第66話「強敵と対峙するの巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!


川北戦。
1回表に谷口の満塁ホームランで4点を先制した墨谷だが、その一打で気を引き締め直した川北エース小野田に後続が抑えられてチェンジ。
初回からまさかの展開に川北監督の田淵も
(甲子園に向けて…黄信号か…?)
と危機感を覚えた様子。

その頃、球場外には慌てて応援に駆けつけた田所の姿が。
球場内へ入ろうとしたところで駐車場に止められた弥生電産の車を発見。
「おお~」
「コレ川北の応援団だな」

弥生電産の社員ともすれ違いつつ球場内へ。
田所の調べでは川北の幼馴染み軍団の社宅が『弥生電産』と出てきたらしい。
さらに父親にも話を聞いたところ、弥生電産はVHSの部品を作っている下請け企業なのだとか。
「VHSの下請けじゃ会社の未来も危ういかな…」
なんて言いながらスタンドへと出たベータが勝つと思っている田所は、スコアボードの4点という数字に驚く。
応援団から
「谷口の満塁ホームラン」
「3番と4番を入れ替えた」

など情報収集。

1回裏の攻撃に備えてベンチ前で円陣を組む川北ナイン。
田淵がバント処理のミスの恐ろしさを話しつつも、谷口にホームランを打たれるとはさすがに思っていなかったという。
大島戦でのホームランは
「どこか…『金属バットの気まぐれショット』くらいに思っていた…」
というが、その考えが間違っていたと話し、練習試合でのイメージも捨てろと指示する。
墨谷は恐ろしく実力をつけてきていると。
「おれ達には誤算があった」
「その誤算を『1回の表』で認めよう」
「おれ達は今日強敵と対峙しているんだ!」

マウンド上には投球練習を行う墨谷の先発・松川の姿。
だが、そのボールを見た田所はそのスピードがどことなく遅く感じる。
さらに倉橋からセカンド丸井への送球はワンバウンド。
丸井からイガラシ、そしてファースト井口へ。
その送球どれもが
「なんか『初回のボール回し』にしちゃ元気ねえな」
「全体的に体が重そう……」

と田所の目には映る。

そして1回裏が開始。
川北の1番はセンター登米田。
応援席には麦わら帽子の応援団の姿。
「川北の大応援団……」
「VHSの息子達が全部レギュラーだから会社ぐるみで来てるんだ」

と、その迫力に目を丸くする田所。

この試合では松川、イガラシ、谷口で3イニングずつ投げる予定らしい。
松川の初球はインコースのストレート。
登米田はこれを見送って1ストライク。
重そうなボールだが速さは感じず、
(打って打てないボールじゃなさそう)
だが、100%塁に出るためにじっくりいこうと考える登米田。
2球目、3球目、4球目とボールとなり、5球目はストライクでカウントツースリー。
ここまで登米田は一度もバットを振らず。
ツーストライクまで動きナシな点は田所に見せてもらったビデオで谷口たちも想定済み。
(さあ、ここからどう来る?)
続く6球目からは4球続けてファール。
タマ数を投げさす戦法にも驚きはない松川が投じた10球目。
登米田は突然のバントの構え。
谷口の指示で前進するファースト井口だが出遅れてしまい、さらに打球は完全に死んだ状態。
さらには足を絡ませてしまい転倒してしまう。

ここで第66話が終了となります。

感想

墨谷のゆるいボール回しには何か意味があるのかと思ったのですが、最後の井口の店頭も含めて前日の猛練習の疲れが出ているという事でしょうか。

初回に谷口の満塁本塁打で4点先取はしたものの、その本塁打が結果として
「墨谷は強敵」
だと川北に認識させたことからも、ここからは厳しい戦いになる予感ですね。

転倒した井口が怪我をしていないかも気になるところです。

関連リンク

・第62話「特訓の成果? の巻」
・第63話「倉橋の過去の巻」
・第64話「強気で行け! 谷口の巻」
・第65話「先輩を超えろ! の巻」
・第66話「強敵と対峙するの巻」
「キャプテン2/プレイボール2」感想ページ

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4 Thoughts on “「プレイボール2」第66話感想

  1. 誠2号 on 2020年2月9日 at 9:45 AM said:

    プレイボール2は、川北戦を勝ち抜けるか?
    最低でもベスト8までは、来ると思ってましたので
    メンバーが手薄だと疲労も重なりますね!
    わかっていても見応えを感じます。
    あと3戦勝ち抜けるか?
    決勝で負けるのが順当な予想です。

    • 疲れが見える墨谷と2ストライクまで見ていく川北打線では厳しい戦いになりそうですよねぇ。
      4点先取できたとは言ってもこのあとの展開は厳しくなりそうな気がします。

      この試合でさらに疲労を重ねて、さらに強力な相手との試合に勝ち続けられるか……。
      うーん、頑張って欲しい!

  2. けん on 2020年2月5日 at 8:37 AM said:

    田所電機商会の将来がちょっと心配ですねw。
    墨谷はそろそろ体力的にキツくなってくるという伝統的なパターンかな?川北が気を引き締め直してきたのなら相当な苦戦が予想されますね。3投手で継投とは言え、結構球数も投げさせられそうな感じですね。田淵のことだから墨谷が体力の限界に近づいていることにも気付くでしょうし。最後の窮地を救うのは陰の努力でピッチャーとして復活した片瀬だったりしたら面白いんですけど。確か大島戦でライトから凄い返球してたし。もし井口が転倒で怪我でもしてたら片瀬の出番があるかも知れないと思うんですけどどうでしょうか?大島戦で井口はライトを守った片瀬のことをお荷物扱いしてましたからね。最後はその片瀬が井口の窮地を救う、そんな風に予想してます^_^

    • 田所さんはベータに絶対の自信持っていますねw
      当時はそういう人も多かったのでしょうか。

      墨谷の異変は応援団にはわからなかったようですが田所さんにはすぐわかったみたいですし、田淵にもすぐ見抜かれそうですよねぇ。
      ただでさえ2ストライクまでバット振らない川北打線が相手だけに厄介かも?

      片瀬は努力している姿が語られた後に大島戦ではいいところがなかったのでここで出て来て欲しいってのは同意です。
      活躍を見せて欲しいな~。

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