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一般層にも一気に「ドラクエ」の名を知らしめた本作。
いまだに本作をシリーズNo1に挙げるファンは多い。

ゲーム内容

●ストーリー
16歳の誕生日。
母親に起こされた勇者オルテガの子供である主人公は、王様に謁見して魔王バラモスを倒す冒険へ旅立つ。

●ゲーム内容
基本システムは前作と同じ。
敵を倒してキャラ強化しながら先へ進めて行く内容である。
なお、本作からバックアップカートリッジとなったので、前作にあったあの長い「ふっかつのじゅもん」をメモしなくても続きから遊べるようになった点は非常に大きい。
ただ、消えやすいのが難点であったが。

最大4人パーティ
本作では主人公を含めて最大4人までパーティを組める。
人数は3人でもいいし2人でもいい。
なんなら勇者1人で冒険することだってできる。
・ならびかえ
本作からはキャラクターのならびかえが可能となった。
前にいるほど戦闘で敵から攻撃を受けやすいので、体力の低いキャラを後ろに回し、防御力の高い戦士を前に回すなどPTに応じた並び替えが必要。
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・経験値はみんなで分け合う
敵を倒した際に得られる経験値は人数分に割り振られる。
例えば経験値1000の敵を倒した場合、勇者1人であればそのまま1000ポイント獲得。
2人PTの場合はそれぞれ500ずつといった感じにである。
1人で冒険して苦戦しながら高い経験値を獲得していくか、4人でラクではあるものの経験値を分け合うか。
このあたりも当然プレイヤーの自由。

ルイーダの酒場で仲間集め
本作ではルイーダの酒場で最大3人の仲間キャラを作成して、一緒に連れて歩ける。
FC版では名前と性別・職業の選択が可能。
  ・戦士
・武闘家
・魔法使い
・僧侶
・商人
・遊び人

の、6種類の職業から選択。
なお、賢者はこの時点では選択できない。
また、性別による能力差があるのかは不明。
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呪文が一気に増えた
シリーズを重ねるごとに増えていく呪文。
その数が一気に増加するのがこの3作目である。
全体回復呪文のベホマラーやベホマズン。
攻撃呪文ではメラ系、ヒャド系、ギガデイン。
補助呪文ではバイキルト、ピオリム、アストロンなど。
また、前作にあった呪文の下位呪文(イオ系、ザキ、ザオラルなど)や上位呪文(ベギラゴン、バギクロスなど)も登場するほか、スクルトやルカナン、マヌーサといった補助呪文の効果がより強くなったのも本作からである。

乗り物
本作では前作同様に海を移動するための船のほかに、空を移動できるラーミアが登場。
全ての地形を無視して移動でき、またラーミアじゃないと行けない場所も存在する。

●戦闘
戦闘はこれまでと同じコマンド選択式。
前列ほどダメージを受けやすく後列ほど受けにくくなっている。
また、本作では味方キャラも攻撃可能。
これはメダパニで混乱したり、ラリホーで眠ってしまったキャラを回復させるのに有効。
なお、戦闘終了時の経験値は人数分で分割される。
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●社会現象にまでなった衝撃
発売日には全国で行列ができ、中には学校を休んで買いに来る子供まで出る始末。
その様子が夕方のテレビニュースで報道されていたが、テレビゲームの発売がテレビのニュースで流れるというのは当時としては異常な出来事であった。
翌日以降、クラスではみんなが「どこまで進んだ?」「やまたのおろちはどうやって倒すの?」など、ドラクエ3の話題で持ちっきり。

前作「ドラクエ2」が口コミで広がっていき、本作「ドラクエ3」で爆発してその知名度を一気に知らしめた形となった。

感想

今なおシリーズでも高い評価を得ている本作。
主人公は固定ながら、仲間キャラの選択権がプレイヤーに委ねられていること。
序盤こそ一本道ながら、途中からは行動範囲が一気に広がること。
そして前作から大幅に増えたアイテムや呪文、新しい遊び「モンスター格闘場」など、RPGとして純粋な進化を遂げている。
それにプラスしてロトシリーズ完結編として、見事なまでに綺麗にまとめられたラストも含めての高評価なのだろう。
すべてのバランスがきれいにとれていた気がする。

前2作とは違って、たぶんゲームバランス的には今やっても普通に遊べるんだよ。
操作関連はさすがに厳しいけど。
興味あればこのファミコン版を遊んでみるのもいい。
今のオッサンらが当時熱狂して遊びまくったドラクエがそこにある。

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