小学三年生の三学期。親に言われた通りの成績を残した私はある決断を迫られていた。
ファミコン&ディスクシステムを買ってもらうか。それとも親戚からMSX1とソフト多数をもらうか。
私は迷う事なくMSX1を選んだ。
それは親戚の家に遊びに行くたびに遊ばせてもらった名作の数々を自宅で遊びたかったからだ。
当然MSX1に不満なんてなかったし、ファミコンが欲しいと思う事もそれほどなかった。
ところがそんな私に死ぬほどファミコンを欲しくさせたのが「スーパーマリオブラザーズ」である。
大魔王クッパにさらわれたキノコ王国のピーチ姫を救うため、マリオ(ルイージ)を操作して8つのワールド各4ステージの合計32ステージを攻略するアクションゲーム。
基本操作は移動(+しゃがむ)とジャンプ。
敵は一部を除いてジャンプで踏みつけると倒す事ができるほか、ファイヤーマリオ状態ならファイヤーボールで倒す事もできる。
ステージは
・地上面
・地底面
・水中面
・お城
と、見た目の変化に富んでいます。
また、それぞれのステージにある土管に入ったり、ブロックからボーナスステージへと行けたりと、隠し要素を発見する楽しみも。
各ワールドのステージ4ラストで待ち受けるクッパ。
ただし、最終8ワールド以外のクッパは全て偽物で、ファイヤーボールで倒すとその正体が見られるという凝った演出も。
FC初期のゲームなのでルールやシステムは単純明快。
だけど、今遊んでも楽しめるというのが今作の完成度の高さを示している気がします。
まだまだゲームを多く知らなかった当時は、マリオが歩かせると見える景色が次々に変化していくだけでも楽しめました。
もちろんそこには思い出補正も強くかかっているので、今の若い世代の方々が遊んで楽しめるのかと言われるとわかりませんけどね。
現在の『Newスーパーマリオブラザーズ』シリーズに続く、横スクロールタイプのマリオの良さってわかりやすさだと思います。
3Dマリオは色々できるんだけど、2Dマリオは単純明快でゴールを目指せばクリアですから。
仕事や日常に疲れきっていても
「ちょっと遊んでみるか」
とさせてくれるのは娯楽としては大きな魅力なのではないでしょうか。
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