2022年9月15日から値上げが発表されたプレイステーション5。
この値上げで国内PS5は終わったとも言われていますが……。

ソニーらしくない? 数字の印象

今回の値上げは通常モデル・デジタルエディションモデル共に5500円の値上げ。
これによって
通常モデルは60,478円(税込)
デジタルエディションは49,478円(税込)

となります。

大半の人が購入希望であろう通常モデルが6万円超えたってのは印象として大きいですよね。
これが59,980円ならまた印象違ったんじゃないですか。
というか、ソニーってこのあたりの数字の印象付けが上手かったはずなんですけどね。

国内PS5は終わるのか?

発売からもうすぐ2年が経つのにいまだ欲しくても手に入らない人がいる中での値上げ。
これによって
「国内PS5は終わった」
という意見もSNS中心に見られますが、5500円の値上げで終わるというなら今のPS5はすでに終わっています。

今でもPS5じゃないと駄目だという人は、
・PS4ソフトを持っているからPS5でも遊びたい
・PS5独占ソフトで遊びたいソフトがある

など、XboxやゲーミングPCじゃ駄目な理由があると思うんです。
こういう人は5500円値上げしようが買いますよ。
売っていればの話ですけど。

問題はそういう人がどれだけ残っているのかってことです。

理由があってPSへのこだわりを持っていても、手に入らない時間が長ければ長いほど関心は薄れていくし、所持している旧作よりもまだ遊べていない新作に目がいきます。
それらの新作がPS5じゃなくても遊べるとなれば
「別にPS5じゃなくてもいいか」
ってなりますよ。

実際にPS5で発売される多くのタイトルはPS4版も発売されていますし、XboxseriesX/Sにも発売されます。
PS4ソフトを所持している人は
「だったらPS4のままでいいや」
となるし、新作を遊びたい人は
「(ショップで手に入る)XboxseriesSでいいか」
ってなりますよ。

そんな人達が時間が経てば経つほど増えていくわけですから、国内PS5が終わる・トドメを刺す原因は値上げうんぬんではなく買えない状況を約2年も放置したことだと思いますね。

まとめ

今回は話題になっているPS5値上げについて書いてみました。
正直この先PS5が巻き返す未来ってのは見えませんが、1本のオリジナルソフトが大ヒットすれば逆転はないにしても風向きはまた変わるかもしれません。
そして今の時代は本当に面白いゲームは新規タイトルでも評価される時代だと思っています。
そんな独占タイトルを生むのが本来であればSIEの役目なんですけどね。
PSVR2よりもそっちに力入れて欲しい気はしますが、まぁしょうがないですかね。

なんというかソニーって客の心掴むの下手になりましたね。
最初に書いた数字の印象もそうだし、これだけPS5本体が手に入らないって不満が出ている中で、
「本体カバーのカラーバリエーション発売します」→いいから本体売れ
「デュアルセンスの新カラー発売します」→いいから本体売れ
「デュアルセンス・エッジ発売します」→いいから本体売れ
「PSVR2発売します」→先に本体売れ
「本体値上げします」

って、そりゃ反感買いますって。
コントじゃないんだから。

まぁ発売当時に慌てて買わなくても大丈夫なんて言ってた私が何を言っても説得力ないですけどね。

関連リンク

・PS5の予約受付分終了。発売日店頭販売もナシ。
・PS5予約は慌てず冷静に
・PS5は11月12日に発売! 価格は49980円(税抜)
・ソニーが日本市場を見捨てた? 変わりつつある日本ゲーム市場
・PS5の本体お披露目も価格発表はナシ

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