ゲームボーイで発売された「カエルの為に鐘は鳴る」。
任天堂ゲームとしては珍しく金にモノ言わせる王子様を操り、一本道な展開を進めていく本作。
でも不思議な魅力がある1本。

ゲーム内容

ストーリー
主人公はサブレ王国の王子。
ライバルであるカスタート王国の王子リチャードと剣術の試合中、ミルフィーユ王国が魔王デラーリンに侵略され、ティラミス姫が捕えられた報を受ける。
二人は我先にと救出へ向かう事となる。

ゲーム内容
本作の特徴は主人公があるイベント後から、人間の姿だけではなくカエルやヘビに変身できるようになること。
カエルはジャンプ力が高く水中でも行動できる。
ヘビは狭い場所を通り抜ける事が可能だがジャンプ力は落ちる。
これらの姿を場面場面で上手く使いこなして先へ進めていく。
また、フィールドでは見下ろし型視点で必要な操作は主に移動のみだが、ダンジョン内では横からの視点へと変わり、ジャンプを駆使したアクション性の強いゲーム性へと変化するのも特徴の一つだろう。

戦闘はオート。先に相手のハートを全てなくした方が勝ちである。
主人公の能力値によって勝敗は決定付けられるので、勝てない敵にはその時点では何をどうやっても勝てない。
おとなしく戦闘から逃げてパワーアップアイテムを探そう。
言い換えれば「あれ? なんか戦闘厳しいぞ」と感じたのであれば、その近辺にパワーアップアイテムがあると簡単に推測もできる。

本作の主人公は「金にモノを言わせる」王子様。
序盤の金遣いの粗さというか金持ち根性は普通なら嫌味になるが、このちょっと抜けたバカ正直な王子様がすると不思議と憎めない。
リチャードもキザな王子様なんだけど嫌味がないんだよね。
ティラミス姫については……どうなんだろうか?

ギャグの多いほのぼの系ゲームながら熱い展開も待っており、不思議とこの世界観から抜け出せない魅力がある。
ゲームボーイソフトの中でも特にプレイしてもらいたいソフトだ。
ちなみにリチャードはゲームボーイ用ソフト「ゼルダの伝説 夢を見る島」にも登場している。

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