なぜに今さらDF? なんて思われる人もいるだろう。
理由は私が初めてプレイしたMMORPGだからである。
誰でも初めて遊んだオンラインゲームが一番印象に残っているものではないだろうか?
ディプスファンタジアはヘッドロック開発・エニックス運営のWinodws用オンラインゲーム。
2001年12月6日に発売し、2005年11月13日にサービス終了している。
プレイヤーが最初に選択できる職業は、
「ファイター」「スペルユーザー」「クレリック」「シーフ」の4種類。
それぞれえレベル30、60でクラスアップが可能となる。
ゲームはリトス島にあるオリジンベルの村から始まる。
武器屋、道具屋、鍛冶屋、宿屋、オークションと、リトス大陸で唯一一通りの施設が揃っており、
冒険の拠点となる村である。
村の中央にある教会前には全盛期には1鯖で募集をかける人、待つ人達でごった返していた。
ゲームは王城にてドラゴンゾンビを倒す事で転生が可能となる。
転生するごとにレベルアップに必要な経験値が減り(確か3回まで)、
また初期能力値もアップするため、転生すればするほど強いキャラクターを育てる事が可能だった。
中には1000回以上転生をしている人もちらほら見かけた。
プレイヤーがシナリオ上回る事となるダンジョンは下記の6つ。
・マルドゥークの洞窟
・ナーガの遺跡
・ビアレスの宮殿
・グリンワルドの塔
・カウ・ワンの離宮
・王城
各ダンジョンの途中には中ボスがおり、彼らを倒す事でワープゾーンが利用できるようになる。
ダンジョンを抜け出したとしても中ボスがいたフロアまでワープできるという大変便利な要素であるが、
初期は誰か1人でもその条件を満たしていれば、その人を先頭にする事で他プレイヤーが中ボスを倒していなくてもワープができた。
そのため村では「タクシー」と言って、金を払えば先頭でワープさせてあげるよという人もたくさん見かけた。
まぁ私はそこにある要素を飛ばすというやり方はあまり好きじゃないが、
こういった需要があるのもオンラインゲームならではと言えるのではないだろうか。
また、アップデートで追加されたダンジョンは下記のとおり。
・東方の洞窟
・西方の洞窟
・南方の洞窟
・五重の塔
・ロストダンジョン
・北方の洞窟
いずれもまぁ、そんな良い評判を聞いた事はない。
五重の塔はその他のダンジョンろ異なり、各階に宝箱が多数置かれている。
開くためにはモンスターを倒すと入手できる「宝箱の鍵」が必要で、
さらに開いた時に出現するモンスターを倒す必要もある。
階層に応じて出る物は変わり、最上階だと武器、四階だと防具が手に入る。
通常では入手しにくいレアモノも入手できるとあり、わりと人気はあった覚えがある。
戦闘はリアルタイム制のコマンド形式。
最近はめっきりコマンド形式のMMORPGがなくなっただけに今となっては懐かしい。
事前に設定したフォーメーションにより様々な効果が付与されたり、
アクティブチェインバトルシステムというプレイヤー同士チェインを行い、最後に位置するプレイヤーがスキルを放つと一連のチェインが完成といった要素がある。
これらはボス戦においては重要な要素であったが、それも初回のみの話である。
転生を繰り返したキャラクターなら、最後のボスまでソロでクリアする事も楽々可能になってしまう。
おそらくPTプレイとしてもっとも機能かつ楽しめるのは初回プレイ時のみであろう。
(PUKは別)
ギルドは最低1回以上転生した人がギルドマスターとなり作る事が可能となっている。
私は自分でギルドマスターになった経験はないので、ギルドマスターができる事については一切不明だ。
ギルドは各地に本拠地を持つ事ができる。制限があるので早い者勝ちであったが……。
私が所属していたギルドでは毎週集会が開かれ、ギルドメンバー対抗でイベントをやったり、
下で紹介するPUK「黄昏の王国」ではギルド城にも挑んだりと色々やった。
どのMMORPGにも言える事だけど、やはり仲間は多い方が楽しいね。
●黄昏の王国
そして、待望のパワーアップキット「黄昏の王国」発売である。
マスタークラスのさらに上級職であるグランドマスタークラスが登場。
ウォリアー系のブレイドマスター。
ナイト系のホーリーナイト。
マジシャン系のアークメイジ。
ウォーロック系のシャーマン。
プリースト系のアークビショップ。
モンク系のエレメンタリスト。
マーチャント系のアルケミスト。
バンディット系のスカウト。
さらにさらに特定条件を満たす事でなれるミューテーションクラスも実装された。
侍、バーサーカー、ロード、ルーンマスター、サモナー、カバリスト、ヴァンパイア、アニマルテイマー、
ドルイド、サイエンティスト、ライカンスロープ、忍者である。
まぁ実になんとも華々しいまでの追加職業の数々。
ところがである。
サービス開始日にヴァンパイアが実装されていなかった。
当日は「ヴァンパイアになるにはどうしたらいいんですか?」と訊ねてくる人と何人か出会ったほど。
新しい大陸は特に目新しさもなく、ダンジョンはまるで同じ場所をループしているような錯覚に陥るパーツの使い回し。
ユーザーからは「本当に黄昏てしまう」とまで言われる酷さだった。
●ダロスへの帰還
続いて発売されたのがPUK2となる「ダロスへの帰還」である。
自分の家やペットを持てたり、選挙の要素があったりと、これまでになかった新要素を多数追加。
実はこの時私はDFから離れていたため、開始当初の雰囲気はどんなものだったか知らない。
ただ、音楽に関して言えばこの「ダロスへの帰還」が一番印象深い。
このPUK2ではさらに新職業が追加。
・メイヤー
・ネクロマンサー
・ミミクリー
・遊び人
・ブリーダー
・ダロス騎士
この中でミミクリーと遊び人は変身可能。
サービス終了時の私の職業は遊び人でした(バニーガールに変身できたからでは断じてないと自分に言い聞かせている)。
他にも色々あったと思うのだが、この「ダロスへの帰還」についてはプレイ期間が短かったためあまり覚えていない。
正直なところ、ゲームとして楽しめたかと言われれば楽しめたのは最初だけ。
途中からはフレンドやギルドメンバーがいるからログインしていたようなものだ。
もっともこれはどのオンラインゲームにも言える事なのかもしれないが……。
それでも初のオンラインゲームということで忘れる事のできないゲームとなった。
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