Nintendo Switch版「無双OROCHI3」の感想です。
有料サービス「Nintendo Switch Online」に未加入なのでオンライン要素は試していません。
「真・三国無双」と「戦国無双」の武将たちが一堂に会する「OROCHI」シリーズ最新作。
神ゼウスの陰謀と神器を巡り、またまた三国と戦国の英傑たちが力を合わせて立ち向かっていく。
だが、話は英傑たちと神々の戦いという単純な内容ではなくなってくる……という物語。
前作は追加要素などを加えて様々なハードでしつこいほどに発売されたが、純粋な前作である「2」からだとじつに約7年ぶりの最新作発売となる。
設定はさらに壮大になり、新要素も追加されはしたが、当然ながらやる事は基本的にいつもの「無双」。
各章各話ごとに区切られたステージを攻略していくという形になる。
そのあたりシリーズファンなら安心。
今作では全5章からなる本編ストーリー(全50話)とは別に、特定条件を満たす事で発生するサイドストーリーが存在(前作もあったっけ?)。
おそらくサイドストーリーはクリアせずとも本編クリア自体に影響はないと思うが、ここで仲間になる武将たちも存在するためクリアしておいた方が良さそう。
1度発生させれば消える事はないので、本編の合間などに進めるといいかと。
また、ストーリーに関しては新たな物語がDLCでも配信中。
有料なので興味ある人だけどうぞって感じ。
チーム編成からキャラの強化、装備変更や錬成など、いうなればゲームのメインメニュー画面。
ここで全ての準備などを行ってから各ステージへと出撃する。
前作では拠点内を自由に移動できたけど今作では選択肢から行動を選ぶだけ。
シンプルでいいんだけど味気ないと感じる人もいそう。
また、私の場合は【L】【R】と【ZL】【ZR】を押し間違えてしまうことが度々ありました。
慣れなんでしょうけどね。
キャラの強化
レベルアップによって入手したスキルポイントを使用し、各種スキルを習得していく形となっている。
拠点強化
貴石を使って拠点を強化する事で、メンバーたちに様々な恩恵が授かる。
武器錬成
武器のスロットに新たな能力を錬成したり、すでにある錬成を強化。
このあたりは前作でもあった要素だが、今作ではその方法が若干異なっている。
武者修行
待機中のキャラを3人1組で武者修行に行かせて経験値を稼がせるという要素。
どうせ遊ばせておくなら修行させとけって具合でしょうか。
馬鹿にできない成長してくれます。
友好度
友好度を上げると、
・合体神術を発動
・味方のピンチを救援する
など、様々な恩恵アリ。
チーム編成
操作する3人とは別に、4人のサポートを選択。
合計7人のチーム編成を行う事になるが、実際にゲーム中で切り替え操作可能なのは3人のみ。
神術
【R】とXYAボタンそれぞれとの同時押しで発動する「神器」の力による強力な攻撃。
難易度「やさしい」なら神術使っていれば武将相手でもかなりテンポ良く倒せて気持ちがいいです。
また、【L】【R】同時押しだとチーム7人で発動する合体神術が超強力なうえに派手で爽快です。
神格化
神の力を宿す事で見た目や攻撃が変化。
常人ではありえないパワーを手にする事ができる。
今作のメイン要素の1つ。
無双極意/覚醒
一定時間、攻撃力と防御力が爆発的に上昇し、一部キャラは神格化。
使用にはカオスオリジンという敵が落とす「神力の雫」を入手して覚醒ゲージを貯める必要がある。
非常に強力なんですが、私は何度も書くように難易度「やさしい」でプレイしていた事もあって、ほとんど使わず(というか存在忘れてました)に進めてしまいました。
難易度が上がるとこの「無双極意/覚醒」の使いどころなんかも重要になるんでしょうね。
コンボとスイッチコンボ
間断なく敵に攻撃を与え続ける事でコンボが発生。
300コンボ、1000コンボ以上で神術の威力が増大。
また、チャージ攻撃直後にキャラ切り替えするとスイッチコンボが発生する。
周囲に竜巻が発生してヒット数を稼げるそうだが、私はあまりそのあたりは意識せずにプレイしていました。
ステージ開始前の読み込みは長め
まぁこれは今作に限った事ではなく毎度の事だからファンなら何も感じないでしょうね。
私も慣れてはいるんですが、やはり長くは感じるので一応書いておきました。
編成画面の使いにくさ
前作のように勢力ごとに分けて欲しかったですね。
170名の顔グラフィックをずらりと並べられても、お目当ての武将を見つけにくいし見にくいです。
タゲが遠くの武将を指定する時がある
近くの武将をターゲティングしたいのに遠くの武将や拠点兵長をタゲる場面が何度か。
けっして回数は多くないのですが難易度次第ではあれが命取りにもなりかねないかなぁと。
一部演出のスキップができない
クリア時間などの影響も考慮してでしょうけど、ステージボス終了後の仲間同士の会話はスキップできてもいい気がします。
もうクリア確定してるのにだらだら喋るのを見ていなきゃいけないのはだるいです。
まだサイドストーリーをいくつか残したままですが、本編エンディングまでプレイした感想としては、神術や神格化などいくつかの新要素が追加されはしたけど「いつもの無双」って感じです。
総勢170名以上のプレイアブルキャラに、本編とサイドで用意された多くのストーリーと、ボリューム面での不満もナシ。
難易度を「やさしい」でプレイすれば、武器錬成が進むと爽快感がアップし、神術を使いながら進めて行くと文字通りの無双が楽しめました。
前作のような巨大な敵相手に弩砲で攻撃するというような特殊なシーンもなく、私としては面倒がなくて良かったと思っています。
他機種版はプレイしていないのでわかりませんが、Switch版でも十分に敵のワラワラ感はあるしなぎ倒す爽快感も健在です。
気になった点をいくつか挙げましたが、これまでの「無双」をやって来た人ならどれも問題ない範囲だと思います。
編成画面だけはもうちょっとキャラを探しやすくして欲しいかなという気がしますが……。
また、
「いつもの無双」
なので、好きなキャラの育成が終わった途端に飽きてしまうのも(個人的には)いつも通りって感じ。
当然ながら
「無双自体に飽きている人」
は、新要素はあれど無双に変わりはないので、やはりすぐ飽きるかもしれません。
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