「妖怪ウォッチ2 元祖」をクリアしたので感想を紹介。
クリア時間は約14時間。
町のいたる場所にいる妖怪を見つけて仲間にし、ストーリーを進めて行くRPG。
基本的に前作から大きな変更はなく、新しい遊び要素を追加。
また、現在と過去を行き来しながらの冒険となり、よりスケールアップしている。
主人公選択
前作同様に男の子の天野ケータか女の子の木霊フミカから選択可能。
もちろん名前変更もできる。
妖怪選択
序盤、ジバニャンとかたづ家来はストーリー上強制でともだちになるが、3人目の妖怪はウィスパーがくれる「エラベールコイン」を使って妖怪ガシャを引くことで、3人の中から誰か1人を選択可能。
誰を選ぶかはプレイヤー次第。
仲間にできる妖怪はストーリー上で強制的にともだちになる者と、バトルに勝つとたまにともだちになる者、妖怪ガシャで出てくる者の3種類いる。
一度に連れて歩ける妖怪は6人まで。
種族
妖怪にはそれぞれ種族があり、サークル上で隣同士に配置すると特殊効果を発揮する。
古典妖怪
本作から「古典妖怪」と呼ばれる新たな妖怪達も登場。
河童やから傘おばけなど超有名な妖怪たちがこれに含まれる。
種類は少ない。
進化
妖怪たちはそれぞれ条件を満たすことでさらに上のランクの妖怪に進化する。
戦闘終了時に進化させるかやめさせるかを選択可能。
私は問答無用で進化させていたけどどっちがいいんだろね。
合成
妖怪同士か妖怪と合成アイテムで合成させて、さらに強い妖怪を生み出す。
前作同様に、本作でも町のあらゆる場所にクエストが用意されている。
どれもクリアすることで、経験値とアイテムが入手可能。
また、毎回ボーナスチャレンジが発生し、当たりか大当たりでさらに追加報酬を受け取れる。
キークエスト
ストーリーを進める上でクリアが必要なクエストをキークエストと呼ぶ。
たのみごと
青い旗で表示。
ストーリーに直接関係のないクエストを受けられる。
おてつだい
オレンジの旗で表示。
クリア後もしばらくすると、また違った内容で復活している。
前作ではさくらニュータウンだけだった舞台が本作ではさらに広大になった。
移動は電車を利用。
ちゃんと目的地行きの電車に乗らないと全然違う場所に行くので注意。
電車の中では妖怪が襲って来たり、友達と出会ったり、知らない乗客からアイテムがもらえたりする。
なお、電車移動シーンをスキップすることはできない。
もっともうんがい鏡さえ起こしていれば、次回以降はワープが使えるのであまり問題はない。
「きまぐれゲート」「指名手配妖怪」「赤い箱」「くじびき」など、ストーリークリアとは直接関係のないお遊び要素も多数用意されている。
今回はストーリークリア優先でのプレイだったので、まだまだ確認できていない要素もありそう。
「赤い箱」や「くじびき」などは実際に遊んだ(赤い箱は強制か)が、どんな感じかは実際にプレイして体験してもらった方が面白い(主に赤い箱)。
くじびき
駄菓子屋でくじびきが引ける。
赤い箱
移動中、突然謎の男から「取りに来るまで絶対に開けないように」と渡される。
開けるとどうなるのかはすでにネットで情報が出回っているとおり。
開けないままでいると男が取りに来た時に報酬をもらえる。
いつ取りに来るかは不明。
きまぐれゲート
街のどこかに隠されている扉をくぐると、それぞれにお題が表示される。
そのお題をクリアすると報酬ゲット。
自転車レース
決められたコースをお馴染みの友達らと自転車でレースする。
コース上で住人や妖怪たちの妨害があるが、まぁ最初の方は普通に勝てる。
みんな弱い。
トロフィー
いわゆる実績。
「バトル100回」など、さだめられた条件を達成することで獲得していく。
獲得したトロフィーはメニューの「トロフィー」からいつでも確認可能。
妖怪を発見するか、シンボルと接触することでバトル開始。
何も指示しなければオートで通常攻撃を繰り返す。
雑魚は見ているだけ(つまり通常攻撃のみ)でも倒せるが、ボス戦はある程度指示を出していかないと苦戦する。
もう少し雑魚相手にも苦労するくらいのバランスで良かったかも。
・基本コマンド
「わざ」「ねらう」「おはらい」「アイテム」の4種類。
「わざ」は妖怪固有の必殺技を発動。
「ねらう」は、どの相手を攻撃するか、または相手のどの部位を攻撃するかなどに使用。さらに今回からその妖怪の好物がわかるようにもなったのはありがたい。
「おはらい」は、とりつかれた妖怪をおはらいする際に使う。
「アイテム」は、そのままアイテム使用時に選択。
・サークル
サークル上に六ヶ所、妖怪を配置し、場に3人ずつ出して戦う。
サークルはタッチペン操作やLRボタンで回転でき、場に出す妖怪を変更できる(一部コマンド操作中は不可)。
・様々なタッチ操作
必殺技発動時、呪い解除時などに画面下の指示に従ったタッチ操作を行わなければならない。
前作からあった「なぞれ」「連打しろ」などは本作でもあり、さらに新しく「斬れ」や「あわせろ」も加わった。
・倍速
バトル中、Xボタンを押すことで早送りすることが可能。
もう一度Xボタンを押すことで解除できる。
これが便利。
前作でもあった突如突入する鬼時間。
鬼から逃げて出口まで無事に辿り着かなければならない。
前作では箱が置いてあり、めずらしいアイテムが入手できたが、本作では鬼玉が配置されている。
これらを拾って出口へ行くと「鬼パワー」がチャージされ、鬼ガシャをまわすことが可能。
たぶん鬼パワーが高いほどレアアイテムが出るのではないだろうか。
前作ではすぐに出口が表示されていたが、今回は一定時間経過してからじゃないと出口が現れない。
そのため前作と比べて難易度が上がった。
個人的にはべつに鬼時間なんていらないから、さっさと抜け出したいのに。
本作では通信機能を使った様々な遊びが用意されている。
だが、今回私はまだこれらの要素については試していないので、あくまで各要素の説明のみを記しておく。
対戦
本作ではインターネットを介しての対戦が可能。
対戦アプリを起動するといつでも行うことができ、
・ちかくの人と対戦
・フレンドと対戦
・ランダム対戦
の3種類から選択できる。
ランダム対戦では勝ち点によって称号をもらうことができる。
さらに、元祖軍と本家軍に分かれて、全員が1週間に稼いだ勝ち点の合計を競う要素もある。
自分が所属する軍が勝てばすばらしい参加賞をもらうことができるらしい。
でもこれって、人気の本家軍が圧倒的有利に思えるんだが。
妖怪ウォッチバスターズ
1人~4人でチームを作って遊べるモード。
メダル交換
こちらもアプリを使って他人と妖怪メダルの交換が可能。
テンポが悪くなった
その理由としては、まずストーリーを進める上でほぼ毎回いくつかのキークエストをこなす必要がある点。
そして、その中には「~~という妖怪を連れてこよう」というクエストも含まれている点。
これらおつかい要素が前作よりも強くなってしまっており、そのせいでストーリーのテンポが悪くなっている。
転倒
前作では記憶にないが、今作では走っている最中にキャラが転倒することがある。
道が舗装されていないことを再現しているのか知らんが、田舎や過去になるとそりゃまぁよく転ぶ。
最初こそ「転んでやがるw」って笑って見ていたが、頻発するとさすがにうざい。
処理落ち
バトル中、たまに処理落ちする場面があった。
主にボス戦でなのだが、わざを使う際に「なぞれ」が出ると処理落ちでミスする場面も。
前作からの正統進化という印象。
オープニングアニメーションや歌もだが、ゲーム中の演出関係も前作よりも強化されている。
ただ、上でも書いたようにゲームテンポという部分では前作よりも悪くなった。
そのかわりバトル中の早送りができるようにはなっているのだが、ストーリーテンポももう少し気持ちよく進行させてほしいところ。
前作を遊んだ人はもちろん、話題だからちょっと触ってみようかなと考えている人にもオススメの一本。
子供向けなんて言う人もいるが、大人もどこか懐かしさを感じる世界観や遊びにハマれると思う。
ちょうど我々世代が楽しませてもらったアニメを一本観終えたような気分に浸れる。
ただ、2本買わないと行けないダンジョンとかはやめてくれ。
あと限定妖怪とかさ。
「DQM」でもそうだったけど、やり込もうとするとそういう要素って本当萎えるんだわ。