】ボタン固定で、ジャンプが【X】か【Y】ボタン
この配置に最後まで慣れませんでした。
ジャンプの操作感覚に戸惑う
GB版と比べてになりますが、どうにも操作感覚がこれだけ違うように感じるんですよねぇ。
実際には同じなんでしょうけど、ボタン配置と共にこちらもなかなか慣れませんでした。

感想

現代風にグラフィックやサウンドを強化して遊びやすくしたシンプルなリメイク作。
アイテムの種類や数が増えていたりもしますが、ゲームやシナリオに関わる基本部分にはあまり手は加えられていないので、オリジナル版経験者にとっては理想のリメイクとも言えます。
前情報ではもっと無表情なのかと思っていたキャラの表情や感情表現は多彩だったのも印象的でした。

新要素のダンペイの小屋について個人的には
『自分で作ったダンジョンを自分でクリアする』
という点にさほど面白さは見出せませんでした。
これなくてもいいからその分値段抑えて欲しかったなっていう感じです。

またボリュームに関しても元がGBソフトなので過度の期待は禁物。
謎解きも『ゼルダ』にしては易しめのものが多いので、初見プレイでもさほどクリアに時間はかからないかと思います。

一方でオリジナル経験者にとってはより多くの追加要素を期待しないのであれば良リメイクでした。
懐かしかったです。

関連リンク

・「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」(Switch)
・「聖剣伝説コレクション」
・「ゼノブレイド2」
・「ファイアーエムブレム 風花雪月」
ゲーム感想ページ

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