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何度クリアしたかわからない本作。
テンポの良さから何度でも遊べてしまうのが魅力の1本。

ゲーム内容

日本ファルコムの「ドラゴンスレイヤー」シリーズ6作目。
現在もシリーズ最新作が発売されている「軌跡」シリーズの元である「英雄伝説6 空の軌跡」の英雄伝説1作目が本作である。
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ファーレーンの王子セリオスが、父を殺し、国を乗っ取ろうとした宰相アクダムを追う敵討ちのストーリー。
オムニバス形式で全六章構成。
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見下ろし視点の2DRPG。
戦闘で経験値とお金を獲得し、キャラを成長させていく。
これ以上ないほどの普通のRPGである。
戦闘はシンボルエンカウントだが、アイテムを使わないと敵シンボルは見えない。
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章クリア時や、フラグ立てに必要なストーリーイベントをクリアした際にも大量の経験値を獲得できる。
そのおかげもあってか、本作はレベル上げを狙ってやる必要がない。
装備も全員分は無理だが宝箱から手に入るし、アイテムも終盤を除けば買う必要はあまりない。
とにかくプレイヤーにストレスを感じさせないように配慮されている。
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戦闘はすばやさの高いキャラから行動可能となる。
一部の敵を除いて必ず逃げられる点や、眠っている敵には必ず会心の一撃が出る点、強化魔法は重ねがけが可能な点など、オーソドックスながら変わった要素も盛り込まれている。
また、細かい設定が可能なオートコマンドも用意されている。

感想

当時でも派手さはなく、シリーズの中でもとにかく地味な1本だった。
BGMの数は前作「ソーサリアン」の3分の1以下。
ボス戦であろうがラスボス戦であろうが戦闘曲は1曲。
それまでクセのあるシステムでユーザーを唸らせてきた同シリーズのファンには賛否両論な1作であった。
正直、発売時期を考えたらありえないほどにシンプルな内容だ。

だが、本作の魅力は王道ながらもテンポよく楽しめるストーリーと、プレイヤーに気持ちよく遊んでもらうよう徹徹底的に無駄をなくしたシステムにある。
最初から最後までストレスなく楽しめるのは素晴らしい。
古いゲームを遊ぶ上で一番きついのが、理不尽な難易度や時間のかかる作業。
それらがない本作は今遊んでも十分楽しめた。

ただし、本作にやりごたえを求めると痛い目にあるので注意。

その他

・ブランクディスク3枚あればシナリオディスク1~3のバックアップが可能

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