『幸腹グラフィティ』第9話です。
以下、Aパートお気に入りな台詞を書き綴ってみました。
（ネタバレ注意）
（リョウ：大晦日、今年もとうとう今日で終わりです。）
よーし！気持ちよく新年を迎えるためにも大掃除頑張っちゃいますよ！
明さん！
明：久々！リョウ！ごめんね、今年も会社で年越しだわ。なんとか三が日のどこかで顔出そうと思うけど・・、
ホントごめん！
リョウ：お気になさらずです。今年の大晦日はきりんと過ごす事になりましたので。
明：あ・・そうなの？
リョウ：はい！明さん、今年も一年いろいろとありがとうございました。よいお年を。
明：はあ・・よいお年を・・。
全く寂しがられないのもそれはそれでこっちが寂しい・・。
絶対に年内で終わらせる！まだ叔母離れさせないんだから！
リョウ：さあ！ある程度片付けは済んでますから今日は細かい所を徹底的にいきましょう！
台所周りは重曹と古い歯ブラシを駆使して、
網戸掃除はスポンジで洗った後、新聞紙を使ってしっかり水分を拭うと汚れも水あとも残らずすっきり。
鏡はジャガイモの皮を使って磨くとピカピカ曇り知らずです。
やっときれいになりました。えっと他に汚れてるものは・・、
あ！わたしが汚い・・。
「きりん、そんなに呑気にしてて平気？特急電車の指定席ちゃんと取ったの？」
きりん：大丈夫大丈夫！6時の電車に乗るから夕方に駅まで送ってね。
リョウ：きりん、きっと年越しそばだけじゃ足りないですよね。他何作りましょう。
椎名：おでんがいいんじゃない？
町子さん偶然だね。腰抜かす事ないのに。
リョウ：椎名さん！肌冷たっ！
椎名：商店街で見かけたからつけてきたの。
リョウ：それ偶然って言いませんよ！普通に声かけてください！
いっぱい買っちゃいました。おでんの具材ってワクワクしますね。椎名さんには驚かされましたけど、おでんはとってもいいアイディアです。身体も温まりますし。
椎名：作るの簡単だしつまみ食いもし放題だしね。
リョウ：よかったら椎名さんも来ませんか？三人で年越しとか。
椎名：あ、ごめん。年末年始は家にいるのがしきたりで、二人も呼べたらいいんだけど、
危険だから他の人は入れないようになってるんだよね。じゃあ！
（リョウ：年末年始の椎名家では一体なにが・・！？）
いい匂いがしてきました。あ、そうだ、きりんにも報告しときましょう。今日はおでんも作りますよっと。
ホント、たまらない匂いですね・・。
ばれてる！いやあ違います！イヤだなあ、煮え具合を確認するだけですよ！
おー！ふっくふくです！
この独特の立ち込めるお出汁の香り、薄口しょうゆのはんなりと食欲を誘う色合い、具材が仲良く寄り添ってグツグツグツグツたまりません！じっくり煮込んだおでんもいいですがまだ完全には味がしみていない素材のフレッシュを感じる具材もまた魅力的なんですよね！でもきりんが来るまで我慢しなきゃ・・！
味見です！味見をしなくちゃですもんね！きりんにおいしいおでんを食べてもらうためですもんね！うん！しっかり火が通ってます！
おでんの主役を先にいただくこの贅沢感、やんわりやさしいホクホク感とどっしりとした大地を感じさせる味わいが身体にしみわたります。
味がしみるのを拒もうとするコンニャクを出汁たっぷりのお汁と一緒に飲み込めば口の中で手に手を取ってあーこのプルプルの幸せ！
味見なのにダメと思えば思うほどお箸が止まりません！身体が勝手に動いて・・あー！きりん！早く来てくださーい！
「きりん、そろそろ出ないと。」
きりん：あーもうちょっとだけ、これから好きな芸人さんが。
「あ、さっき電話があって良蔵おじさんたちがそろそろ来るって。」
きりん：わたしもう行かなきゃ！
「ホントあんた大人が苦手よね・・。」
「指定席の切符ちゃんと持った？」
きりん：え？指定席なんて取ってないよ。
「はー！あんたさっき大丈夫って言ったじゃない！年末よ！混んでるわよ！」
きりん：えー！田舎だしいつも空いてるし、自由席でも平気だって！なんとかなるなる！
「あっちゃー！こりゃ一本あとのじゃないと乗れないわね・・。」
きりん：つ・・次の特急は！？一時間後・・！
「あーあ、言わんこっちゃない。」
きりん：テレビなんて観てないで早く家出てればよかった・・！ていうか切符買ってればよかった！
「はい、完全に自業自得よ。早くリョウちゃんに連絡なさい。」
きりん：ごめんなさい！
リョウ：え？電車に乗れなかったんですか？
きりん：そっち着くの二時間くらい後になっちゃう・・早く会いたいよー！
リョウ：きりん・・わたしもです。
きりん：おでんとソバが待ってる・・。
リョウ：え？
「そこはリョウちゃんって言うとこなのよ。」
リョウ：遅くなっても大丈夫ですよ、慌てずに来てください。
きりん：うん、ホントごめん！テレビとか観ながらおこたでぬくぬく待っててね！
リョウ：わかりました。おこたでぬくぬく・・？
（きりんと大晦日を過ごすのが楽しみで待ちきれなくて、）
迎えに来ちゃいました。
（こんなこと、前にもありましたね・・あれはもう一年前。暖かいお部屋で温かい物を一緒に食べる誰かがいる、そんな周りの人たちがうらやましく見えて、だけど今はわたしにも一緒に温かいご飯を食べる人がいるんですよね。）
きりん：リョウ！
リョウ：きりん！
きりん：迎えに来てくれたの？ごめんね！ごめんね！お待たせ！
まだ年越しまで時間あるよね？急いで帰ろう！
リョウ：走りたいのですが、足がかじかんで・・。
きりん：リョウ！冷たっ！リョウ、こんな手冷たくなって・・。
リョウ：手袋忘れちゃって・・。
きりん：ちょっと待ってね！
リョウ：きりんの手暖かいです。やっこくて赤ちゃんの手みたい。
きりん：なんで赤ちゃん！そこはお母さんの手みたいとか！
リョウ：すみません！すみません！
きりん：寒いの直った？
リョウ：はい、ありがとうございます。ゆっくり歩いても間に合いますからゆっくり帰りましょう。
きりん：そうだね。
リョウ：甘えん坊さんですか？暖かいです。
きりん：うん、だってリョウいい匂いするんだもん。
（おでんの・・。）
リョウ：えー、照れますよ。
年末年始の椎名家では何が起きるんでしょうか！？想像に任せられるところがまたよいです！
最後、リョウちゃんときりんちゃんがゆる百合っぽかったですが・・おでんの匂いですって！
以上、Aパートでした。
関連リンク
第9話「グツグツ、へは……。～おでん、てんぷら蕎麦、甘酒～」Aパートお気に入り台詞集
第9話「グツグツ、へは……。～おでん、てんぷら蕎麦、甘酒～」Bパートお気に入り台詞集
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