プレスカンファレンスを開催しないかわりに放送された「Nintendo Direct @ E3 2013」。
とくにWiiUユーザーからは大きな期待が寄せられていたわけだが結果は?
今回の放送で紹介されたタイトルは以下のとおり。
・3DSソフト 「ポケットモンスターX・Y」
・WiiUソフト「スーパーマリオ3Dワールド」
・WiiUソフト「マリオカート8」
・WiiUソフト「WiiパーティU」
・WiiUソフト「WiiUFit」
・WiiUソフト「お絵かきソフト(タイトル不明)」
・WiiUソフト「ゼルダの伝説 風のタクトHD」
・WiiUソフト「THE WONDERFUL101」
・WiiUソフト「ドンキーコング トロピカルフリーズ」
・WiiUソフト「ベヨネッタ2」
・WiiUソフト「モノリスソフト新作(タイトル不明)」
・WiiU/3DSソフト「大乱闘スマッシュブラザーズ最新作」
全部で12本のソフトを紹介。
ただし、「WiiU Fit」については発売が先になるという紹介だけ。
この中で完全新発表となるのは「お絵かきソフト」「ドンキーコング」の2本のみ。
●「WiiUならでは」と思えるソフトがない
任天堂の看板タイトル「マリオ」「ゼルダ」「ドンキー」「スマブラ」と発表されているわけだが、「ゼルダ」はGC版「風のタクト」のHD版にすぎず、期待されていたWiiU版新作マリオもフタを開けてみれば「スーパーマリオ3Dランド」系。
「ドンキーコング」も映像を見た感じだと「ドンキーコングリターンズ」系。
もちろんこれらが嬉しいユーザーも多いのだろうが、マリオを例に挙げると「マリオ64」→「サンシャイン」→「ギャラクシー」のように、新ハードごとに違った遊びを提供してくれたのがマリオであり、
今回も「WiiU向けに3Dマリオの新作を開発中」と発表されていたのだから、当然「WiiUの機能を活かした全く新しいマリオ」を期待してしまっていた。
ところがフタを開けてみれば3DSで見たことある世界が待っていたわけだ。
ちょっとガッカリした人もいるのではないか。
●色々な意味でサプライズのなかった内容
任天堂のことだから、当然それぞれのソフトに何かしら面白い仕掛けが用意されている事はわかる。
任天堂ソフトは「見た目だけで判断しても面白さはわからない」。
実際に遊んでその面白さがわかる、まさにゲームなのだ。
ただ、現時点で遊べるわけではないので見た目での判断になるのはしかたがない。
その上で感じたのは「魅力を感じない」ということ。
「モノリスソフト新作」や「ベヨネッタ2」、「スマブラ最新作」がWiiUでどのようになるのかは興味があるが、少なくとも「スーパーマリオ3Dワールド」に関しては「3DSで出せばいいのに」という気持ちが強かった。
意外なソフトの発表もなければ、発表されたソフトのどれにも特別驚きがなかった。
まぁこれが「ニンテンドーダイレクト」なんだけどね。
E3で他社が次世代ハードと共に色々発表したものだから、ついそれらと比べて地味に映るのはしょうがないのかもしれない。
でも、WiiUユーザーとしてはもうずっと待たされた状態でのE3なわけで期待もするでしょ。
その期待に応えるだけの内容だったかと言われると「ぜんぜん」としか答えられない。
今回の発表が全てだとは思ってないけど、今思うことはWiiUに関しては「来年に期待」ってとこかね。