ベラートなる人物の陰謀を阻止すべく、ホルクから親書を持って北フュエンテのハイゼンへと向かいます。
フィリーが知っているケモノ道を通り、リズの家を経由してハイゼンへと向かいます。
ハイゼンに到着し親書を見せるとエネトン王は全ての事情を把握。
だが、カーリー王妃救出に兵を動かすとそれこそ戦争になりかねない。
そこでクリスは
「自分とジュリオがなんとかして砦に侵入」
「なんとかしてカーリー王妃を救出」
「その間にフィリーにはキャラック王の元へ走ってもらう」
「砦の南側でキャラック王、北川でエネトン王が待機」
「王妃救出の合図と共に両国王に突入してもらい兵士達の前で握手してもらう」
という作戦を考える。
肝心な部分が作戦になっていないものの、それしか手がない状況だと言うクリスとフィリー。
悩むエネトン王だったが、
そこへ現れたピリア王妃に優柔不断さを咎められてついに決断。
ジュリオ達に全てを託します。
リズの家でフィリーとは一旦お別れして、キャラック王の元へと走ってもらう。
ジュリオ達はそのまま砦へ。
南北街道とホルクの砦にいる見張りの兵士を
「盗賊が出たー!!」
と注意を引き付ける事でやり過ごして砦の中へ侵入。
砦に入ったら、まずは危険な武器庫へと侵入し、クリスの魔法で燃やしてしまいます。
本来ならチャッペル魔法の使い手であるクリスは火の魔法は使えないはずなんだけど、
「才能がある」
から使えたみたい。
火事の騒ぎに乗じてカーリー王妃が捕らわれている部屋へと入り救出を試みるも、ベラートが現れてみんな仲良く閉じ込められてしまう。
その頃、砦の外にはあの山賊たちを仲間にしたシャーラとグースの姿。
グースにしては珍しく下調べをきちんとしたとかで、仮にお宝がなくても武器を盗んで売ってしまえばいいと上機嫌。
ところがその武器は燃やされたあとw
今度は山賊騒ぎの間に見張りの兵士が落としていった鍵で部屋を抜けだすと、すぐにベラートによってカーリー王妃がさらわれてしまう。
砦の屋上で王妃を人質にし、周囲を取り囲む王や兵に引くよう指示を出せと脅すベラート。
そこへシャーラ達が登場。
武器庫を燃やす計画性から兵士達を縛り上げる手際の良さまで、全てシャーラ達盗賊がやったものだと勘違いしたベラートは、さぞ名のある盗賊団なのだろうとその名を尋ねる。
まだ名前なんて考えていなかったシャーラとグースは、
「山賊ブラザーズ」(グース)
「怪傑ワイルドキャット団」(シャーラ)
と、どちらもいまいちなネーミングセンスを披露してジュリクリに笑われる始末。
ところがベラートだけはワイルドキャット団と聞いて
「いい名だ」
と評価。
そういえばちょっと間の抜けたとこなんて、シャーラ達とベラートで案外お似合いなのかも。
武器を燃やしたのがジュリオ達の仕業だと知ったグースとシャーラは、ベラートの事などお構いなしにジュリオ達と言い合いを始める。
「そこからだったら石を投げるくらいしかできないだろー」
とジュリオに煽られてブチギレ寸前のグースだが、その意図に気付いたシャーラがグースに合図を送る。
そして、
ジュリオに投げるフリしてベラートめがけて投げられたバンバンが見事命中。
一度は気を失って捕らえたベラートだったが、みんなの隙をついて逃走。
クリスの合図と共に王たちが突入してくるとわかったシャーラ達は、カーリー王妃からお礼にネックレスをもらって退散。
こうしてエネトン王とキャラック王の誤解は解け、お互いに握手する事でその絆が強固なものであるとみんなに示したのでした。
ホルクを出てケモノ道の前でフィリーやバンバンともお別れ。
フィリーはジュリオと一緒に旅ができるクリスが羨ましいと語り、2人きりの旅なんだからケンカしないようにと忠告する。
フィリーが去った後を呆然と見つめるジュリオ。
クリス「フィリーっていい娘だったわね」
ジュリオ「うん……」
クリス「フィリーってジュリオのこと好きだったんじゃないかしら」
ジュリオ「うん……」
何を言っても気のない返事のジュリオにクリスの怒り爆発。
2人はフォルティアを目指します。
しばらく進むとオルドスの門番をしていたリュネルが駆けて来る。
大神官の言葉を伝えるために、オルドスの僧兵を総動員してジュリオ達を探していたらしい。
大神官の伝言は以下のとおり。
フォルティア国を取り巻く暗雲の元凶はルード城の中。
城の中は何者かの手によって結界が張られており、オルドス国の力をもってしてもうかがい知る事は困難。
かつてルード城の宮廷剣士だったデュルゼルがドルフェスに幽閉されている。
ルード城に向かう前にデュルゼルに会って城の内部の様子を探る事がよいであろう。
ジュリオは以前ローディが師匠と呼べる人物としてデュルゼルの名を口にしていた事を思い出す。
なんでもこのデュルゼルは白き魔女ゲルドとも交流があったらしく、白き魔女についてもっとも詳しい人物とされているらしい。
なぜ幽閉されたのかはわからないそうだが、まずはドルフェスを目指すことに。
望砂の関所で、フォルティア国のルドルフ王が武力でティラスイール全土の統一を図ろうとしているという噂を耳にする。
2人の不安は強まるばかり。
こうして第5章は終了となります。
・日記20以前
・日記21>(オルドス)
・日記22>(トリフの関所~ホルク)
・日記23(ハイゼン~ホルクの砦)
・日記24(バラカ)
・日記25(ギドナの遺跡~ギドネル)
・日記26(ディルトの関所)
・日記27(魔女の海岸線~ドルフェスの塔)
・日記28(ドルフェス~ゲルドの丘)
・日記29(ルード~地下迷宮)
・日記30(イザベルの塔)
・日記31(エンディング)
・ゲーム日記ページ