第10話「芯で捉えろ!の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!


1番丸井が手にしているバットを木製だと思い不思議がる浪国バッテリーと監督。
しかし丸井が手にしているのは木製ではなく竹製。
手が痺れないように浪国投手のスピードボールを芯で捉える事に専念した丸井のスイングは、見事芯に捉えて打ち返すが惜しくもファール。
そこで初めて浪国捕手が丸井が使っているバットが竹製だと気付く。
2球目を芯から外してしまった丸井は手を思いっきり痺れさせながらのピッチャーゴロで1アウト。

続く2番イガラシも竹製バットを持っていると知った浪国捕手は監督へ報告。
監督も気付いていたようでタイムを要求し、谷口にどうして竹バットを使っているのかを尋ねる。
本当の事を言いにくいのか、
「1本しかない金属バットを学校に置いてきた」
と苦しい言い訳をする谷口だが、浪国監督もそれでは納得しない。
だったら木製バットはないのかと尋ねる浪国監督に谷口は、
「それも学校に置いてきた」
とこれまた苦しい言い訳をするも、結局は
「スィートポットの狭い竹で芯に充てる練習をしようと思った」
と白状する。
それを聞いた浪国監督からはるばる大阪から腕試しに来たのに竹でやられては困ると怒られてしまい、ここで谷口は田所が言っていた
「コッチが竹でやったら相手に失礼」
という言葉を思い出す。

浪国監督から金属バットを貸すからそれでやって欲しいと言われるが、それでも竹でやらせて欲しいと引き下がらない谷口。
ついに浪国監督が観念し、自分達も竹バットでやるから貸してくれと要求。
浪国ナインを集めて事情を説明する。
わざわざ遠征までして本来なら東実と戦うはずだったのが、都立校のしかも竹バット相手という事に苛立ちを抑えきれない浪国監督は、投手に竹バットをヘシ折ってやれと指示。
竹バットさえ無くなれば金属でやるしかないだろうと考えた。

試合再開となり打席には2番イガラシ。
その小柄な体格を見た浪国投手の
(こんな奴に力あるんか?)
という疑問を吹き飛ばすかのように、イガラシの打球はレフトへと上がる。
アウトにはなったものの、そのスイングスピードに浪国投手は驚く。
ところが今の一打でイガラシの使った竹バットが早くも折れてしまった。
一方の浪国バッテリーは、バットが折れたのはスイングスピードがあったからで、しかもバットを折りながらレフトまで飛ばしたその力に少々戸惑い気味。

そして3番谷口はこれ以上竹バットを折られないように注意。
『バットのマークを必ず体の方に向ける』
これがズレていると折れる元らしい。
バットの真芯で捉えた打球はセンターを抜けそうになるも好守備に阻まれてスリーアウトチェンジ。
それを見ていた浪国監督は谷口の真意に気付く。
墨谷に力がないわけではないと知り、それについては安心しつつも、早く金属バットでの試合に切り替えたいという思いは変わらず。
谷口から借りた竹バット3本をなるべく早い段階で消滅さしたれとナインにあらためて指示を出した。

浪国の1番打者がバットのマークの位置を確かめつつ、一回裏浪国の攻撃開始。

ここで第10話が終了となります。

感想

いきなり浪国監督に竹バットを指摘されて、波乱を感じさせる幕開けとなった浪国との練習試合。
相手監督に金属バットでやれと突っ込まれても全く引かない谷口に、その頑固さはイヤというほど知っている墨谷ナインもちょっと飽きれ気味なのが面白いです。
今の一年生が入部した時のセリフじゃないけど、ほんと谷口って穏やかそうだけど自分の意志は絶対曲げないですねw

なんとしても竹バットで試合を続けたい墨谷と、そうさせないために竹バットを全部折ってしまいたい浪国。
一回の攻防から早くも目が離せません。

関連リンク

・第6話「バッティングピッチャーの巻」
・第7話「土曜日と日曜日の巻」
・第8話「スイートスポットの違いの巻」
・第9話「差し入れの巻」
・第10話「芯で捉えろ!の巻」
「プレイボール2」「キャプテン2」感想ページ

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2 Thoughts on “「プレイボール2」第10話感想

  1. Biromi on 2017年9月22日 at 8:28 AM said:

    はじめまして。プレイボール、キャプテン大ファンのbiromiといいます。
    アメリカに住んでいるので、雑誌が読めないものですから、このサイトで話を知ることができて、大変うれしいです。説明もわかりやすく、自分で読んでいるような気になります。楽しみに次の更新を待っています!!

    • はじめまして。
      コメントありがとうございますー!

      私もキャプテンとプレイボールが大好きで、今回の新作も楽しみにしていました。
      今後も紹介していきますのでよろしくお願いします!

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