『響け!ユーフォニアム』第6話です。
以下、Aパートお気に入りな台詞を書き綴ってみました。
(ネタバレ注意)

滝:さあ!北宇治の実力、見せつけてきなさい!

「結構うまいじゃん。」
「どこだっけ?ここ」
「ウソ!北宇治?」
「こんなに上手かったっけ?」





(久美子:サンフェスを終えて心地よい達成感を味わえたのも束の間、高校に入って初めての中間試験。平均よりやや上という喜ぶほどでもなく落ち込むほどでもない結果を迎えた後、いよいよ夏のコンクールに向けての練習が始まった。)

滝:まずこれからのスケジュールをみなさんにお配りしました。


(久美子:吹奏楽コンクールは例えるなら野球部における甲子園のような吹奏楽部にとっての最大の大会。わたしたちの地域では府大会、関西大会、全国大会の順に各大会で代表に選ばれた高校が次の大会に進むシステムなのだが、我が北宇治高校はここ10年最初の府大会止まり、しかも銅賞という残念な状態なのだった。)

滝:さてここからが重要な話なのですが、今年はオーディションを行う事にしたいと思います。
晴香:え?オーディションって?

滝:はい、わたしがひとりひとりみなさんの演奏を聞いて、ソロパートも含め、大会に出るメンバーと編成を決めるという事です。

「えー!」



(久美子:わたしたちはA部門とういカテゴリーでコンクールに出場する。この部門では課題曲と自由曲の二曲を最大55名までの編成で演奏する決まりになっていて、それ以上人数がいる場合誰かが出場できない事になる。北宇治高校では以前から上級生が優先的に出場してきた。つまりほとんどの場合初心者と一年生が外れてきたのだった。そこに突然降ってわいたオーディション。当然反対の声は大きかったが・・、)

滝:難しく考えなくても大丈夫ですよ。三年生が一年生より上手ければよいだけの事です。

もっともみなさんの中に一年生より下手だけど大会には出たいという上級生がいるなら別ですが。

(久美子:という粘着イケメン悪魔のあだ名にふさわしい滝先生の意地悪な一言に反論できる者はなく、オーディションは行われる事になった。)

葉月:でもコンバスって緑一人だから当選確実でしょ。
緑輝:先生の望むレベルじゃなきゃコンバス抜きで編成組むって事もありますよ。
久美子:緑ちゃんなら大丈夫だと思うよ。
葉月:ユーフォだって三人だし全員合格だよね。
久美子:うん。

「バカにしてんの?」


梨子:そんな事言って、チューバだって全員選ばれちゃうかもよ?
葉月:え?わたし初心者ですよ?
梨子:わかんないよー、オーディションだからね。先生の前でちゃんとした演奏ができればもしかしたら。

葉月:いやー、無理ですよ。無理無理。きっと来年には成長してると思うんでそん時に。

「後ろー!」


葉月:わー!あすか先輩!
あすか:甘いぞ!加藤!!

よーく考えるのだ!加藤ちゃん!オーディションだよ!オーディション。上手い人間がレギュラーになるシステムだよ?

葉月:そんなのわかってますよ・・!

あすか:ホントにわかってる?それって逆に言えば下手だと来年も再来年もレギュラーの保証はないって事なのだよ?
葉月:ほへ?

あすか:来年、例えばサファイア川島みたいな聖女のチューバ経験者が入ってきたら・・

緑輝:わたしルビー川島です。チューバやってます。
葉月:上手っ!

緑輝:プラチナダイヤモンド川島です。チューバやってます。


葉月:上手っ!上手っ!上手っー!

あすか:なーんて事になるかもしれないんだよ?
葉月:そんな・・緑の人でなし・・!

あすか:だから初心者でも今年からレギュラー取るつもりで頑張る!冬に凍死するキリギリスのようにならないためにも。

葉月:はい!わかりました!
梨子:なんか例えがおかしいような・・。
久美子:キリギリスって凍死しましたっけ?
あすか:ノンノン!日々の練習が大切って事。

卓也:課題曲、自由曲の譜面とCDもらってきた。

課題曲が田坂直樹「プロヴァンスの風」、自由曲が堀川奈美恵「三日月の舞」。
あすか:おー!滝先生わかってる!
久美子:そうなんですか?
あすか:うん、堀川奈美恵と言えば京都府生まれの今を時めく女性作曲家だよ!管弦楽や吹奏楽を中心に活躍している若き才能。彼女の魅力は・・。
卓也:始まった・・。
緑輝:聞いてみましょうか。

葉月:おー!なんかかっこいい!
緑輝:ですね。
あすか:この曲は低音がいいんだよね!

(久美子:その曲は確かにダイナミックで、でも失敗したら目もあてられなくなりそうで。わたしは思った、やっぱり滝先生は本気で全国を狙っていると。)

梨子:それでこれが譜面ね。それぞれオーディションで吹くところに丸印が付いてるみたい。

あすか:えーと、どれどれ。
葉月:わー!もう吹けちゃうんですか?

あすか:オーディションはここからここまでかー。滝先生も意地悪だねー。

葉月:ねえねえ、久美子も吹ける?
久美子:うん、あそこまでは無理だけど。

夏紀:上手いね。
久美子:え?ありがとうございます。
夏紀:ユーフォ始めたのいつって言ってたっけ?

久美子:小四からです。姉につられてなんとなく。

夏紀:じゃ今年で7年か・・そりゃ差もつくか・・個人練行ってくるね。

久美子:あ、はい。
葉月:差って何ですか?
梨子:うん、それよりはい。指番号振っといてあげたからこれに沿って練習してみて。


ほら、焦らないの。まずはひとつひとつ狙った音をしっかり出す事を心掛けて。

葉月:難しい・・!

壊れた!!

梨子:違う違う、外したの!
卓也:メンテの時教えただろ?

葉月:メンテ?ロータリーにオイルは注してますけど。
梨子:教えてなかったっけ!?

葉月:チュパカブラ、バラバラ事件。
緑輝:おー!迷える魂に幸あれ。
葉月:ま・・まだ壊してないからね!

しかしこう見ると大きいな。
緑輝:管も長いですね。打ち込んだ液ってここ通ってこの管通ってあっちの管に行ってここを通って。

葉月:すごいよ!チュパカブラ!

久美子:ねえねえ、たまにはこうやってメンテしないといけないんだよ。それぞれ繋ぎ目のところの汚れとか中の汚れをやわらかいブラシで取っていって、で全部きれいにしたらグリースをちょっと付けてはめていく。ロータリーはこっちのオイル。わかるよね?
葉月:うん、ああ待って。自分でやる。じゃなきゃ覚えないし。えーと仕上げはこれで・・。

おー!キラキラだ。うーん!さすがチュパカブラ!美人だね、惚れ直したよ!

緑輝:なんか初めて楽器を持った時の事を思い出しますね。

久美子:うん。

麻美子:ピカピカになってきたじゃん。

久美子:うん!

葉月:あれ?抜けなくなった・・。
緑輝:それ違うんじゃないですか。
久美子:わ!それ間違ってるよ!
葉月:そ・・そうなの?

久美子:ちょっと貸して!うわ!固っ!なにこれ!

緑輝:この緑もお力添えします!

葉月:ど・・ど・・どうしたら・・!
久美子:大丈夫!こっち持ってて!いい?
「せーの!せーの!」

葉月:こんなの先輩に見られたら絶対に怒られ・・!
「は!」

あすか:そうか!チュパカブラだけに大きなカブだ!

葉月:助けてください!

麗奈:チューバのソフトケース?
久美子:うん、葉月ちゃんがもっと家でも練習したいって。楽器管理係だったら知ってるかなーって。
麗奈:ちょっと待って、調べてみる。一つだけあった。
久美子:ホント?

麗奈:持ち帰るなら今書いておくね。
久美子:うん、ありがとう。個人練?
麗奈:うん、トランペット。ソロもあるから。

久美子:え?ソロやるつもりなの?

麗奈:わからないけど、滝先生ソロもオーディションで決めるって言ってたでしょ。
久美子:そっか・・。


麗奈:香織先輩。
久美子:上手だね。
麗奈:先輩の中ではね。ハイトーンも綺麗に出せるし。もう持ち帰っても大丈夫。

久美子:高坂さんらしいね。

(麗奈:黄前さんらしいね。)

仕返し?

久美子:あ・・うん、そうかも。ケースありがとう。


ホントに持って帰るの?
葉月:ここまで来てやめるわけにいかないでしょ!こうやって背負うんだよね!
久美子:なんかチューバに担がれてるみたい。

緑輝:久美子ちゃん、声に出てる。
久美子:あ!

やっぱり抹茶ソフトにすればよかった・・。

葉月:あーダメだ!全然思ったように吹けないよ・・!
緑輝:さっきよりはよくなりましたよ!ねえ?
久美子:うん!
葉月:いいよ・・自分でわかってるから・・。


わたしさ、中学の時テニス部でも最初全く思ったプレイができなくて中途半端はイヤだったからいっぱい練習したんだ。でもダメだった・・最後の大会勝てなくて・・だから上手くなりたい!チューバは!自分で納得できるくらい!

緑輝:葉月ちゃん!
葉月:な・・な・・な・・何!?
緑輝:緑、感動しました!これ食べていいですよ!

人は何でも変えられます!世界中の何でも!

葉月:うん!頑張る!
緑輝:その意気です!

久美子:上手くなろうね。
「はい!」

最後、葉月ちゃんの決意!感動しました。
大会に出るのはオーディションですか・・滝先生、厳しいです!粘着イケメン悪魔。
以上、Aパートでした。
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