スーパーファミコンで発売された夢のトリオによるRPGなんて言われた本作。今回は廉価版も発売されているニンテンドーDS版のレビューを書かせていただく。

ゲーム内容

主人公は現代の町に住む少年クロノ(名前変更可能)。
ガルディア王国千年祭に来たクロノはマールという女の子と知り合う。
そしてクロノの幼馴染で発明家のルッカが行っている瞬間移動装置のお披露目に来た二人。
クロノが実験台となって見事瞬間移動は成功するが、次に装置に乗ったマールは転移装置の間にできた異次元の中へと消えてしまう。
クロノは彼女が落としていったペンダントを手に転移装置へと乗る。
ルッカは自分も後で行く事を言って装置を起動。
クロノもマールと同じく開いた異次元の中へと消えて行く。

フィールド移動型のRPG。
フィールド画面ではミニキャラを操作して各エリアへ入る。
フィールド画面では基本的に戦闘は発生しない。
あくまでエリア間を移動させるための画面、そしてより広い視点から世界を見る事ができるようにされている。
各エリア内では全てのグラフィックがマップ画面より大きく描かれる。
ここでは敵との戦闘が発生する他、NPCとの会話など、様々なイベントが発生するようになっている。
戦闘は特定の場所まで行くかエリアにいる敵と接触する事で発生。
エリア内に入って最初にその場所を通る時は十中八九戦闘が発生するが、一度倒してしまうとエリア内にいる限りは出なくなる場合もある。
ここはランダムだと思うのでその時々で発生するかしないかは異なると思われる。

戦闘はFFと同じアクティブコマンドバトル。
アクティブゲージが満タンになったキャラから行動可能となる。
コンフィグでいつでも敵が攻撃してくる「アクティブ」と、コマンド選択中は襲って来ない「ウエイト」の選択も可能。
「たたかう」(通常攻撃)「まほう」(魔法攻撃)など、誰にでもすぐわかるコマンドを使って戦闘を進めていく。
また、最大3人での連携攻撃も可能。
こちらは連携したいキャラのアクティブゲージが満タンの状態で選択可能となる。

さて、このDS版。
二画面という事で戦闘中はコマンドを下画面に表示したり、移動画面では全体マップを表示したりと、特に珍しくはないDSならではの使われ方がしている。
グラフィックやサウンド面での大きな変化は見られず。
良くも悪くもSFC版に忠実な移植である。
音質に関してはDSなので若干の低下はあるかもしれないが、私自信SFC版をしっかり覚えているわけでもないので全く気にはならなかった。
ただ、PS版で追加されたイベントアニメーションを見るか見ないか選択できるようになっている。
また、DS版のみのダンジョンやイベント、ボスも登場。
これらはあくまで本編には直接絡まないものばかりなので、オリジナルに忠実じゃないとイヤだというユーザーならプレイする必要はない。
それにしても本当にいい曲が揃っています。
好きなのはティラン城の曲。
というよりはティラン城でのイベントは普通の事なんだけど色々考えさせられるね。

本作はスーパーファミコン版、プレイステーション版。
そしてこのニンテンドーDS版が発売されている。
正直なところ、PS版は読み込みが頻繁に発生するのでオススメはできない。
遊ぶならSFC版かDS版となるわけだが、今の時代に携帯機でPS1版の要素+追加要素を遊べるという点では、やはりDS版が一番オススメである。

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