アリスソフトよりPC98やWindowsで発売された「闘神都市2」のアレンジ版。
まさかそれが今の時代に3DSで遊べるとは思いもしなかったが……。
まだ少しだけどプレイしたので紹介。
●ストーリー
主人公シードは剣の道場の娘・葉月と幼馴染で互いに愛し合っている仲。
だが、剣の腕は大したことなく、兄弟子のビルナスにそのことを指摘される。
そして、ビルナスは世界最大の武術大会「闘神大会」で出場して優勝し、師範に道場の跡継ぎ、そして葉月の結婚相手として認めてもらうと宣言。
それを聞いたシードは自分も「闘神大会」に出場することを決意する。
↑左が3DS版の葉月で右がPC版
こうして並べると3DS版葉月の方が巨乳
闘神都市を舞台にしたRPG。
冒険の舞台はダンジョン内となり、ダンジョンで様々なイベントをこなしつつ主人公を成長させて、闘神大会トーナメントを勝ち上がっていくことが最初の目的となる。
基本ルールはとてもシンプルなRPG。
敵との戦闘で経験値とお金を取得してシードを強化していく。
(ガールズギフト)
女の子キャラの想いが「ギフト」という形でシードの能力となる。
ギフト獲得の際にはちょっとエロいCGも見れる。
オリジナルのエロシーンに代わる要素か。
3DSなんだからこれで我慢しとけって感じか?
(ダンジョン)
ダンジョン内はクォータービューで描写されており視点変更は不可。
マップはオリジナルと比べてどうだったかちょっと思い出せない。
なお、ダンジョンからは特別な状況を除いて、序盤で入手する「帰り木」を使うことで一瞬で闘神都市へ戻れる。
この「帰り木」は何度使ってもなくならないアイテムとなった(PC版では消費アイテム)。
また、闘神都市に戻った時点で主人公のHPとSPも全回復するのも便利になった点。
(セーブ)
データセーブは基本は宿屋でしかできないが、ダンジョン内でもセーブポイントであれば可能。
セーブポイントはHPとSPも全回復する。
●バトル
ランダムエンカウントのコマンド選択バトル。
バトルは主人公と敵のタイマン勝負。
全ての行動にはAPと呼ばれるポイントを消費する。
例えばAP2ある場合、消費1の通常攻撃は2回攻撃ができるということになる。
(女の子モンスター)
闘神都市といえば女の子モンスター。
PC版では捕えた際にエッチなCGが表示されたが本作ではそれはナシ。
また、本作では「女の子モンスターをカードに封じる」形となっており、
カード化してカードスキルとして使用できるらしい。
●音楽
闘神都市と言えば音楽も良い曲が揃っていたが、本作ではオリジナルの曲をアレンジして使用しているようだ。
アレンジがいいか悪いかはまぁ……曲にもよるってのが個人的な感想。
PC版経験者ならまずは懐かしいという気持ちの方が勝る。
●かゆいところに手の届かない不便さ
まだ序盤なのでわからないものの、いくつか感じた不便な点を紹介。
まずはタウンマップで行き先を選択。
す十字キー操作だとカーソルの上下移動ができず、左右で下段まで移動させなければならない。
タッチペンで操作すれば一発ではあるんだが、キー対応ならそのあたりもきっちり仕上げてもらいたかった。
つぎにメッセージ送りの反応がスムーズじゃないのも地味だが痛い。
操作していて引っかかるような感覚がある。
どうにも不快。
最後にせっかくのリメイクなんだから、もう少し序盤から迷宮までの流れをテンポ良くして欲しかった。
PC版よりはマシにはなっているのだが、それでも行き先選択から会話して回ってという流れはそのまま。
今の時代には古臭く感じてしまう。
早い話がめんどい。
もっとパッパとゲームの本番を楽しませてくれ。
ストーリーの本筋に大幅なアレンジを加えず、今時に合わせたアレンジという印象。
キャラクターデザインの変更やボイス演出は個人的には悪くないと思う。
RPGとしても戦闘にAPというオリジナル要素を入れていたりと、最低限の変化を加えている。
こういったゲームではアレンジを加えすぎるとオリジナルのファンがうるさいので難しいのだが、本作は十分に許容範囲なんじゃないか?
エロが物足りないって人はおとなしくPC版やりやがれとしか言いようがない。
不満点もいくつかあるものの、思っていたよりもちゃんと作られてる。
まぁこの先どうなるかはわからないけどゆっくりプレイしてみるつもり。
あとアリスの館までちゃんと入れている点はいいね。
まさかここまでしてくるとは思わなかったので笑ってしまったw
↑特典の復刻版テクノポリス。
我々世代にはずいぶんと懐かしいPCゲーム雑誌。
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