第92話「悲惨! 谷原の末路の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!


冷えたスイカを買って自宅へと帰った谷口。
母ちゃんに切ってもらって早速かぶりつく。
「か~~~ッ! うめッ!」
ラジオからは明善対谷原の実況が流れている。
その内容から、谷原は先発野田が3回裏に”も”3点を失った事や、ここまで谷原打線がノーヒットであることがわかる。

場面は変わって球場へ。
3回裏を終わった時点で6対0と、明善が初回から毎回得点を重ねていた。
谷原ベンチではベンチの最後列でブルブル震えるマネージャー樋口をナインが見つめている。
「おい樋口。しゃんとしろ」
キャプテン佐々木が声をかけるが、
「ろ、ろ、6対0になってしまった」
「いつも監督のうしろからあーだこーだと言っていたのとはわけが違う」

と、監督から采配を任されたプレッシャーとこの状況に震えが止まらない。
「おい樋口。オマエは監督から託されたんだぞ」
「おれ達には選手もマネージャーも隔たりはねぇ。今日はオマエの采配で行くと決めたんだ!」

そんな樋口の胸倉を掴んで怒鳴る佐々木に、6対0とばかり口にする樋口。
「何あきらめモードに入ってんだ! 墨谷は9回6点差から追いついてきたんだぞ!」
「あの粘りを見たばかりだろ!」

準決勝で見せつけられた墨谷の粘りを見習えとばかりに叱りつけるが……、
「きゅ、救急車……」
「救急車呼んで下さい。ぼ、僕も病院へ行く…」

と、完全に戦意消失状態の樋口に佐々木も
「バカヤロー!」
「もういいわ」

と突きはなす。
「ス、スミヤ。すみや……墨谷……」
「なんなんだ?? アイツら…。ロクな練習設備もない貧乏都立なのに…」
「なんてチームなんだ~~~~~~!」

樋口の絶叫がむなしく響く。

場面は再び谷口の家。
スイカを食べながら、庭でカンナがけする父ちゃんを見ていた谷口は、
「とうちゃん。おれもあしたから現場…出るよ」
「おれにもなんか手伝えることあんだろ?」

と声をかける。
それを聞いた父ちゃんは手を止め、縁側に座って一服。
上の学校に行くための受験勉強はいいのかと聞かれた谷口は、自分が行ける大学なんてあるわけないじゃないのと返す。
行ける学校はあるかもしれないが、それは授業料がバカ高い私立のみだと。
そして、
「とうちゃんおれね…。部長先生から口を酸っぱくして言われてたんだけどね…」
「成績を落とすな! って」
「でもダメだった。両立なんてできなかった。メタメタに成績落とした」
「多分どんなにレベルを落としたとしても…現役合格はムリ…!」

と話す。
そんな息子の様子に勉強の話は切り上げた父ちゃんは、大工の練習だと言ってカンナがけを教える。
言われた通りにこなしてみせる谷口。
「だからとうちゃん。おれ大工の才能あるんだって」
そこへラジオから明善に10点目が入ったという実況が聞こえてくる。
谷原の2番手庄司がメッタ打ちにあい、ワンサイドゲームになっていた。
「明善はすごいな。あの谷原をここまで打ちまかすとは……」
縁側に座ってその様子を聞く谷口。
「そりゃあタカ。おめえ達が谷原をボロボロにしちまったからじゃねぇのか?」
「谷原と明善…どっちに甲子園に行ってもらいたかった?」

と、父ちゃんに聞かれ、
「う~ん」
「とうちゃんね。おれ、そーゆーことはもう何も関心がないんだ。けっして強がりじゃなくね…」
「おれは準決勝谷原戦で全てを出し切ったんだ。本当に全て」
「春の練習試合19対5で大敗した谷原にここまで迫れたんだよ」
「ひとかけらの悔いもない」
「ここまでやり尽くしたら、あとのことには本当~に興味ないんだ」

と話した。

決勝戦が終わった記者席。
「決勝は残酷だよ…”コールド”がないんだからな……」
23対0と明善の圧勝で終わった決勝戦。
「思うにもしもだよ…。谷原と墨谷が決勝で当たっていたらどうだっただろうか?」
「2校が別ブロックで互いに準決をやって…」
「同じような消耗度合いでやったら…」
記者三原がそう尋ねる。
他の記者の答えは墨谷が勝っていただろうというものだった。
三原は墨谷のクジ運が悪かったかもしれないとし、一方で谷原エース村井の心配をする。
準決勝で18回投げたことで肩を痛めてしまったらしい。
墨谷みたいにクルクルと投手交代できていればと。

別の日。
高い場所で大工仕事をする父ちゃんのもとへ、谷口が何か手伝えることはないかとやって来る。
危ないから下に居ろと言われると同時にバランスを崩して落ちそうになった谷口を父ちゃんが慌てて支える。
そこで父ちゃんは谷口の体が逞しくなったことを知り、
「ついこの間までなんだよな…。とうちゃんに泣きついてきたの…」
と、墨谷二中に転校したばかりの頃を思い出していた。
「タカ…オマエ今までよくがんばったな…」
そう声をかける父ちゃんに谷口は、
「とうちゃん。今までありがとう…」
「おれにおもいっきり野球をやらせてくれて」
「おれ……高校を卒業したら1日も早く”稼げる大工”になるよ」
「だからう~~んとしごいてくれ」

と、空を見上げて話す。

しかし父ちゃんは
(タカ…おめえの気持ちもわかるんだが…)
(卒業していきなり大工を目指すことねえ!)
(人生にはまだまだ色々な道があるはずだ)

と、息子の考える急ぎ過ぎる進路を心配するのだった。

ここで第92話が終了となります。

感想

やはり谷原はボロ負けという結果になってしまいました。
おそらく初めての監督不在な上にエース村井が投げられず、他のみんなも疲弊しきった状態ではとても戦える状態ではないんでしょうけど、それでもあの谷原にここまで圧勝できる明善というチーム。
やっぱり墨谷との戦いを見てみたかったと思ってしまいます。

谷口はやり尽くした感があるのか、それとも自分にそう言い聞かせているのか。
早く気持ちを切り替えて、今度は父ちゃんの手伝いをして親孝行しようとしているのかなぁ。
最後の父ちゃんとの会話は、こっちもキャプテン1巻の頃の谷口を思い出して懐かしいような寂しい気分になっちゃいますね。

でも、次回は
『田淵、現る!』
とあるので、そこから谷口の指導者としての道が見えてきたりするのかな?
また、次期キャプテンについても話が出そうなので、そちらも気になりますね。

関連リンク

・第88話「お株を奪われた墨高の巻」
・第89話「下がったまま普通に守れ!の巻」
・第90話「はあはあだほうのおそろしさの巻」
・第91話「谷原! 史上最悪の日の巻」
・第92話「悲惨! 谷原の末路の巻」
「キャプテン2/プレイボール2」感想ページ

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25 Thoughts on “「プレイボール2」第92話感想

  1. 都立甲子園が無理なんてことない。なんで墨谷はだめなの??
    https://spaia.jp/column/baseball/hsb/10753

  2. ここまであんなに優秀だったマネージャーを突然ヘタレにした理由も謎ですよね。すごい頑張ったけど経験不足力及ばずなら納得なのですが…

  3. やま on 2021年3月6日 at 11:17 PM said:

    はじめまして。

    サイトいつも楽しんで拝見しています。
    プレイボールの続きはずっと気になっていて、プレイボール2の連載が始まった時には鳥肌が立ちました。

    個人的に抽選会までの内容は期待通りでしたが、
    地区予選が始まってからは、試合の展開や描写が少しいまいちと思っていました。
    それでもグランドジャンプ発売日は待ち遠しいですが(笑)。

    自分は甲子園に行くという展開は期待していなかったですが、
    負けたらそこで物語も終わってしまうのかな?と思ってました。
    もし、谷口が指導者になって、来年~の地区予選の話に続くとしたら、熱すぎる展開です!!
    他の方が書いている展開も面白そうですね!!
    次回田淵とどんな話するのかも楽しみです。

    • はじめまして~。
      コメントありがとうございます!

      私もまさか続編が読めるとは思っていなかったので連載決まった時は興奮しまくりでしたw

      次回はどういう形で田淵と接触してどんな会話になるのか今から気になりますよね~。
      谷口に何らかの話を持ってくるということは、それ以上に繋がりのある倉橋も……って感じがします。

  4. まもる on 2021年3月5日 at 6:42 AM said:

    はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいてます。
    自分は2つ凄く感じた事があります。
    基本的に別の先生が描かれてるし、夢だったキャプテンやプレイボールの続きが読めることに、寛容にと言ったら上からで失礼ですが、そう、極力好意的に見ようとずっと思ってきました。
    前回の回想問題、ちば先生はキャラクターの状態や気持ちを極力第三者をうまくつかい、指を触らせて骨折を伝えたり、肩を触らせて近藤が肩を壊してることを伝えたり、自分で表現させるにしても、第三者との会話でイガラシの全国大会準決勝のように「ボロが出ないうちに頼む」みたいに言わせ読者に伝えてきたのが、コージィ先生は、俺は今こんな状態なんだ、俺は今こんな気持ちなんだという表現法を使いすぎて違和感を感じてて、今回の回想での表現もその延長線上だったがために、ちばプレイボールファンからこんなに意見が書かれたのかなと感じました。
    まるで試合は相手との戦いではなく自分との戦いのように。
    もう1つは、1年前に明善にボロボロの墨谷が負けた時に、体調万全なら、いや偵察さえしてたら勝ってたかもと感じた方が大部分だったのではないでしょうか?
    その明善が決勝の相手で異常な得点入れ完封、甲子園に行くのにまた違和感というが拒否反応が強いのかと思いました。
    あと墨谷に明善に雪辱してほしかったのもありるでしょうが、、、
    まあ勿論佐野クラスが1人入学するだけでもかなりチーム力は変わると言う御意見もあるでしょうが。
    このことが頭から離れずどうしても皆さんに読んでほしくなり書いてしまいました。
    偏った見方をしてる部分あるかもしれません、すみませんm(_ _)m

    • はじめまして~。
      コメントありがとうございます!

      ちばあきお先生とコージィ城倉先生、違う先生が描いておられるので色々な部分で違いが出てくるのはしょうがないと思います。
      一方でわかっていても、
      「ここはこうして欲しかった」
      という点が出てくるのが、やっぱりファンなんだろうなと思いますね~。
      特に第91話と第92話でみなさんが書き込んで下さったコメントを読ませていただき、本当にみなさんそれぞれ思い入れがあるんだなと感じさせられました。

      今回まもるさんが書いて下さったご意見も含め、みなさんの感想や考察は同じファンとしてそういう考え方もあるのかなど、毎回楽しく読ませていただいています。
      今後もお気づきになった点や感じた点など、どんどんコメントに書き込んでいただければと嬉しいです!

  5. けん on 2021年3月4日 at 9:00 AM said:

    皆さんの考察が鋭すぎてどれもあり得るなって思いました。
    田淵が小野田以上の投手であったことは想像できますが、その田淵がなぜ川北の監督になったのか、その辺りの謎が解けそうですね。田淵は谷口の野球の才能を早くから見抜いていた人ですから、谷口の進路に影響を及ぼすのは間違いないですね。たぶん野球を続けさせるんじゃないでしょうか?それと、東実の佐野もあと1年ありますよね。佐野が登場するかどうかは分かりませんけど、谷口が監督の墨高に勝ちたいと思ってる1人なんじゃないでしょうか。佐野もこのまま終わるのはちょっと寂しいです。
    昔、「その後の谷口君」という物語があって、そこでは谷口は谷口工務店の社長になってました。丸井は車のセールスをしながら墨谷二中の監督(しかもパンチパーマw)、イガラシはノンプロと言う話なんですけど、コージィさんはその物語をスルーすることはないだろうと勝手に思っています。
    つまり谷口は墨高の監督をやる。谷口は最初は断るけど、田淵や田所、後輩たちに背中を押されて監督を引き受ける。最大の理解者である父ちゃんも大工の棟梁、ある意味監督ですからね。まさに谷口が墨谷二中のキャプテンを引き受けた時の再現ですね。そして丸井もまた卒業後、谷口を見習って墨谷二中の監督をやる。
    そしてさらに成長した佐野が監督の谷口、丸井、イガラシ、墨高に進学した近藤の前に再び立ち塞がり、佐野対歴代墨ニキャプテンの第二章が始まる。そんな展開が自然のような気がします。やはり、佐野は常に出ていて欲しいと思うんですよね。中尾とか百瀬とか小野田とか村井とか、凄いピッチャーはたくさんいたけど、やはり最大のライバルは佐野。佐野は特別な存在だと思いますしね。
    谷口が監督、そして主力がかなり残ってる今の墨谷なら甲子園も十分考えられるでしょうね。

    • ほんとどの可能性もあるなと思わされますね~。

      ここからはけんさんがおっしゃってる「その後の谷口君」に繋がる物語が描かれていくのかな?
      色々想像しちゃいますが、パンチパーマの丸井というインパクトが強すぎてそればかり想像してしまいますw

      確かに墨二時代からずっと見ていて、さらに谷口が元いた青葉学園のエースだった佐野ってライバルキャラとしてはもっとも印象強いですし、あのままで終わる性格ではないですから、これからもまだまだ墨高の壁となりそうな気はします。

  6. お参り on 2021年3月3日 at 9:38 PM said:

    今回は父子の話がメインで娘の親である私は谷口君のお父さんに感情移入してしまいました。
    子供の頃はユニークなお父さんに感じましたが今は親になって今回のお父さんの言動に共感しました。子供には自分のやってみたいことを精一杯頑張ってくれたら親としてはこれ以上の喜びはないです。
    しかもお礼を言われたら私なら泣いちゃいますね!
    いい話でした。

    今後の展開として谷口監督説もあるみたいですが、もし監督になる話になるなら立場的に薦めるのは田所さんだと思うので田淵さんは多分一緒のチームで野球をやらないかと誘ってくるのではないかと。他にも倉橋君や小野田君も誘って新チーム構想をねっているかも!というのがわたしの今後の予想ですが田淵さんの背景がほとんどわからないからチームは大学なのか?社会人なのか?
    どちらにしても田淵さんは谷口君の進路のキーマンになると思います。

    • やはり親の立場になるとまた違った視点で見えてくるものなんですね~。
      今回の親子の話は色々と考えさせられました。
      谷口は立派だなぁと……。

      なるほど。
      確かに言われてみれば田所ではなく田淵なんですよね。
      そこを考えると現役続行へ向けた勧誘という方向があるのか~。
      できれば谷口の活躍を選手として見たいからその展開だと面白そう!

  7. 私の名は商人のユダ on 2021年3月3日 at 8:41 PM said:

    お世話になっています。
    多くの読者は、キャプテンでの谷口の「いいか、みとけ。これがおまえたちに
    みせられる最後のバッティングだ!!」や丸井の「おれはなんの能もないキャプテン
    だったけど(中略)おれなりのことをみせてやるぜ」のような短くも万感のこもった
    言葉や場面を期待していたと思いますが、今作のこの結果は、JC第18巻のラスト
    明善戦後の「なみいる地区予選の強豪たちをふりまわし戦りつさせる(後略)」や
    谷原との練習試合後の監督の言葉を作者なりに解釈して作り上げたものと、私は
    割と好意的に受け止めています。
    私はそれよりも今作では、かっての東実戦や専修館戦のようなベストゲームと
    呼べる試合がなかったことが残念です。もっとも、私にとっての前年大会の
    べストゲームは、東実戦で大飛球を好捕されて泣いた、プレイボールのオリジナル
    キャラクターである山口が、1年経ってサヨナラホームランで試合を決めた聖陵戦
    なのですが・・・。

    『田淵、現る!』
    田淵が現れますか・・・。そして後から学帽をかぶった里・・・いや、佐野が
    やってくる。更に、いつどうやって上ったのか屋根の上から村井が・・・。
    おっと、これはドカベンでのお話(笑)。
    でも、本当に山田のように翻意して谷口にも野球を続けて欲しいですね。まだ、
    消えやらぬ情熱があるならば。

    • こちらこそコメントありがとうございます~。

      今大会のベストゲーム……。
      言われてみると、あらためて各試合を思い出してみて、すぐにシーンが浮かばなかったのが答えなのかなぁと思いました。

      次回で田淵がどのような話をするのかが今からとても気になっていますw
      今のやり切った感のある谷口でも、やはり野球を続けられる進路を目の前にしたら、また燃え上がるんじゃないかなと思っちゃいますね~。

  8. ごんた on 2021年3月3日 at 7:48 PM said:

     卒業後は大工として、まあ努力家の谷口ならやれそうだが、しかしあれだけの打撃技術をスカウトが見逃すだろうか。情報の乏しい当時であっても夏の地区予選ともなればスカウトは目を光らせるはず。1年から活躍の谷口をプロや大学が知らないとも思えない。どこかしらの大学は既に目をつけるはず。したがって大学への部活推薦の道はあるはず。それまでの間、墨谷は秋季大会(選抜の予選)を控えるので臨時コーチとして指導するかも。そして春の選抜出場を決めて谷口は心おきなく卒業。主力メンバーが多く残る墨谷なら来年度はかなり強くなると思うから。なんてったって投手3人もいるし。五十嵐と井口はまだまだ伸びそうだし。ま、今後の展開に期待したいですね。

     あと決勝のスコア23-0でしたが、これはちっとあり得ないですね。もちろんこれはあくまで作者が決めることでしてこちらがとやかく言えませんが、しかし打高投低の現在ならともかく、打撃力が今より落ちる当時でしかも選抜出場で県内ナンバー1のチーム相手に毎回得点、しかも完封?いかに前日延長18回を戦ったとしても、これは過激すぎる結果ですね。前日の谷原のダメージの凄さを大きく印象づける狙いかも知れませんが、それにしても酷過ぎますね。2番手の野田は疲れはまったくないはずだし、しかも村井と継投で勝ち抜いてきただけあるのである程度は出来る投手なはず。それがいとも簡単にノックアウト?3番手もダメダメ?たとえ村井ほどの実力はないにしても23失点は度が過ぎませんか?仮にも強豪チームの投手でしょうに。あと打撃陣にしてもあれほどの威力を誇ったチームが完封負けはないでしょ。それに大量リードしたチームはその安心感からやや力が抜けるんですよね。その隙を付かれて2・3点あるいは5・6点くらいは取られることは高校野球ではよくある話です。したがって強豪チーム相手に大量得点での完封勝ちは案外難しいのですよ。前日の精神的身体的ダメージを考慮しても谷原の実力を考えれば8-3くらいが妥当な気もしますが。ちょっと過激すぎる内容にあぜんとしました。
     実際過去の甲子園でも前日延長16回の死闘を演じて勝ち、翌日同じ投手が出場して好試合を演じたなんてこともありましたしね(91年松商学園)。あるいは延長15回引き分け再試合で翌日もまた同じ投手が投げて普通に良いピッチングしたこともありましたしね(2006年早稲田実)。甲子園行くような強豪チームなら疲労があってもなんとか対処できる力量があると思いますが。もう少しその辺考えてほしかったですね。

    • 確かに新聞にも載るほどの活躍でしたから、どこか声をかけてくる可能性はありますね~。
      墨高は2年生と、そして田所さんがスカウトして本格的に能力ある選手を集め始めた1年生メンバーがいるから、戦力としては来年も期待できるんですよね。

      決勝スコアは私もあれだけの強打を誇る谷原打線が完封されたのはあれっていう感じでした。
      この点差は谷原ナインの疲労や監督不在による影響をわかりやすく描いたんですかね~。

  9. 匿名 on 2021年3月3日 at 12:50 PM said:

    墨高は監督がいませんが、それは墨谷二中時代からの伝統。谷口監督のもと、近藤まで含めた最強メンバーで甲子園出場という展開も期待できそうですが、やはり谷口キャプテン率いる墨高ナインで甲子園が見たかったですね。

    • 谷口監督となれば、近藤も含めて歴代墨二キャプテンが勢ぞろいするというのも見てみたいんですけど、やっぱり選手としてキャプテンとしての谷口率いる墨高をもっと見たいっていうのはありますね~。

      このまま谷口の選手としての活躍が見れなくなるのは寂しいですし……。

  10. 匿名 on 2021年3月3日 at 12:32 PM said:

    まあありえないとは思いますが、2005年高知の明徳義塾高校が夏の代表に選ばれてその後部員が喫煙騒動で出場を辞退し、準優勝の高知高校が代表になったという歴史があります。

    明善が代表になったけど部員が同じように喫煙騒動で出場を辞退して、準優勝の谷原高校が代表のはずですが墨谷ショックでとても大会には出れず、そのおはちが墨谷に回って代表に・・うーんかなりきついですね。

    ただ三原記者の今週のコメントが含みがあるので・・うーん0.001%の確率でないですよね。まあそもそも谷口がもう気持ちが切れていて甲子園に行くって気に名ならないですかね。

    難しい・・昔からのファンなのでキャプテンの谷口時代のような再試合とかかいですよね。

    • あ~……何かしらの理由で再試合……。
      青葉との再試合の時とは違って、今度は気持ちが切れた谷口を周囲がもう一度高めるために動くとか。
      でも実際にそんなことになったら、一番カッカするのは谷口なんでしょうけどw

      可能性は低いかもしれませんが、その展開も見てみたいですね~。

    • もうその手でいいので甲子園へ

  11. ベレーナ on 2021年3月3日 at 12:12 PM said:

    やはり高校で野球を辞めるつもりだったのですね

    転入したばかりの時、野球に復帰して東実相手に弱気になった時など父ちゃんがあの時のように叱咤激励して野球を続ける方向に持っていくとおもいますが、ちば先生の意向と違う形で大学野球以降も描いて欲しいですがキャプテン2も掛け持ちなので仕方がないですね

    • 谷口はあの性格だから一度決めたら決意は固そうですけど、それに納得はしていない父ちゃんや、次回登場する田淵がどのような影響を与えてくれるか気になりますね~。

      やっぱり選手としての谷口を見続けたいっていうのもありますし……。

  12. コールド負けがないため、決勝戦の惨敗は谷原の選手たちには罰ゲーム以外の何ものでないような気がします。
    墨谷同様に死闘を繰り広げただけに可哀想な気もします。
    ところで前回の谷原監督の白髪の件について。
    もしかしたら「あしたのジョー」に登場したホセ・メンドーサをイメージしたのでは。
    弟あきお先生の作品に、兄てつや先生のエピソードを入れた作者のリスペクトではないかと勝手に想像したりします。
    みなさんはどう思いますか?

    • 谷原の選手にとっては準決勝の疲れが取れない中での悪夢だったでしょうね……。
      その中でも勝とうと樋口を叱咤する佐々木の姿と背中が印象に残りました。

      谷原監督の白髪化はそういう意図の演出だったのかな?
      みなさんのお話を聞いていると、前回の演出や描写は狙いがあったということですかね~。

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