これまで遊んだゲーム機を簡単に紹介していく自己満足ゲーム史。
第17回はNINTENDO64です。
PS1やSSよりも約1年半遅れて発売された任天堂の64ビットマシン。
他社ハードがCD-ROMを採用する中でカートリッジROMを採用。
価格はSFC本体と同じ2万5000円で発売されました。
最後発という事もあって当時は他ハードを引き離す最高性能を誇っていたのですが、発売時にはすでにハード競争という部分ではもう決着はついていた気がします。
FCやSFCで発売されていた人気シリーズ最新作がPSで発売された(または発売決定した)事や、初期はソフトの価格が9800円と1万円近くしていたのも、基本5800円だったPS1ソフトより高かったことなど、ライバル機との比較という部分では色々と問題を抱えたハードでもありましたね。
そんな中でN64本体と『スーパーマリオ64』を予約して発売日に購入。
3D空間を自由に走ったり跳ねたり考えたりしながらパワースターを集めていくという、まさに画面の中に遊び場を提供されたような不思議な感覚に、
「これが3D空間で遊ぶという事なのか」
という驚きや新鮮さを感じたのと同時に、
「ちょっと息抜き程度に遊びたい」
というお手軽さが減ったかなとも思いました。
3Dになってやれることが増えたがために、それまでの左から右へゴール目指して走ればよかった2Dマリオと違い、色々考えて遊ばないといけなくなった煩わしさはありましたね。
このあたりの印象はカメラなど操作面で今ほど遊びやすくなかった点も影響しているかもしれません。
また、64は当時から指摘されていた大きな問題として、ソフト供給の間隔がとにかく空いたのは厳しかったです。
ローンチタイトルとして発売された
『スーパーマリオ64』
『パイロットウイングス64』
『最強羽生将棋』
の3本から、次にソフトが発売されたのが3ヶ月後。
この3ヶ月の間にライバルであるPS1やSSでは90~100本以上のソフトが発売されていましたから、ユーザーの選択の幅としてはすでに相手にならないレベルだったような気がします。
私も64を本格的に遊び始めたのって同年12月に発売された『マリオカート64』からで、それまではたまにマリオをやる程度の使用頻度でした。
以降、64で購入したソフトは『ヨッシーストーリー』『ゼルダの伝説 時のオカリナ』『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』『風来のシレン2』くらいだったと思います。
ただ、64は当時仕事で触れる機会が多かったハードでして、相当な数の64ソフトをプレイしました。
その中で印象に残ったソフトは、
『バンジョー&カズーイの大冒険』
『ゲッターラブ!! ちょー恋愛パーティーゲーム』
です。
『バンジョー&カズーイ』は当時64で多く見られたマリオ64タイプのアクションなのですが、ただ真似ただけじゃないアクションゲームとしての面白さや独自の世界観などしっかり作られていました。
『ゲッターラブ』はハドソンが発売した今でも珍しい対戦型恋愛ボードゲームですね。
アルフォンソのテーマが妙に頭に残っていますw
もう一度遊びたいけどプレミアついちゃってるんですよねぇ。
64はこれら以外にもコナミの『がんばれゴエモンシリーズ』など3Dアクションが多い印象でした。
ただ、悪い言い方をすれば画面写真などを見て、
「スーパーマリオ64と似たような感じなのかな?」
という印象を受けやすいゲームが多かったようにも思えます。
そこもまた発売ソフトが多く、またCGムービーを用いた演出が印象的だった他機種との宣伝効果という部分で差をつけられた要因だったのかもしれません。
結局この64は私が持っていた同世代機では一番購入したソフトは少なかったんだけど、でも遊んだソフト数は一番多かったこともあって思い出に残るハードでもありました。
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