『幸腹グラフィティ』第11話Bパート「シャクッ、テリツヤ～。～カツサンド～」お気に入り台詞集

『幸腹グラフィティ』第11話です。
以下、Bパートお気に入りな台詞を書き連ねていきました。
（ネタバレ注意）

リョウ：受験シーズン特別料理第二弾は・・。

いよいよいよいよあと一週間で受験本番。

きりん：来週の受験、うまく行きますように！

リョウ：頑張ってきた成果を存分に発揮できますように。

椎名：大金持ちになれますように。
リョウ：え！？
きりん：この時期にそのお願いなの！？
リョウ：せっかくですし受験の事をお願いしましょうよ。

椎名：いやこの願いは実はすごい深くて、大金持ちという言葉の裏には高校合格、大学合格、名のある画家になるなどありとあらゆる願いが詰まって一つの言葉にうんぬんかんぬん・・。

リョウ：なるほど・・深い！
きりん：深くないよ！強欲なだけだよ！

そんな欲張りな人には幸運も近づかないかも。高校受からなくたって知らないよ！
椎名：あー、わたしもうそういうの必要ないし。
きりん：え？

リョウ：も・・もしかして、
きりん：椎名、高校行かないとか・・。

椎名：実は今日二人に伝える事があったんだ。

推薦入学で高校合格しました。二人が受けるのと同じ高校。

「○×□△」
椎名：ごめん、一人ずつでお願い。

きりん：いつ合格してたのよ！？
椎名：今月の始めには。
きりん：ずるいずるい！この裏切り者！
椎名：ずるいって言われても・・推薦受験用の勉強と対策とか個人的にしてたし・・。
きりん：で・・でもだったらちょっとぐらい相談して・・。
椎名：だからごめんって。
きりん：きー！聞いた？リョウも何か言ってやって！

リョウ：おめでとうございます！

よかったですね！ずっとひたむきに頑張ってましたもんね！ホントにホントにお疲れ様です！

椎名：こういう時、真の心の美しさが浮き彫りになるよね。
きりん：わたしも入れてよ！
リョウ：きりん？
きりん：そりゃわたしだって椎名が受かったのはうれしいけど、何も言わないなんて水くさいから・・だから・・。
リョウ：きりん、こういう時は素直に気持ちを伝えるものですよ。

きりん：おめで・・。

椎名：え？何？聞こえない。

きりん：おめでとう！おめでとう！おめ・・おめ・・おで・・おで！！
椎名：わかった。ごめんごめん。

きりん：見て見て！かわいいお守りいっぱい！
リョウ：ホントです。買って行きましょう。
きりん：えっと合格祈願のお守り、合格鉛筆、交通安全のお守りと厄払い、家内安全に、あ！縁結びも、合格消しゴムもある。

こういうのってたっくさんあった方がよさそうだよねー、効き目山盛り！
椎名：森野さんも十分強欲だよね。ん？

リョウ：えへへ、ご利益あるかなーと・・。あ、椎名さん、これ合格祝いにどうぞ。学業お守りです。
椎名：え、ありがとう。

きりん：椎名ばっかずるい！椎名もわたしたちにお守り買ってよー！お返しに。
椎名：買わないよ。
きりん：即答！
椎名：それにお返しって言ったら町子さんにだけじゃん。
きりん：う・・それはそうだけど・・。椎名はもう高校受かってるんだから代わりに祈ったり応援とかしてくれたって・・！

椎名：わたしそういうのよくないと思う。
きりん：なんで・・その冷たい目・・。

今日の椎名、冷たいよ！わたしの存在、全否定だよ！
椎名：そこまで言ってないって・・。

ただ・・受験って自分一人の力で戦うものでしょ？

きりん：え！？

椎名：神様にもそうだけど他人に頼る前に自分で頑張らないと。
きりん：う・・まぶしい正論・・！
リョウ：だからわたしたちに推薦受験の事言わなかったんですね！

（きりん：いつもならムカッとするところだけど今の椎名に言われると言い返せない・・。）
椎名：え？なに？その手つきやめて。
きりん：なんで！応援してくれたらめちゃくちゃ頑張れるのに！
椎名：応援って実際必要なくない？
きりん：じゃあ椎名は自分一人の力だけで合格したっていうの！？
椎名：間違ってないと思うけど。
きりん：バカヤロー！応援のありがたさをわかっていない！このストイックマン！

椎名：ちょっと・・、

二人ともどさくさに紛れて触りすぎ・・。
きりん：だって触るとご利益ありそうなんだもーん。

椎名：人同士意見が合わない時もあるって。
きりん：でも・・。

椎名：お腹空かない？お昼持って来たからみんなで食べようよ。

きりん：食べ物で釣ろうったって無駄無駄！わたしのプライドにかけて我慢するもんねっ！

椎名：あ、そう？露子さんの自信作なんだけど、じゃあ町子さんと二人で食べよう。

安いプライドだよね。
きりん：いや、露子さんの料理は安くないし。三ツ星シェフ並みの腕前だし。

うわー！テリテリのカツサンドだ！パンの中にお肉みっちみちだ！

椎名：何？
きりん：椎名ってば自分の力だけとか言っといて願掛けとかしちゃってるじゃん。この時期にカツとか鉄板。

椎名：いや、これは露子さんが勝手に・・ん？
きりん：うわー！ぎっしり！
リョウ：わたしたちの分も作ってくださったんでしょうか。

フワフワバターパンとしゃっきりキャベツ、しっとりカツの歯ごたえの黄金比的メロディー。

椎名：現実離れしたおいしさだけど、このピリッと効くからしが現実世界にとどめてくれるね。

きりん：肉もっちりパンもっちりのダブルもっちりパンチで力があふれてくる！

「あの三人からすごい生命オーラを感じるぞ！」
「あの子たち一体何者だ！？」

リョウ：おいしい！さすが露子さんです！とろけるー！
椎名：最近の夜食は大体これだった。
リョウ：いいなー！一人で頑張ってる時にこれ食べたら何だって頑張れそうな気がしますよ。
きりん：ていうかやっぱり椎名めちゃめちゃ応援されてんじゃん。
椎名：え？本人はカツサンド作りにはまってるだけって言ってた。