これまた紹介記事を書いた「ファイアーエムブレム 覚醒」のレビューです。
カジュアル&ノーマルを2回クリアした感想となります。
大まかな内容についてはこちらの紹介記事を参照して下さい。
●ジャンル&シリーズ初心者でも安心
これまでに他の記事でも何度も書いてきたけど、私はシミュレーションゲームは大の苦手。
それこそ歴史シミュレーション、シミュレーションRPG、育成シミュレーションと、とにかくシミュレーションと名の付くジャンルのゲームは下手です。
そんな私が最初から最後まで一気にプレイできた数少ないゲームが本作。
理由の一つには順を追ってのルール&操作説明がゲーム進行に合わせて下画面にきっちりされている点。
このあたりは任天堂らしい初心者への配慮が伺える。
そして、中には「いらない」という声を見られたマイユニットの存在。
やはり自分の分身となるキャラがその世界にいるだけで気持ちも変わってくる。
最後に「一度死んだキャラは二度と復活しない」という独特のルールが魅力でもあり敷居の高さでもあった同シリーズにおいて、「死んだキャラが何度でも復活できる」カジュアルモードを入れてくれた点。
こちらもシリーズファンからは「いらない」なんて声も挙がっていたものの、このモードのおかげで敷居が下がったのは紛れもない事実だと思う。
●人によって異なるボリューム?
ゲームはメインシナリオ断章~序章~終章までで確か全28章ほどあっただろうか。
そこにランダム(または匂いの箱を使用)発生する遭遇戦と、特定条件を満たすことで発生する外伝エピソード17章で構成されている。
そして本作では任天堂初となるダウンロードコンテンツによる新エピソードの配信もスタート。
こちらは有料配信がメインなので今回のレビューでは省かせていただくが、それを除いても結構なボリュームとなっている。
おそらくメインシナリオだけをプレイすれば、クリアまでに10時間前後のボリュームなのだが、そこに外伝エピソードやキャラクターの育成を絡ませるとこのボリュームが倍以上のものとなる。
キャラクター同士の結婚要素は一枚絵とちょっとした会話で済まされるほど簡潔。
2・3分の会話の後にステータス画面を見ると、お互いの項目に「夫~~」「妻~~」と表示されているのね。
このあっさりさに思わず笑ってしまった。
好きな人はどのキャラ同士を結婚させようかなんて悩んだりするんだろうなぁ。
私は特にこだわりはなかったので、仲が良くなったキャラ同士が勝手に結婚していってたけど。
狙って結婚させようとすると時間かかりそう。
また、すれちがい通信では他プレイヤーのチームと戦ったり、マイユニットを仲間にすることも可能。
共に戦える以上に他人のマイユニットを見て、「よし、このキャラより自分のキャラを強くしてやろう」なんて対抗心も芽生える。
まるで子供に戻ったような気分でライバル心を燃やして育成してしまいました。
それでも全然彼らのキャラには勝てないけどね……。
●初心者にこそプレイしてもらいたい一本
私個人としてはシリーズ初クリアということで、なんとも印象深いソフトとなりました。
本作をクリアまで遊べたことで次回作が発売されても買ってしまうだろうな。
たぶん私のようなユーザーさんは結構いるのでは?
そういった意味でも本作のカジュアルモードは新規ユーザーを獲得するという点では大成功だったと思う。
シリーズモノってファンにとっては安定した面白さでも、新規層はどうしても入り込みにくくなっていくものだけど、こういった配慮がなされているとありがたい。
「シミュレーションゲームはちょっと……」
「ファイアーエムブレムって遊んだことないし……」
こう考えて購入を躊躇っている人はご安心を。
まさにこのタイプだった私が何の問題もなくクリアまで楽しく遊べたので。
もしかすると本作を機に同ジャンル・同シリーズが好きになってしまうかも?
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