ダーナの行き先はおそらくローブの人物が話していた王家の谷。
現在は王都からの橋が崩落しているため、大樹の寺院の山門から王都の西側へ回り込むルートしかないという。
寺院を出たところで、ダーナに追いついてどんな励ましの言葉をかけていいのかわからないと悩むラクシャ。
だが、ダーナの過去に何があったかやその辛さは本人以外にはわかるはずもない。
自分達はただここまで一緒にやって来た仲間として、この先もダーナの記憶を取り戻すために共に進むだけだというサハドやヒュンメルは答える。
見晴らし峠からロディニア湖沼地帯へと入り先へ進むも行き止まり。
そこにあった水晶石を見つける一行だが、リコッタがダーナはまた辛い記憶を見なければならないのかと発言。
このまま一緒に島を出るだけではダメなのかとみんなに問いかけるが、
それはできないと答えたのは、崖の上にいたダーナ自身だった。
オケアノスを倒した時にみんなと別れの時が来る緋色の予知を見た彼女は、それなら自分などに構わずみんなは島から脱出した方がいいと考えたらしい。
別れの時なんて、ここにいるみんなにもやって来る。
島を脱出さえすれば、それぞれが元の生活へと戻って行くわけだから。
しかし、その別れの時に出会えて良かった互いに思いながら別れたいと語るサハド。
ここではみんなが対等であり仲間なのだから、もっと肩の力を抜いて支え合っていこうというアドルやラクシャの言葉が続く。
こうしてダーナはようやく自分に力を貸して欲しいとみんなに願い出る。
そしてそばにあった水晶石に触れて過去へ。
流星騒動は終わったものの、流星衝突の衝撃によって地殻変動が起こり、火山の噴火や津波、さらには異常気象に悩まされるエタニア王国。
その不安な生活に嫌気がさした人々が他の国へと逃げる姿も多くなったらしい。
ダーナはローブ男が言っていた王家の谷を目指すが、そこは巫女であっても立ち入りが許されていない場所とされている。
だが、あれ以来サライとは会う事ができないでいるようで、そもそも王家の谷に大樹の秘密が眠っているとすれば、王族であるサライがそれを知っていた可能性は高い。
禁忌を破る事になろうとも行ってみる必要があるようだ。
途中、娘がいなくなったという理法具職人レイキーの娘ユカを見つけると、エタニアクエスト【はぐれた避難民】クリアとなり「宝箱の鍵」がもらえた。
現代に戻ってから王都西街区にある彼らの家(初めて王都遺跡を訪れた際にタナトスを追いかけて入った民家)に行けば、鍵のかかった宝箱から冒険具「息吹の法衣」が入手できる。
どこでも立ち止まっていればHPが回復できる便利アイテムだ。
彼らの他にも、王都から出る橋にいる人物からは衛士長ドランが、あの流星の日以来行方不明となっている情報などを聞ける。
所々にいるNPCに話しかける事で、あの日からこの王都がどんな状況であるのかを知る事ができる。
谷の入り口までやって来るが見張りの衛士に止められてしまう。
ここは強行突破とばかりに理力で彼らを眠らせてしまう。
現代のアドル達を導くためにそばにある水晶石前にヒモロギの苗木を植えていると、他の衛士たちが現れてしまった。
ここは一旦退くしかないと考えるダーナ。
そして意識は現代へと戻り、開けた道を使って王家の谷を目指す。
王家の谷へ到着。
だが、すでに陽が暮れ始めているので今日はここで休憩となる。
あらためてダーナの大胆な行動力に皆が驚かされた話になると、それは子供時代に原因があるのだとダーナが語り出す。
ダーナは子供の頃から予知の力が強かったために視たくない未来まで見えてしまったが、その力を抑えるために母親が指環の理法具を与えてくれたのだという。
ふさぎがちになっていたダーナはこの指環のおかげで、以降普通の子供と同じように暮らせるようになったのだが、
ある日、ダーナと父親が留守の間に納屋からあがった火の手によって母親を亡くしてしまう。
「もし自分が力を抑えていなければ」
そう後悔したダーナは、手の届く苦しみや悲しみは全て救おうと決意したのだと言う。
ダーナの過去にかける言葉も出ない一行。
彼女の時に大胆な行動にはそんな理由があったんだね。
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