2020年9月17日に配信された「PLAYSTATION 5 SHOWCASE」を見ての感想です。
日本時間で早朝5時からの配信となりましたが、私が視聴した際の視聴者数は日本語版で7万人以上と多かったです。
やはり約7年ぶりとなるPS次世代機の登場とあって注目度も高いですね。
発売日は2020年11月12日。
本体価格はそれぞれ税抜で
通常モデルが4万9980円
デジタルエディションが3万9980円
と、おそらく大方の予想よりも安い価格でした。
まぁ、これでもまだゲーム機としては高価な部類に入るので、最初のうちは購入する層は限られてくるのかなぁと思います。
それでは簡単ですが発表された内容について感想を書いていきたいと思います。
いきなり「ファイナルファンタジーXVI」（FF16）の発表からスタート。
以前の記事でも
「FFはこのままグラフィックを突き詰める方向に進むしかない」
と書いたので、PS5での「FF16」発表自体に驚きはないです。
キャラや世界観が最近の近未来や現代を交えたものから、中世ファンタジーモノに回帰した印象の「FF16」。
どことなく
「FF14に近い雰囲気」
だと感じた人も多いのではないでしょうか。
ゲームシステムなど詳細はわからないけど、よりアクション性が増したように思えるバトルシーンなど、思いっきり海外向けに舵を切ってきたなぁという感じがしました。
このあたりは国内ユーザーがどう感じるのか気になります。
「FF14」ユーザーは入りやすそうですが。
なお、「FF16」はPC版でも発売予定とのこと。
選択の幅が広がったのはありがたいです。
その後も
「スパイダーマン」
「ハリーポッター」
「バイオハザード8」
「デモンズソウル リメイク」
「フォートナイト」
など、有名タイトルが続々紹介。
このあたりはさすがPSブランドへの信頼力といったところでしょうか。
ただ、気になったのは新鮮味のなさですね。
新規IPでまだプレイしていないタイトルについてはわからないものの、名前だけを見ると有名シリーズが並んでいるという安心感がある反面、意外性に欠けている点が気になりました。
もちろんこれはこれで一定数の需要はあるわけなのでいいのですが、国内PS4市場の後半の失速を見ていると、それらだけではPS4以上のユーザー層獲得は難しいと思います。
まぁこのあたりは実際に本体とソフトが発売してからじゃないと判断はつきませんけどね。
価格については予想よりも安かったですが、ゲーム機として見た場合に通常モデルで税込だと約5万5000円。
ソフト1本購入すれば6万円オーバーと考えるとまだまだ高いです。
「性能を考えたら～」
「機能を考えたら～」
という理屈抜きで単純に高い。
でも、これ以上は下げられないだろうという価格にしてくれた点はゲーム好きとしては嬉しい限りですね。
最初は価格の高さから限定したユーザー相手の商売をして、コストダウンできるようになって以降の新型でそれ以外のユーザー層獲得を狙っていく感じでしょうか。
PS3のようにゆったりとした普及を目指すのかな。
直接的なライバルとなるマイクロソフトのXboxseriesXが日本円で税抜4万9980円と同額。
価格的に5万円以上を出してもいいゲーマー層という、限られたパイを奪い合う競争になりますが、日本ではPSブランドの方が圧倒的に強いだけに、ここまでの情報だけならPS5有利でしょう。
みんなが一番気にしていたであろう価格については噂されていたよりも安いけどまだまだ高い。
発売日についてはちゃんと年内（11月12日）に発売が決まってまずはひと安心といったところです。
一般層に売れる価格ではないので、発売直後はゆったりしたスタートになると思います。
コストダウンが図れるようになる新型でどれだけ価格が下げられるか。
また、ソフト面では有名シリーズよりもオリジナルタイトルの爆発に期待したいですね。
シリーズモノは安心感があるものの、さすがにPS2時代から続くものも多いのでマンネリ感が勝ってきた感じです。
今回の紹介映像でも最初の「FF16」でおっと思わされて以降は個人的にはテンションは右肩下がりでした。
まぁこのあたりは好みがあるのでしょうがないですが……。
いずれにしてもこの2点をクリアしないと日本国内でのPS4以上の普及は難しそう。
来週からのTGSでさらなる対応ソフトの発表に期待したいところです。
・「State of Play」(2020年8月7日配信）感想
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