PS4/Switch/XboxOneソフト『フォーゴットン・アン』の感想です。
手紙や靴下などあらゆるモノの中で、人々から忘れられたモノはフォゴットリングと呼ばれフォゴットンランドへと行き着く。
彼らはいつか元の世界のご主人様の元へ帰れる日を夢見て暮らしており、その世界の秩序を師匠ボンクと共に守るのが主人公アンの役目なのだが、そんなボンクたちに反抗の意志を示す者たち『反乱軍』の襲撃によってアンを取り巻く状況は変化していく……というストーリー。
基本はストーリーに沿って進めて行くアドベンチャーゲームとなっており、一部でパズル要素やアクション要素なんかもあるけどゲームオーバーはないようです。
高い場所から落下しても死んだりはしません。
シームレスでプレイ画面からカットシーンへと移行する様はまさにアニメ映画を観ている気分にさせられます。
今作最大の魅力ではないでしょうか。
また、ストーリー中には結構な頻度で選択肢が出現。
ここで選んだ答えによってストーリーにも変化が出る事もあるようですが、今回のプレイではそこまでは確認していません。
ラストでの選択肢はエンディングを変えそうなので気にはなるところです。
フォゴットンランドのあらゆる物の動力源となるアニマと、それを充填させる事ができるアンの手に装着されたアルカ。
このアニマを使った謎解き要素なんかもあり、すぐに閃かない私は中盤以降苦労させられましたw
さらにこのアルカには住人からアルマを抜き出す力もあり、アンの意志次第でこの世界の住人を実質『死』に追いやる事もできるわけですね。
ある意味、絶対的な力でフォゴットンリングたちの運命を握っているボンクとアンに対して良い感情を持たない者たちも多いようで、行く先々で彼らの本音を聞くことができます。
ただ闇雲に突き進むだけではなく、話し声が聞こえたら立ち止まってじっと聞き耳立ててみるのも、この世界観や状況をより詳しく知る事ができて面白いです。
全編通してアニメを操作しているような感覚が最大の特徴である今作。
そこに魅力を感じるかどうかで評価が分かれると思います。
ゲーム要素はあくまでも演出に特化した簡単なアクションとパズル要素のみなので、頭をフル回転させた謎解きを期待している人だとガッカリするかもしれません。
(私の頭ではフル回転でしたけどね)
あとは未確認である
「選択肢によるストーリー変化」
がどれくらい変わってくるものなのか……ってとこでしょうか。
体験版で気になったアンの操作感覚についてはゲームを進めて行くと慣れましたね。
日記の文字が見にくい点は最後まで変わらなかったですがw
思っていた以上のボリュームと丁寧な作りなので、キャラや世界観が気になった人はぜひプレイしてもらいたい1作です。
・【実況】『フォーゴットン・アン』プレイ #1
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