2011年に日本国内ではPS3/Xbox360で発売されたアクションアドベンチャーゲーム。
当時Xbox360版をクリアしましたが、もう6年前なのでほとんど覚えていません。
そんなわけで新鮮な気持ちでNintendo Switch版をお触りプレイです。

今作のSwitch版は最初に14GBものデータをダウンロードさせられます。
通信環境にもよりますが、ゲーム開始まで非常に待たされます……。
結局2時間くらい待たされたんだったかなぁ。
舞台は1947年のロサンゼルス。
ロサンゼルス市警の警察官である主人公コール・フェルプス(写真手前)は、パートナーのラルフ・ダン巡査との巡回中、無線でインダストリアル・ストリートの角で事件発生の知らせを受け、現場で刑事と合流するよう指示を受ける。
現場に到着し、合流した刑事2人から事件の概要を聞く。
この路地で発砲事件があったらしく、被害者はスクーター・ペイトン。
黒人男性で遺体は中央死体安置所へ搬送中とのこと。
目撃者によると犯人と目される長身の白人男性が、被害者の頭に2発撃ち込み、銃を投げ捨てたらしく、コール達はその銃を探すよう指示される。
「特にどのあたりを探せば?」
「好きにやってくれ」
適当な返事をして次の現場へと行ってしまう刑事たち。
殺された男がただのゴロツキな事から、犯人が見つからなくても特に問題はないらしい。
「形だけの捜査か…」
愚痴りながら捜査を開始するコールとダン。
暗闇の中、懐中電灯で周囲を照らしながら証拠集めを行う。
このあたり、なかなか雰囲気が出ていて好き。
関係ないであろう物も拾って調べたりすると、さらに雰囲気アップ。
路地を進んで行くと、建物の扉にべっとりと血の跡。
そのすぐ下の地面にも大量の血痕が……。
どうやら犯人はここで被害者をドアに持たせ掛けて頭を撃ち抜いたらしい。
その建物の窓ガラスに、向かいの建物の屋上に落ちているらしい銃が映り込んでいるのを発見。
これ、ちゃんと台詞読んでないと窓ガラスの上に銃が乗っているように見えるんだよなぁ。
建物の屋上へと登り、落ちていた銃を調べる。
今作ではこのように現場に落ちている物品を拾い上げ、Lスティックで様々な角度から調べる事で手掛かりを発見していきます。
『スミス&ウェッソン 製造番号S71893』
『発射弾数は2発』
銃をすぐに中央署へ持って行こうと話すダンにコールは、
「もう少し粘ってみよう」
といい、銃の持ち主を調べることにする。
ここから数ブロック先に鉄砲店があるそうなので、そちらへと向かいます。
捜査状況などについては手帳で細かく確認可能。
現場までパトカーで移動。
自分で運転してもいいし、パートナーに運転してもらってもOK。
確かパートナーに運転してもらうと現場までの移動はスキップできた覚えがあるが、雰囲気が大切なゲームなので私は基本スキップはしない。
今作においてなにより重要なのは主人公コール・フェルプスになりきることなのである。
鉄砲店。
店主に銃の事を尋ね、注文控帳を見せてもらう。
そこから46年2月に、エロル・シュローダーという人物が注文した事を確認。
住所はサウス・グレス・ストリート203番地。
コールはまだこれだけではシュローダーが犯人だとは限らないとし、まずはヤツが家にいるか確かめようという。
シュローダーのアパート。
郵便受けからシュローダーの部屋を確認。
部屋を訪ねるとシュローダー本人が現れるので、事件に使われた銃の所持者である事を確認し、その銃でスクーター・ペイトンが殺された事を告げると、シュローダーは
「バカ言うな。スクーターは俺の部下だぞ」
「銃なら引き出しにしまってある」
と、引き出しを調べるが銃は見当たらず。
それを確認したコール達はシュローダー逮捕のため部屋に踏み込むが、シュローダーの不意打ちにダンが殴り倒され、コールとシュローダーの一騎打ち。
格闘ではZLボタン長押しでコールがファイティングポーズをとる。
Aボタンでパンチ。
Yボタン長押しでブロック。
シュローダーを捕まえ、部屋の中を捜索。
引き出しから手帳と発見。
名前と数字のリストだが、そこには先ほどの刑事の名前を書かれていた。
ダンはこれ以上首を突っ込むのはやめるようコールを説得。
納得いかない表情のコールだが、ここはダンの言うとおりに手帳を元に戻して応援を呼ぶ。
後味の悪い雰囲気でこの事件は終わります。
コールが士官学校へ入学する際の記憶が挿入。
この過去の記憶らしき場面は事件が終わるごとに入ります。
ここではコール、ケルソー、メリルの3人の姿を確認。
敵国である日本について語られる場面も度々入ります。
が、コールが語る日本に悪い印象を持つ描写はなかった覚えがあります。
話は変わり、昼間のパトロールシーン。
銃声がしたというウエスト・サード・ストリート1415番地へ急行するコールとダン。
犯人は武装しているとのこと。
現場へ到着すると、すでに犯人グループはやる気満々。
正面から挑むと蜂の巣にされるだけなので、物陰に隠れながら応戦。
1人ずつ確実に始末しながら、銀行内へ侵入していきます。
無事に犯人グループを全員確保。
「警部補が言ってたな。ショットガンを撃つ時は死ぬか召還されるかだと」
「ってことは…」
そう口にするダンにコールは、
「心配ないラルフ。お前は良くやった」
「見事な援護だったよ。最高のパートナーだ」
と声をかける。
そして士官学校時代の記憶。
この戦争で手柄をあげようと息巻くコールに、
「お前のような将校のことをカスター症候群と言うんだ」
「名声と栄光を夢見て部下を全滅に追い込んじまうのさ」
と意見するケルソー。
ここではコールとケルソーの確執が見られます。
「ラルフ。友達なら宗教や政治の話は避けるべきだ」
「俺の場合、戦争の話もな」
そんな会話をしながらの巡回中、
仮釈放中に逃亡したというウェンデル・バウアーズを発見。
ダンは車で、コールは走ってバウアーズを追いかける。
追い詰めたかに思われたが、強烈な不意打ちを受けるコール。
悪党は許さないとばかりのコールの一撃でノックダウン。
コールの記憶。
海兵隊将校として率直かつ正確な評価を下すという問題を、士官候補生のコールが実演。
コールから見た候補生たちのそれぞれの能力を10段階評価で読み上げる。
団結心、リーダー性……。
いずれもケルソーだけが極端に低い点数をつけられている。
納得のいかないケルソーは
「私が海兵隊に入ったのは敵と戦うためで、こんなガキの遊びのためでは」
コールとケルソーの関係は悪化しまくりみたいです。
お触りプレイはここまで。
次の事件では目撃者や容疑者の聴取まで、本格的に警察としての仕事をこなすようになる。
そのあたりも含めて今作のメイン要素なので本当は紹介したかったけど、さすがに量が多くなるので中途半端ながらここまでにしておきます。
Xbox360版のレビューでも書いたと思うけど、今作はとにかく主人公コール・フェルプスになりきる事が大事な雰囲気ゲー。
今回紹介した中で多少なりとも惹かれる部分があったとすれば、今作は楽しめるのではないかと。