後にシリーズ化される事となった「不思議のダンジョン2 風来のシレン」の感想です。
同社が発売した「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」に続き「不思議のダンジョン2」として発売されたローグ型RPG。
基本となるエリアは固定だが、そのマップや敵とアイテムの配置は毎回プレイするたびに変化する。
いきなり強い装備品が手に入る事もあれば、
どこまで進んでも最弱の装備のままなんて事も普通にあるわけだ。
そして道中で死んでしまうと、
・最初の村へ強制送還
・レベルはいくつまで上がっていても1に戻される
・持っていた道具はおろか装備品も全て没収
・道具によってアップした能力値も基本値に逆戻り
と、全てが無へとなってしまう。
これを「嫌い」という人も何人か見てきた。
確かに1ルート2時間かかったとして、そこまで育ててきた能力や装備が消えてしまった時の脱力感はたまったものではない。
また、エリア内には罠が多数仕掛けられている。
私の記念すべき初プレイは落石の下敷きになって死んだ。
2回目のプレイではボウヤーの矢がこちらにではなく、その間にいるおばけ大根に当たる場面を目撃。
「おお、ボウヤーが大根倒してくれるよ」
なんて喜んでいたら、どこか低いレベルアップ音。
「その上レベルまで上げてもらったよ!」
『ボウヤーはクロスボウヤーになった』
・・・・・・敵もレベルアップするのかよ~~。
レベル2の敵ならまだ耐えられるが、これがレベル3にでもなろうものなら、
シレンに残された道は一つ。ひたすら逃げ回るしかない。
その緊張感がまたクセになっていたりもする。
「風来のシレン」シリーズの中では私はこの1作目が一番好きです。
運の要素が強く、もっともシビアなのが本作。
フェイの最終問題98Fでどこからともなく吐かれたアークドラゴンの炎で死んだこと。
暗い通路を慎重に進んでいると突如目の前に現れたイッテツ戦車の大砲で殺されたこと。
強い装備を入手して喜んでいた矢先にパワーハウスに落ちてしまったことなど……。
いずれもその後しばらくは放心状態となってしまうのだが、少しするとまた最初からプレイしている自分がいる。
他のゲームでは得られない中毒性が今作にはありました。
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