「プレイボール2」第62話感想

第62話「特訓の成果？ の巻」の感想です。
ネタバレ含むのでご注意!

川北との準々決勝戦。
試合前、川北の守備練習をベンチから見つめる墨谷ナインは、幼馴染み軍団だという川北内野陣の息の合ったプレーに、間を抜くのは難しいと考える。
そんな中、倉橋が
「今日は打順を変えてみんか?」
と谷口に相談。
一昨日の大島戦で勝ち越しホームランを打った谷口の打撃は昇り調子だとし、谷口が4番に入った方が得点確率が上がると考えたらしい。
その提案を受け入れた谷口は、3番に倉橋、そして4番に自分が入るという打順を組む。

そして墨谷先攻で試合が開始。
投球練習する川北のエース小野田の球を
（確かに速い）
と感じる1番丸井だが、昨日練習相手となった井口のボールと比べ、さらにはその井口のボールより速かったバッティングセンターのボールとも比べた場合、さほど脅威には感じないらしい。
だが、小野田が投じた1球目。
スピードには慣れていたものの、下から浮き上がる感覚のボールの空振り。
「バットが”下”から出てる! ”上”からたたきつけるんだ!」
ベンチから谷口の声が飛ぶ。
ダウンスイングを心掛けての第2球はバットに当てて1･2塁間のゴロになるも、
（これはセカンに捕られる!）
と思った丸井だが、打球の速度が落ちずに横っ飛びしたセカンドの横を抜けるライト前ヒットとなった。
（ウチの1･2塁間を抜いていくとは……）
小野田は打たれた事よりも内野を抜かれた事に少々驚いている様子。

2番イガラシはバントを狙うが失敗してファール。
すると丸井がタイムをとってイガラシに駆け寄り、
「下から浮き上がってくるボールに対して上体まで浮き上がっちゃダメだ」
「バッターボックスの一番前に立ってやるんだ」
とアドバイス。
そのとおりにバッターボックスのギリギリ前へと立ち、小野田の2球目をボールが浮き上がりきる前にバントを狙うがこれもファール。
アドバイスのとおりにやっても難しいと感じるイガラシ。
一方川北の監督田淵は一昨年の墨谷との練習試合で、完封目前でかき回されて2失点した小野田は3年生となり大人になったと評価する。

2ストライクと追い込まれたイガラシに対して谷口からの指示はヒッティング。
1塁走者の丸井はイガラシのバッティングを助けるためにヒットゾーンを作ってやろうと考えて、スタートを切るフリをする。
小野田の速球に対してバントは難しいが、丸井同様にスピード自体は昨日の特訓のおかげで目が慣れているようで3球目をバットに当てると、2塁ベースへ入ろうとしたショートの逆をつく形となってレフト前ヒット。
連打となった打線に特訓の成果が出たのか? と思う倉橋。

ここで第62話が終了となります。

ビデオで脅威に感じた小野田の速球を連打して早くもチャンスを作った墨谷。
次回は
『谷口が驚きのサインを出す』
とあるので、何を仕掛けるのか気になるところ。
練習試合の時と比べて心が成長したという小野田のここからの投球も注目したいですね。

・第58話「空気を読まぬ男の巻」
・第59話「丸井、現る!の巻の巻」
・第60話「ウチはベータの巻」
・第61話「おれの勘は当たるの巻」
・第62話「特訓の成果？ の巻」
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