『Eマンガ先生』第2話です。
以下、Bパートお気に入りな台詞を書き記していきました。
(ネタバレ注意)




あやめ:送ってくれた企画書、全部ボツね。どれもウンコだったよ。

明日の打ち合わせまでに新しいの持って来て。じゃ!

正宗:ちょ・・ちょっと!・・バルス!

やってやる!

おはよう。紗霧、飯置いとくぞ。

お菓子そろそろ補充・・?あいよ。

智恵:よ!なんだかお疲れみたいだね!
正宗:朝までプロット書いててさ、これから打ち合わせ。

ああ、そうだ。まだ時間あるし、たかさご書店寄ってくわ。
智恵:沢山買ってね!

正宗:さすがは智恵、いいラインナップだな。

俺の本は売れてる・・?


全巻売れ残っている・・だと!?



ふー・・よし!

智恵:こら!何やってんのさ!
正宗:いや・・作者自ら販促活動をだな・・。
智恵:営業妨害!元の棚に戻してねー。
正宗:せめて友達のよしみでオススメ棚に・・ね?
智恵:ダメダメ!今そこは山田エルフ先生のサイン本を面陳してるんだから。

正宗:だったら俺もサイン書いてやる!
智恵:やめてよね、返本できなくなるから。
正宗:チクショー・・。

いいよな・・アニメ化か・・でもめちゃくちゃ面白いからな・・。
智恵:ムネ君もボクのオススメ棚に並べてほしかったら読者の琴線に触れるような超面白い小説を書く事だね。
正宗:くっそ・・覚えてろよ・・。

それはそれとして・・山田エルフ先生のサイン本ください!

智恵:まいどー。

エルフ:なんでダメなのよ!?わたしが・・!オリコン一位のこのわたしが言ってるのよ!?

あやめ:だから?なんでわたしが他社の有利になる真似をすると思うの?
正宗:神楽坂さん?

エルフ:ふ・・わがままね。やれやれ仕方ない・・特別にわたしの次のシリーズ、あんたのとこで書いてあげる!

あやめ:え?ダメですけど。
エルフ:え?何?よく聞こえなかったわ。

オリコン一位のわたしが!史上最高の美少女ラノベ作家であるこのわたしが!

裏切者の汚名をかぶってまで!この出版社で書いてあげてもいいと言ってるのよ!

こんな破格の条件!これを逃したら未来永劫ないわよ!
あやめ:そろそろ帰ってくれませんかね・・あ、和泉先生!お待ちしていましたよー。
エルフ:ちょっと!

あやめ:もう!そんなところに隠れてないで!
正宗:い・・いや・・別に・・。
エルフ:今わたしが話してるのよ!割り込まないでちょうだい!
正宗:あの・・どういう状況なんです?
エルフ:というかこいつ誰?

あやめ:こちらは和泉マサムネ先生。

で、こちらは山田エルフ先生です。

正宗:山田エルフ先生!?
エルフ:和泉マサムネ!?
正宗:こ・・こんなに若い女の子!?
エルフ:あんただって人の事言えないじゃない。

ふーん、わたし以外にこんな若い作家がいたんだ。
正宗:で、山田エルフ先生がなんでうちの編集部に?

エルフ:よくぞ聞いてくれたわね。わたしの次回作のイラストを工口マンガ先生に描いてもらうから!
正宗:え!?

エルフ:わたしは工口マンガ先生のイラストにベタ惚れよ!あのエッチな筆で世界最高の全裸を描いてもらいたいの!それにわたしの文才が加わればまさに鬼に金棒!

未だかつて誰も見たことのない究極のラノベが完成するわ!
正宗:いや・・工口マンガ先生は俺と組んで・・。
エルフ:そんなの知ってるわよ。

あんたみたいなランキング圏外の雑魚作家のイラストを描くより、スーパー人気作家であるわたしと一緒に仕事をした方がいいに決まってるわ。

正宗:あー!
エルフ:売り上げは正義よ!

正宗:覚えてろ・・
エルフ:ん?
正宗:本屋でまた俺の本を上から積んでやるからな・・。
エルフ:やめてよ!わたしの本が汚れるでしょ!というかまたって言った?あんたって人間のクズね!

あやめ:山田先生!何度も言いますけど決めるのは工口マンガ先生ですから。
エルフ:だからさっきから言ってるでしょ!工口マンガ先生から返信が来ないの!あんたたちからも説得してよ!
あやめ:はいはい。

エルフ:何その態度!?オリコン一位のわたしを誰だと思ってるのよ!?

あやめ:まぐれで売れただけの人だと思っていますが、何か?
エルフ:何ですって!?訂正しなさい!バカ編集!我が文才の前にひれ伏しなさいよ!

あやめ:文才って・・山田先生の書く小説、文章ひどいってよくまとめサイトとかで叩かれてるじゃないですか?

エルフ:ちっがーう!あれは読みやすいように書いてるの!ホント何にもわかってない!無能な編集ね!

いい?覚えておきなさい!わたし以外の全ラノベ作家は時代遅れのカスとなったわ!そして今やわたしの書く読みやすく分かりやすい文章が新しいライトノベルの世界を切り開いているの。つまりわたしこそがラノベ業界の救世主。

否!わたしがライトノベルよ!

あやめ:はいはい、ライトノベルちゃん。また今度ね。
エルフ:ちょ・・なにすんの!?

あやめ:早く帰らないとそっちの担当編集に苦情を入れますよ。
エルフ:な!ず・・ずるいわ・・。
あやめ:はい、10、9、8、7・・。

エルフ:きょ・・今日のところは帰ってあげる!けど覚えておきなさいよ!

ツイッターでわたしのかわいい下僕たちに言いつけてやるんだから!

べー!

あやめ:さーて、和泉先生。まずい事になりましたねえ。
正宗:え・・な・・何がでしょう・・?
あやめ:わからないんですか?あの難あり作家が言っていた事は結構いいところ突いているんですよ。
正宗:わかってますよ・・俺みたいな売れない作家より山田エルフのような売れっ子の方が・・あー!クソ!

あやめ:で、どうします?

正宗:決まってますよ!
エルフ:あーもう!なんでエレベーター来ないのよ!

正宗:紗霧!俺頑張るから!絶対あいつより面白い小説書いてみせるから!だから見捨てないでくれー!!

紗霧:何騒いでるの?見捨てるとかなんとか何の話?怖い夢でも見たの?

正宗:い・・いや・・な・・なんでもねえよ。忘れてくれ。それよりお前こそどうしたんだ?
紗霧:何が?
正宗:だって、ほら、扉を開けて。
紗霧:あ!えーと・・その・・えーと・・し・・知らない!
正宗:おい、そこ重要なとこだぞ。

紗霧:兄さん・・その・・あの女から何か聞いた?

正宗:あの女ってめぐみの事か?何かって?

紗霧:な・・なんでもない!そ・・それより頼んでおいたお菓子は買って来てくれた?
正宗:ああ、買って来たぞ。

紗霧:昆布と落雁・・はあ・・。
正宗:ど・・どうした?

紗霧:いい機会だから言っておくけど兄さんの買ってくるお菓子ってどれも仏壇のお供え物みたいでいまいちおいしくないの。こういうお菓子はもう買ってこないで。
正宗:ご・・ごめん。

紗霧:そ・・それと・・
正宗:ん。
紗霧:これからは自分の下着は自分で洗うから・・兄さんは絶対に触らないで。

正宗:そ・・そんな・・一体何が・・あったというんだ・・。



智恵ちゃんパートとエルフ先生パートが主なBパートでしたね!
エルフちゃん・・すごい自信家ですね・・智恵ちゃんはボクっ子!
紗霧ちゃんに正宗君は下着の洗濯拒否られてしまいましたね・・面白い!
以上、Bパートでした。

 

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