『響け!ユーフォニアム』第9話です。
以下、Aパートお気に入りな台詞を書き綴っていきました。
(ネタバレ注意)






(久美子:あがた祭も終わり一面白になった練習風景にも慣れてきた頃、オーディションが近づいた部の空気はより緊張感を増していた。)




(各パートは自分たちのパートが足を引っ張らないようにと練習に熱がこもり、個人練では楽譜とにらめっこしている時間が次第に増え、それぞれが自分の目指すところだけを見つめ不安に追い立てられるように練習を続けていく。そんな中・・)

あすか:コンバス弱い!
緑輝:あ・・はい・・。
あすか:さっきからどうしたの?サファイア川島。


緑輝:川島緑です・・。

(久美子:緑ちゃんは落ち込んでいた。)


あすか:夏紀、注意されたところまだ弱いよ。怖がって吹かないで一発で強く音を狙って。

夏紀:はい。

梨子:葉月ちゃんは鳴らす事にばかり意識がいってて音が雑になってるよ。

葉月:はい。

卓也:黄前さん、音よくなったよな。
久美子:え?

あすか:確かにね。真面目で面白味に欠けてたのが味わい染み出て来た。何かあったのー?
久美子:よくわからないですけど・・。
あすか:まあそれにわたしはコクとまろやかさも加わった料亭の味だけどねー。
卓也:何の話ですか・・?

あすか:それよりサファイア川島。

緑輝:はい!
あすか:今の気の抜けた演奏は何よ。

罰としてこれガタガタだから新しい譜面台持ってくる!
緑輝:あ・・はい・・。
卓也:そんなにガタガタですか?それ。
あすか:んなわけないでしょ。

黄前ちゃん、サファイア川島、何かあったの?
久美子:え!?あー・・いや・・その・・。

夏紀:あったっぽいね。
久美子:あったっていうか・・。

葉月:あのー実はわたしが祭の時に失恋しまして。
久美子:葉月ちゃん!
葉月:いいのいいの!もう終わった事だし。

夏紀:何?相手は部内?
葉月:それは勘弁してくださいよー。で緑、その時わたしの背中押してくれてたから。

梨子:失恋の責任、感じちゃってるのか・・。
葉月:気にしなくていいって言ったんですけどね。


あすか:どうでもいい。正直超どうでもいい。超超超超どうでもいい。
久美子:正直すぎます・・。

あすか:個人練行ってくる。
梨子:いってらっしゃいませ。
あすか:私情で練習できなくなってるような奴にかまってる暇はない。

卓也:怒ってたな・・。
久美子:え!?あすか先輩ですか!?
梨子:あー怖かった・・。
夏紀:あすか先輩は練習時間削られるのが一番嫌いだからね。


葉月:久美子、帰りなんだけどさ、時間いいかな?

チョップ・・!
緑輝:痛っ・・!
久美子:葉月ちゃん・・。

葉月:いつまでウジウジしてるの?もういいって言ったでしょ!

緑輝:ですが・・緑があんな事言わなければ・・。

あー!あの時を止めたい!愛と死以外にも歌はあるのですー!
葉月:何の話?とにかくわたし、こうなってよかったって思ってるからさ。
緑輝:でも!
葉月:ほら、ああいうのって一人だとどうしても勇気がなくてずっと悩んじゃうでしょ?だから背中押されてよかったよ。時間かけても結果は同じだった気がするし。久美子もそう思うでしょ?

久美子:え!あ・・それはなんとも・・。

葉月:ほら、だからもう気にしないで。わたし本心でそう思ってるから。

緑ちゃん、これジョージ君。元気出して。

緑輝:葉月ちゃん・・。

葉月:元気出して!緑ちゃん。これも好きなんでしょ?
緑輝:もちろんです。死ぬほど集めてます。
葉月:さ、行こ!




ありがとね、協力してくれて。
久美子:え?あ・・ううん、緑ちゃん落ち込んでいるとわたしもなんかつらいし。
葉月:でもちょっと複雑だったでしょ?微妙に当事者っていうか、そういうところあったし。
久美子:あ・・いや・・むしろわたしが悪かったかなって。
葉月:え?
久美子:なんとなくだけど・・ていうかなんかごめん・・だから・・。

葉月:悪いっていったらわたしの方が悪いよ。
久美子:ないよ・・。


葉月:ある。だってわたし、緑に話したらきっと緑が背中押してくれるかもって思ってたし。それに久美子も気弱いとこあるからわたしが先に話したら引いてくれるかもって。

ごめんね・・わたし最悪な女だよね・・。

久美子:そんなこと・・。

え?ちょっと待って!引くってわたしが秀一からって事?
葉月:うん。
久美子:それってわたしが秀一を好きって事?
葉月:そうでしょ?だってわたしが学校で塚本に声かけた時、イヤそうな顔してたよ。
久美子:いやいやいや!あれは好きっていうより友達が取られちゃうかも的なやつだよ!

葉月:こっちも無自覚か。
久美子:ホント!本当だって!

葉月:ま、その時になったら言ってよ、協力してあげるから。じゃあね!

秀一:よう。



葉月:うま。


久美子:わたしと秀一はそんなんじゃないんです。秀一はただの幼馴染でっていうかそういう・・。

麻美子:それ何なの?怖いんだけど。
久美子:だから勝手に開けないでよ!
麻美子:顧問変わったって聞いたよ。
久美子:え?なんでお姉ちゃんが知ってるの?

麻美子:吹部だった友達が言ってた。

強いとこの顧問やってた人の息子らしいじゃん。知ってる人の間じゃ結構噂になってるってさ。
久美子:そうなの?

麻美子:今にその先生目当てで入部してくる子とか出てきたりしてね。
久美子:そんなに?
麻美子:いやー知らないけど。
久美子:てかいつまでいんの?
麻美子:はいはい、もう帰りますよっと。

久美子:滝先生すごいのか・・ま、確かに。


ん?

緑ちゃん?

緑輝:夜分遅くにすみません。
久美子:ううん、どしたの?
緑輝:葉月ちゃん、あの後どうだったのかなって思いまして。
久美子:あーうん。
緑輝:やっぱり落ち込んでましたよね?明るく振る舞っているけどきっと落ち込んでいるんじゃないかって。
久美子:うん、そうだと思う。

でも、葉月ちゃん無理にでも元気で話していたいんじゃないかな。
緑輝:え?
久美子:葉月ちゃん、元気でいたいんだよ。いつも通りでいたいんだと思う。だから緑ちゃんもわたしもいつも通りがいいよ。あれ?もしもーし。
緑輝:久美子ちゃん、ちょっと変わりましたよね。
久美子:え?そうかな?
緑輝:はい!ちょっと大人っぽくなった気がします。

久美子:なにそれ。

緑輝:緑はそんな久美子ちゃん好きですよ。
久美子:ありがと。なんか照れるね。



(多分それはあの麗奈との夜があったからで、自分でも処理しきれないような意味不明な気持ちと戦いながらどんどん前に進もうとする麗奈の姿にわたしは感動したんだ。秀一とはまだ話せないままだけど。)

葉月:何これ?
緑輝:チュパカブラだよ。

葉月:チュパカブラじゃなくてチューバ君じゃん。ダメだよ!これずっと緑が欲しがってたやつでしょ!
緑輝:違います!これはチュパカブラです!
葉月:緑ってホント頑固だよね・・!もう!

もうダメだよ!これチュパカブラだから!
緑輝:そうです・・!その子はチュパカブラです・・!


晴香:おーすごい!高いところの音安定してる。難しいんでしょ?
香織:あすかにこの前言われたからかな。神頼みしても意味ないって。
晴香:そっか。



香織:わたしね、去年の事があったから揉め事とかがないようにってそれだけちゃんとできればいいって思ってた。でも・・わたし三年生なんだよね。これで最後なんだよね。
晴香:うん。
香織:三年間やってきたんだもん。最後は吹きたい!自分の吹きたいところを思いっきり!

晴香:じゃあダメだった時はおイモ買ってあげる。
香織:夏だよ?
晴香:だからわたしが探し回らなくても済むようにして。

香織:変な励まし方。

晴香:降ってきた!
香織:さすが部長!
晴香:わたし?
香織:みんな言ってるよ、部長の雨女っぷり半端ないって。
晴香:言いがかりだよ!


香織:高坂さん。
麗奈:おはようございます。

晴香:練習?

麗奈:はい。
晴香:頑張ってね。
麗奈:ありがとうございます。


葉月ちゃんはジョージ君を送り、緑ちゃんはチュパカブラを送る。
いい話でした。
香織先輩と高坂さん、対決って感じでしたね・・どうなるんでしょうか?
以上、Aパートでした。
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