発売から1年以上経過しましたが、Nintendo Switchソフト「スーパーマリオオデッセイ」の感想です。
マリオシリーズ最新作となるSwitch用3Dアクションゲーム。
今作では「キャッピー」という帽子の姿をした相棒を投げて色々な物に乗り移るキャプチャーという能力を駆使し、各国に散らばっているパワームーンを集め、クッパにさらわれたピーチ姫を救出に向かう。
なお、今作では残機制ではなく、ミスしてもコインが減ってやり直しというルールに変更されている。
特定の敵や物に乗り移り、その能力を使えるようになるキャプチャー。
これによって普通だと行けないような場所への移動や、動かせない物を動かしたり、時には敵をキャプチャーしてその能力を使えるようにもなる。
ゲームを進める上で非常に重要となる今作の目玉がこのキャプチャーってわけですね。
FC世代には懐かしいこんな仕掛けも！
でも、これは発売前に情報見せない方が良かったんじゃないかなぁって思いました。
実際にプレイしてこの場面に遭遇した方が盛り上がっただろうにと。
オデッセイ号
クッパを追いかけるためにマリオとキャッピーが滝の国で手に入れる飛行船。
動かすためのエネルギーが必要であり、そのエネルギーとしてパワームーンを各国で集めていく事となります。
一定数のパワームーンを集めたら、オデッセイ号に乗って次の国へ……といった流れを繰り返す。
もちろん一度訪れた国へ戻ることも可能。
土産物収集
各国のショップで購入した土産物は、オデッセイ号の中に飾られていく。
私はそこまでやり込んでいないのでまだまだ揃っていないが、好きな人は豪華な内部になっているんだろうなぁ。
パンフレット
各国のマップはパンフレット型となっており、それぞれの名所や特徴なども詳しく紹介。
まさに旅行気分を演出してくれます。
パワームーンや施設の場所などマップとしての機能も充実しているが、なんと言ってもフラッグの場所へワープできるのが便利。
着せ替え
各国のショップでは着せ替え用の衣装を購入できる。
ゲームを進めたり、パワームーンの累計で扱う衣装も増えていく。
購入には通常コインやその国でしか使えないローカルコインが必要。
衣装コンプを目指すのも楽しみの1つ。
スナップショット
方向ボタン下を入力すると、その状態で画面が制止して好きな角度や効果をつけたスナップショットの撮影ができる。
発売直後は多くの人がツイッターに投稿しているのを見かけたけど、さすがに最近は見なくなったかな。
私はそもそもこの手のセンスが絶望的にないのでほとんど活用しませんでした。
バルーンファイト
オンラインに接続して遊ぶ要素で、
・他プレイヤーが隠したバルーンを発見
・自分が隠したバルーンがどれだけ発見されないか
によってコインがもらえるというもの。
パワームーンの配置
「意地悪すぎる」とかではなく、なんというか無造作にポンと置かれているようなパワームーンが結構見られた。
これまでのマリオシリーズって、スター獲得にしてもやたらアクションを駆使したり頭を使ったりしなきゃいけない事が多かった印象だったのでちょっと拍子抜けしちゃいました。
キャッピーを使ったキャプチャーという新要素に、いつもの慣れ親しんだマリオのジャンプアクションなど安定した面白さは健在。
テーマである旅行気分も十分に出ていたと思います。
でも一方で、あっと驚くような何かがなかったかなという物足りなさもあるんですよね。
当たり前を見直した「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」と比べると安定しすぎているというか。
「マリオも当たり前を見直せ！」
とは思わないし、この安定感こそが子供から大人まで楽しめる「マリオ」の魅力だとも思います。
ただ、「ゼルダ」みたいな大きな変化を今作にも期待していた人は肩透かし食らうかもって感じです。
さて、少し話が逸れましたが、
3Dマリオ=難しい
という印象が強い人も多いと思いますが、今作は本編クリアだけなら簡単にクリアできるように作られており、次のマップへ進むために必要なパワームーン集めも優しい配置がされています。
また、残機制ではなく、ミスしてもコインを失うだけになったのも気持ちの問題ではあるけど気が楽かもしれませんね。
これまで3Dマリオを避けていた人にこそプレイしてもらいたいです。
「ちょっとの時間にスリープ状態から即起動してパワームーン探し」
実にSwitch向けのゲームに仕上がっているのではないでしょうか。
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