第7話「土曜日と日曜日の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!


日曜日の午前中。
サッカー部員が練習に出て来る頃、野球部はすでに練習試合の2試合目。
今東との試合を7対4で制する。
第1試合の築地第一とのスコアは6対3でこちらも勝利。
今東との試合を松川が、築地第一との試合を谷口が投げたが、スコアを聞いたサッカー部員は相手を考えたらもっと圧勝できなかったのかと漏らす。

そして昼食をはさんで午後2時からの東雲高戦では1年生のイガラシが先発。
高校初先発とあって若干緊張気味のイガラシにみんなが声をかける。
東雲の選手達は3球見ただけのイガラシの速球に、
「ウチなんかじゃ太刀打ちできないんじゃ……?」
と早くも弱気。
上手く力を入れたり抜いたりのピッチングで、わずか7球で東雲の攻撃を終わらせたイガラシに倉橋も、
「さすが軟式日本一」
との評価を与える。
谷口は毎日ブルペンで200球投げているから、試合では1球でも少なくまとめたいのだろうと分析。
最終的にどれくらいの珠数でまとめるかだという。

前半こそ順調そうに見えたイガラシだったが、後半に入ってポロポロと点を取られ始め、9回表の時点でスコアは5対4と東雲に1点差まで詰め寄られて、なおも1アウトでランナー1塁。
東雲に4点も取られた事に不満げなイガラシ。
この状況で谷口は井口をマウンドへ上げるのかと考える倉橋だったが、逆に谷口はイガラシに完投してもらうぞと託す。
イガラシも当然そのつもりだった。

試合の様子を見ていたサッカー部員は、この試合でも接戦になっている事に
「情けない」
との声を漏らすが、別のサッカー部員の話で、東雲が金属バット使用なのに対して墨高は木製バット使用だと知る。
下町の金の無い効率野球部にも金属バット導入の波が押し寄せてきてると話す前述のサッカー部員。
なぜ墨高は金属を導入しないのかまではわからないそうだが、木製バットを使ってるにしても点を取り切れていない理由は、昨日(土曜)から合わせるとこの東雲戦は都合5試合目だから疲れているのではとのこと。

ここで第7話が終了となります。

感想

ついに始まった過酷なスケジュールの練習試合。
この日の相手はサッカー部員曰く「弱いとこばかり」だそうで、見物側としては圧勝を期待できる相手のようですがスコアだけ見ればどれも微妙。
その理由については最後で明かされたとおり。

試合風景は
「金属バットがナンダ……」
と持ち前の負けん気で東雲打者に対峙するイガラシの姿が最後のコマですが、次回タイトルは『金属バットの脅威』。

簡単には終わらなさそうです。

関連リンク

・第3話「丸井対井口の巻」
・第4話「ピッチャー、クビの巻」
・第5話「手の巻」
・第6話「バッティングピッチャーの巻」
・第7話「土曜日と日曜日の巻」
「プレイボール2」「キャプテン2」感想ページ

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