WiiUソフト「レゴシティ アンダーカバー」をクリアしたのでレビューを紹介。
(写真はSwitch版)
●コミカルな世界観でやりたい放題
本作は全15のチャプターで構成されている。
1つのチャプターには2~3つ程度のミッションが用意されており、
それらをクリアすると次のチャプターへ進むこととなる。
長さはミッション内容やプレイヤーによっても変わるが、
慣れれば1つのチャプターを1時間程度でクリアは可能。
早い人であればもっと短縮できそう。
(主人公は警察官)
主人公チェイス・マケインは警察官。
悪人レックス・フューリーを捕まえるために、
場面場面で私服、警官も含めて8種類の姿(職業)に変装して、
仕掛けなどを解いて進めていくことになる。
変装はボタン操作ですぐに可能なので、
謎解きの場面でも非常にテンポ良く進めることが可能。
警察官だけどもわりとなんでもアリである。
一般市民に体当たりしたり車ではねてものんきなもの。
そのあたりはリアル系とは異なる本作ならでは。
終始そんなノリなので合う人と合わない人がいるかも。
(レゴシティの印象)
広大なレゴシティをミッション中を除いて、
プレイヤーは好きなように動き回ることが可能。
車やバイクで駆けまわるだけでも楽しめる人は楽しめる。
ただ、全てを周れたわけじゃないので断言はできないが、
一部の収集要素的なものはあるものの寄り道する必要性は低い。
例えば道を逸れるとちょっとしたイベントやクエストがあるといったものはなかったように思う。
ミニゲームなどは用意されているのだが、
せっかく主人公が警察官なのでもっと事件も欲しかったところ。
●アクションと謎解き
基本は謎解きメインだが敵とのバトルも結構用意されている。
バトルはYボタンで攻撃、Xボタンで反撃、Aボタンで敵を掴むという動作を行う。
非常にシンプルなバトル要素なのですぐにコツを覚えられるだろう。
謎解きに関しては上でも書いたように8種類の変装を駆使しながら解いていくのだが、
こちらもまぁ仕掛けの種類はそれほど多いとは言えないので詰まる事はあまりない。
また、それぞれどこでどの変装をして仕掛けを解くのかマークが出ていてわかるのも親切と言えば親切。
親切すぎる気がしないでもないが……。
(破壊と組み立て)
レゴブロックで作られたものは全て破壊可能。
中には破壊したブロックで新しい物を組み立てる仕掛けもある。
というよりは、この仕掛けがメインだったりする。
これを繰り返しつつ仕掛けを解いて先へと進めて行く。
(難易度)
他の洋ゲーと比較しても本作の難易度はかなりやさしめ。
仕掛けの種類が多くないこともあるだろうが、
なにより謎解きそのものが「ゼルダ」あたりと比較すると素直なものが多い。
次の行き先はレゴスタッドで最短ルートを示してくれるし、
どこでどの変装をすればいいかもマークが表示されているのですぐわかる。
クリアまで詰まる事なくスイスイ進めるのでストレスなく遊べるのはいいね。
個性的なキャラクター達のバカな会話を聞きながら、
のんびりとレゴシティの景色を眺めて車で移動するのも息抜きになっていい。
欲を言えばもう少し寄り道要素が豊富だったら嬉しかったかな。
ストーリーを進める上での最短ルートから外れて行動することも可能だけど、
できることは収集関係やミニゲームのみでミニストーリーのようなものは確認できなかった。
キャラクター達が非常に魅力的なタイトルでもあるので、
そのあたりのボリュームも多ければ文句なしだった。
あとはやはりチャプターやミッション開始時に入る読み込みの長さ。
頻度としては多くはないので気になる人は少ないだろうが、
一回一回の長さはかなり長いのでこちらも次回作では頑張って欲しいところ。
最初から最後までコメディな展開はレゴだからこそできたんだろうね。
リアル系だったらこうはいかない。
このノリについていける人なら現時点ではWiiUソフトの中でもっともオススメしたい一本である。
[amazonjs asin=”B00D3I2M52″ locale=”JP” title=”レゴ(R)シティ アンダーカバー – Wii U”][amazonjs asin=”B06XG9H44C” locale=”JP” title=”レゴ (R) シティ アンダーカバー – Switch”][amazonjs asin=”B06XGCPPFG” locale=”JP” title=”レゴ (R) シティ アンダーカバー – PS4″]