レベルファイブがニンテンドー3DSで発売した「ガールズRPG シンデレライフ」の紹介。
実際にプレイしたユーザーさんの評価が高い本作。
どのような内容なのかをざっと紹介させていただきます。


ネオ銀座でネオジェンヌとして働く日々を描いたゲーム。
こう書くとピンとこないが、早い話がキャバクラ嬢となって暮らすゲームです。
ゲームとしては接客部分での会話&選択肢と、主人公のカスタマイズに力が入れられている。

●分身となる主人公キャラの作成
主人公は田舎からネオ銀座へと出て来た女の子。
叔母で花屋を営む「みかこ」の家で手伝いをしながら仕事を探そうとするが、あるきっかけで「ネオジェンヌ」として働いていく事となる。

ゲーム開始時の主人公キャラ作成
キャラクター作成で選択できる項目は下記の7項目。
 ・名前(漢字変換可能)
 ・誕生日
 ・血液型
 ・フェイス(12種類。ただし目のみ)
 ・身長(3種類)
 ・体型(4種類)
 ・ボイス(4種類)

ステータス画面
主人公のステータス項目は最初にクリエイトした項目の他に、
 ・称号(最初は「ふつうの女の子」)
 ・レベル
 ・魅力
 ・評判
 ・しあわせオーラ
 ・シンプル
 ・ゴージャス
 ・キュート
 ・セクシー
と並んでいる。
「レベル」でわかるが、タイトルにもある通り本作はRPGである。
接客をこなす事で経験値を獲得しレベルアップするという要素がある。

主人公を着飾らせる
接客と並んでこちらも「ネオジェンヌ」の立派な仕事の一つ。
 ・ヘアー(最初は「三つ編みツイン」)
 ・シャドウ(最初は「ナチュラルシャドウ」)
 ・アイメイク(最初は「ナチュラルアイメイク」)
 ・コンタクト(最初は「ナチュラルアイ」)
 ・リップ(最初は「ナチュラルリップ」)
 ・ドレス(最初は「わたしの服」)
 ・ヘアアクセ
 ・イヤリング
 ・ネックレス
 ・ブレスレット
 ・リング
 ・メガネ
 ・香水
 ・ポーチ
の、なんと12にものぼる項目から主人公をドレスアップさせることが可能となっている。

メニュー画面
メニュー画面では初期状態で、
 ・あそびかた
 ・もちもの
 ・セーブ
 ・ケータイ(主人公ステータス、あらすじ、登場キャラクターのプロフィール)
が確認可能。

●基本情報
グラフィック
グラフィックに関しては3DSソフトという点では特筆すべき点はない。
キャラクターグラフィックは可愛らしく描かれているが動きは平均。
背景グラフィックに関しては凝ったグラフィックのゲームと比べると平均点より若干下回るくらいに見えるかも。
もちろん3Dボリュームを上げれば立体的な映像となり、それだけでも違った印象を受ける。

ストーリー
主人公は田舎からネオ銀座に出てきたばかり。
「幸せの蝶」がいると言われているこの街で、主人公は光る蝶が自分の頭に止まるのを目撃。
迎えに来た世良くんにそれを訴えかけていると、「キャッスル」でネオジェンヌとして働く紫音から、本物の蝶を見せてやると「キャッスル」への招待状を手渡される。
この段階ではまだ主人公自身にネオジェンヌとなる意志はなく、このネオ銀座で花屋を営む叔母のみかこの家に居候しながら仕事を探すつもりでいる。
そして、みかこの店の手伝いで「キャッスル」に花を届けに行くと、高校時代に同級生でネオジェンヌとして働くいちかと再会。
なりゆきで忙しい店内を手伝うこととなる。

画面と操作操作
基本は上画面メインで、下画面はエリアマップや各種メニュー項目の表示に使われる。
また、エリアマップ画面では下画面をタッチペン操作する事でキャラクターの移動も可能。
選択肢においてもタッチペン操作対応となっている。
操作はスライドパッド&ボタンとタッチペンどちらにも対応しているので、自分に合った方で操作すると良い。

●ゲーム内容
「ネオジェンヌ」としての客商売をテーマとしている事から、身だしなみや会話が重要となる本作。
一連の流れはその都度自然にチュートリアルが挿入されるため非常に覚えやすく作られている。

ネオジェンヌの仕事
ネオジェンヌの仕事は主に接客で、一晩で接客できる人数は三人までと決まっている。
仕事開始二日目以降は三人までなら好きな人数を接客した時点で仕事を終了する事もできるので、このあたりはステータスと相談しながら自由に遊んでみるといいだろう。
5段階の「トーク」で構成されており、その中で客に合った選択肢を選んでいくことでポイントが上昇。
ポイントが一定値に達するとドリンクやフードを注文してくれる。
そして、接客終了時の売り上げや獲得経験値によってレベルが上昇する。
レベルが上昇すれば最大魅力値も上昇し、称号が変化する事もある。

衣装や化粧品
毎日仕事を終えた際に貰える給料の中から、仕事が始まる夜までに様々な衣装や化粧品の購入、そして仕事で減った「魅力」を回復させるためのエステ通いをこなさなければならない。
「ネオジェンヌ」としての仕事は、すでにこの段階から始まっているといっていいだろう。
種類や数が膨大に用意されているので、それぞれに馴染みのない男性ユーザーはそれらの基本をまずはおさえておこう。

すれちがい通信に対応
あらかじめ作成した名刺交換が行える。
名刺には、
 ・台紙デザインの変更(12種類×3種類=36種類)
 ・文字の色の変更(10種類)
 ・ひと言コメントの記入
が可能となっている。

●女性のみならず男性ユーザーも楽しめる
ガールズRPGと銘打っているだけあって「少女マンガ」的な世界と展開。
キャラクターだけではなく、ちょっとした演出にもそれは表現されている。
男性ユーザーだと若干むずがゆくなるような演出や展開にも感じるかもしれないが、裏を返せば女の子向けらしさが強調されたゲームでもある。
また、最初は覚えなければいけない事も多いが、それらはストーリー展開と共にきっちりチュートリアルも入るので、自然と覚えていけるような配慮もなされている。

ただ、ネオ銀座の町がかなり細かくエリアで分かれているのも修正してもらいたかった部分。
下画面のエリアマップで見ると一画面に収まる程度の広さでも、複数回の画面切り替えを要する。
エリアマップのおかげで迷うという事はないものの、単純に頻繁な画面切り替えは見栄えが悪く見えた。

それでも序盤をプレイしただけではあるが、とても丁寧に作られている事が伺えた。
主人公の着せ替え部分に魅かれたユーザーなら、男女問わず楽しめる内容ではないかと思います。

最後に。
ネットの一部で言われているように本作は呼び方こそ違えど、キャバクラ嬢を主人公としたゲームである点から、小さな子供手に取って遊ぶには不適切なソフトだといういう意見。
確かにパッケージデザインや画面写真から感じられる子供向けのような可愛らしさとは違い、中身は接客業で男性をもてなすという仕事がメインのため、小さい子供にはちょっと……と思える部分もあるものの、そういった意味も含めてのCERO:C(15才以上対象)だという事で納得するしかないかも?
この議論に関しては本作に限らずその他の数多くあるソフトどころか、それこそ今の時代であればネットなどでもっと過激な表現を簡単に見る事ができてしまう世の中なので……。

<「ガールズRPG シンデレライフ」公式サイト>
http://www.cinderelife.jp/

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