Xbox360初期の期待作だったトライエース制作の「インフィニット アンディスカバリー」。
発売日付近に一度クリアして以来なので覚えている範囲でのレビューとなります。

ゲーム内容

●ストーリー
主人公は笛吹きのカペル。
英雄と間違えられて牢屋に入れられていたところを、カペルの事を英雄様だと思って助けに来たアーヤによって助けられる。
その後、一緒に脱出。
途中でアーヤが負傷するが、間一髪の場面で英雄様であるシグムント一行が現れる。
アーヤを見捨てて先へ行こうとするシグムント一行にカペルが反論。
結果、シグムントからアーヤと彼の剣を託されたカペルは、近くの村まで行く事となる。

●ゲーム内容
フィールド上にいる敵を倒しながら進めていく。
同時参加キャラは主人公のカペルを入れて最大4人までだが、いつでも好きな時にキャラの入れ替えが可能となっている。
常に仲間キャラが何かを喋りながら進む様は、さながらオンラインゲームを彷彿させる雰囲気。
エリア単位で区切られたフィールドを進んで行くのだが、一部のエリアでは「見えない壁」によって不自然に先へ進めない場所がある。
それでも1エリアは結構広い。

バトル
戦闘はシームレスで展開。
攻撃ボタンは2つ。攻撃ボタンと十字ボタンの組み合わせによって技を発動させる事ができる。
また、仲間に指示を出す事でキャラクターごとの技能を使わせる事も可能。
一部の仕掛けや宝箱は仲間のスキルがないと解いたり取得できないようになっている。

月の雨
新月の民以外の人間は、月の雨を長時間浴び続けると理性を失ってしまい、仲間同士で攻撃し始めたりする。
ゲーム中盤から終盤にかけての移動制限とも言える要素で、その変化は見た目だけではなくキャラの会話からも確認ができる。
完全に理性を失ってしまう前に回復アイテムで回復させる必要がある。
面倒そうな要素に聞こえるかもしれないが、この要素が活かされていると感じる場面は正直あまりない。
それどころか目的地間の移動だけなら完全放置していても問題はなかった。
このあたりももう少し練り込んでもらいたかった部分の一つ。

恒例のクリア後ダンジョン
トライエースソフトではお決まりともなっている本編クリア後のダンジョンは本作でも健在。
この隠しダンジョンまで到達すると、笑えるほどにレベルが上がりお金も貯まり放題。
あの人も仲間になったりと、本編を完全無視したトライエースの隠しダンジョンは私は好き。
本編をクリアしてほっと息をつくのにはもってこいである。

感想

キャラクターの個性を含むそれぞれのゲーム要素は非常に面白いものの、それらを上手く繋ぎ合わせられていない印象。
納得いくまで調整はできずにとりあえず発売しましたという感が強い。
続編が出ればどうなるかなぁという期待を抱いているのだが期待はできなさそう。
Xbox360で発売されたRPGには「続編で化ける可能性」があるのに結局発売されなかったソフトが多々ある。
もう少し辛抱強くシリーズを育てるという努力もして欲しいところなのだが……。
それでも現行機のRPGの中では可能性を感じさせてくれた一作なので、未プレイの人はぜひ体験してもらいたい。

ちなみに私のお気に入りキャラはエドアルド。
やっぱり男同士の友情は最高!

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