大容量は内容に活かされたのだろうか？
ゲーム内容
主人公はイシュタルの百騎長アリオス。
辺境で戦闘中に部下のダイモスを離れ離れとなり、その後イクティア港にたどり着いた彼はダイモス救出へ向かうべく、島からの脱出を試みる。
基本は見下ろし視点で進行。
ボス戦のあるステージでは横スクロールに変化し、ジャンプや剣で攻撃＆溜め攻撃、またコマンド入力する事でいくつかの技を放つといった具合に格闘ゲーム風のアクションが楽しめる。
今作の特徴はその成長要素。
アリオスは受けたダメージによって最大HPが増加。
武器や防具も使い込めば使い込むだけ強化されていく。
また、フィールド上で敵に倒されたアリオスは幽体となり、地形を無視して移動する事ができるようになる。
当然ゲーム進行に必要なフラグ立てはできないため、教会まで戻って生き返らせてもらう必要はあるものの、マップを把握しきれていない時や、行き方がわからない場所がある時にはこの幽体が役に立つ事もあるかもしれない。
ゲームの大半はフラグ立てに終始します。
あっちで頼まれたらこっちでこなして、こっちで頼まれたらあっちへ……。
もう素晴らしいほどにお使いさせられまくります。
まぁRPGなんてお使いゲーじゃないかと思われる方もいらっしゃると思うが、今作の欠点はお使いを露骨にさせる部分にある。
せめてもの救いはキャラの移動速度は凄まじく速い事だろうか。
ゲーム内容に関しては疑問が残るものの、CD-ROMという容量はオープニングやエンディングのイベントシーンであったり、また全12章という壮大なストーリーに活かされてはいるように感じない事もない。
ちなみに音楽はほとんどが内蔵音源を使っているものの、その他多くのファルコム作品同様に耳に残ります。
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