誘われるように海賊船に乗り込んだアドル達。
その先で待つものとは?
船の甲板には海賊らしき衣装に身を包んだ白骨死体の数々。
ラクシャはこれまでこの島で見てきた同じ衣装の白骨も、もしかするとこの船の船員だったのかもと考える。
突然、船鐘が鳴り響くとタラップが上がって脱出不可能に。
白骨死体が続々と動き始め、船が静かに動き始めた。
ひたすら怯えるサハドだが、アドルはともかくそれ以外の面子も案外冷静。
ヒュンメル「現実離れしているというなら古代種も似たようなものだろう」
ダーナ「あはは、私の存在もそうかもね」
リコッタ「それにしても海賊の人たち、死んでるのに仕事熱心だな」
ヒュンメル「ああ、全くもって見事な働きぶり……見習いたいものだ」
ちびったのはサハドとラクシャだけらしい。
一体、何が起こっているのか?
船の中を調べに行く。
船の内部で「航海日誌2」を発見。
そこには多島海の集落を焼き打ちしたのはリードではなくグリーク海軍である事が記されていた。
リード含めてこのエレフセリア号の船員の大半は奴隷貿易の被害者であり、奴隷解放を掲げていた事を御上は良しとしなかったらしい。
リード達を「正義の海賊」と呼んで理解していた多島海の集落を焼き打ちする事で、ゲーテ海に潜伏していたリード達を炙り出す目的だったらしい。
これ以上、多島海の人間に迷惑をかけられないと考えた末、リードは自ら海軍本部に出頭したと記されている。
サハドの話ではエレフセリア号という名前はグリークでは「解放」を意味する言葉とのこと。
どうやらこの日誌に書かれている事も事実である可能性が高そうだ。
さらに先へ進むと「航海日誌3」を発見。
捕らわれの身となったリードの元に海軍大佐が取引を持ちかけてきた話が書かれている。
もし、セイレン島を調査して無事に帰還すれば捕まっているリードの部下を解放するという内容のようだ。
リードは日誌の中でこの大佐を「ブタ」と書き、約束を守るような相手ではない事も承知していたようだが、断れば即刻部下たちの首をはねると言われ、仕方なくこのセイレン島へやって来たようだ。
グリーク海軍はグリークの栄光と言われるほど伝統と秩序ある組織らしいが、その影にはこんな闇の部分もあったということか。
それを聞いたダーナがなんとも言えない表情をしたが、何か思うところがあるのだろうか?
先へ進んで「航海日誌4」を発見。
セイレン島調査のためにグリーク海軍がリードに同行させたのは囚人ばかり。
しかも中には全くのド素人まで混ざっている始末。
そんな連中ばかりだから反乱が絶えない上に島には異形の獣まで出る状態にリードがてこずっている様子が伺える。
さらにこの日誌を書いている時点でリード自身も体調を崩していたようだ。
甲板へと戻って来たアドル達。
そこへ一行の前に……、
彷徨える大海賊の魂・ピラティスアニマが出現!
手の鎌の部分を振り回しての攻撃が主体の雑魚。
弱い。
勝利すると「燃石」を入手。
ピラティスアニマを倒すと宝箱が出現し、中から「航海日誌5」を発見。
リードがこの島特有の熱病に侵された事や、彼の家族がゲーテ海の小さな島に身を寄せている事が書かれている。
まだ捕えられたままであろう部下たちを救うためになんとか島を脱出しようとした様子も書かれているが、日誌はここで終わっている。
だが、日誌に重なっていた紙片を発見。
それは「セイレン島周辺の海図」。
そこへ突然の声。
現れたのはキャプテン・リードの魂。
色々と未練を残して死んでしまったがために魂が自我を失ったまま現世を彷徨っていたが、先ほどアドル達にきつい灸を据えられて自分を取り戻せたという。
アドル達が手にした海図はリードが脱出の時のために作ったものらしく、そこにはあのオケアノスの回遊経路まで書かれている。
サハドの髪の色にリードが何か気付いた様子でクレテ島の人間かを尋ねる。
もしかして?
島に戻るとリードはみんなに礼を言って消え去った。
アドル達は早速この海図を持って漂流村へと戻る。
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・日記34(第五部:オケアノス戦~王都イベント)
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・日記37(第六部・絶海のラクリモサ:漂流村~テンペル参道)
・日記38(第六部:エタニア時代)
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