オムニバス形式でストーリー進行する「ドラクエ」タイプのRPG。
「ドラゴンスレイヤー」シリーズとしては初心者にもとっつきやすい。
というよりも親切すぎるくらいに親切。
基本的な内容は先に発売されたPC88版と同じ。
グラフィックがファルコム初の400ライン化されているほか、ファンクションキー表示やセーブデータの増加、アイテムの追加など、PC88版から様々な面でパワーアップしている。
また、画面右下の現在地表示がPC88版よりも細かくなった。
戦闘はシンボルエンカウントで突入(ただし、アイテムを使わないと見えない)。
素早い者から順番に行動していく。
経験値とゴールドを稼いでレベルアップさせ、装備を新調しながらキャラ強化させていく。
レベルアップ時には能力の割り振りを、自分で振るかオートで振るかの設定が可能。
洞窟内はスポットライト処理。
「たいまつ」を使わないと何も見えない。
ライトは時間経過と共に縮小していき、最終的には何も見えなくなるので、洞窟突入時には「たいまつ」をいくつか持っていくのが得策。
各章クリア時には大量の経験値を取得可能。
本作の主人公セリオス。
ファーレーン王国の王子で、父である国王を「どさくさに紛れて」殺したアクダムを討つため世界を旅することになる。
親同士が決めたセリオスの許嫁であるソルディス王国のディーナ姫。
オープニングのラストを飾るわりに、ゲーム中の影はかなり薄い。
人質に捕られたり、砂漠に捨てられたり、奴隷として売られたり、再び人質に捕られたりと結構悲惨な人。
セリオスの仲間達。
リュナン(左上)、ロー(右上)、ゲイル(左下)、ソニア(右下)。
第2章は仲間キャラの入れ替わりがあるが、第3章以降は固定。
ついこないだまでPC88版を遊んでいたので懐かしさは全然ナシ。
でも、さすがにファルコム発の400ラインとあって「グラフィック綺麗だなー」とは感じる。
元々PC88版の時点で読み込みや処理関係は速かったけど、このPC98版ではさらにワンテンポ速く快適性が増している。