『甘城ブリリアントパーク』第1話です。
以下、Bパートお気に入りな台詞を書き連ねてみました。
(ネタバレ注意)


いすず:お菓子の妖精モッフル、このパークの看板マスコットよ。
西也:ふーん。
いすず:どうしたの?
西也:いや、何だこのムカつく感じは。
いすず:記念撮影がしたいの、いい?
モッフル:モッフル。

西也:待て!おまえが入らんでどうする?


何だその態度は?我々は客だぞ。
いすず:可児江君、落ち着いて。
西也:ああ、俺は落ち着いている。取り乱したりなどしない。


不愉快だ、出る。何が悲しくてこんな何かのパクリみたいな奴・・。

いすず:モッフルはパクリと言われるのが一番腹立つの。
西也:それで客にカメラをぶつけるマスコットがどこにいる!?大体その喧嘩上等な態度は何・・!


もう許さん!覚悟しろ!

いすず:やめなさい。

西也:撃たれた・・こいつ本当に撃ちやがった・・俺は死ぬのか・・こんなつまらん事で・・。え?無傷?

いすず:これ以上は命のやり取りになるわ。夢と希望のお菓子ハウスをあなたたちの血で汚さないで。
西也:ここにいつ夢や希望があった!?というより銃を振り回しているおまえがどの口でそれを言う!?
いすず:どう?可児江君、モッフルと拳と拳で語り合った感想は?
西也:一方的に殴られただけだ!
いすず:仲良くなれそう?
西也:なれるか!

モッフル:それはこっちの台詞ふん。
西也:え?喋るのアリ?
いすず:まあいいでしょう。記念写真も撮れたしひとまず移動しましょうか。

西也:記念写真?


何だアイツは、最悪のマスコットだ。
いすず:そうかしらね。
西也:帽子をかぶっただけのただの暴力ネズミではないか。全くどんなチンピラが中に入っているのやら。
いすず:中の人ならいないわ。
西也:何?

いすず:モッフルの事よ、中の人なんていないの。
西也:ああ、つまりあれか。子供の夢を壊さないようにスーツアクターは入っていない、本物の妖精だといういわゆるお約束の設定だな。
いすず:そうじゃなくて中の人などいないの。彼は魔法の国の住人なの。
西也:魔法の国か、わかったわかった。そういう事にしておいてやろう。

いすず:ここは屋内シアターのエレメンタリオ。4人の精霊がステージをしているわ。磨き抜かれたダンスとあっと驚くワイヤーアクションが見どころよ。

ミュース:わたしはミュース、水の精霊よ。今日はわたしたちのエレメンタリオへようこそ!

シルフィー:わたしはシルフィー、風の精霊。仲良くしてね。

コボリー:わたしは土の精霊コボリー、あの・・よろしくお願いします。

サーラマ:わたしはサーラマ、火の精霊。

ミュース:みんな!元気?とっても元気!

よーし!張り切って行くぞ!

西也:痛々しいな。
いすず:いつもこんな調子よ。次に行きましょう。

どきどきコースター、スリルと興奮を乗せて走る疾風怒濤の弾丸列車よ。怖いの?
西也:そんなわけないだろ。
いすず:そう、では乗りましょう。
ドキドキした?
西也:全く。
いすず:そう、次に行きましょう。

ブリリアントマーケット、甘ブリの最新グッズが目白押しよ。
西也:すさまじい昭和臭だな。

いすず:わんぱく広場、子供たちの笑顔がはじけるフリーダムスペースよ。
西也:はじけとらんぞ。

いすず:フリーフォール、小さい子でも楽しめるように速度は抑えてあるわ。
西也:抑え過ぎだろ。

いすず:コーヒーカップ。


甘ブリのは速さとスリルが売り物よ。
西也:こんなスリルがいるのか!


ひどすぎる!
いすず:怒っているようね。
西也:当たり前だろ!どれもこれも微妙なアトラクションばかりではないか!対応はひどい、設備はぼろい、近所のラブホテルの方が見た目はよほどいい!

そもそもこのテーマパークはエンターテインメントというものをなめている。どうせ所詮子供騙しだとでも思っているのだろう。だが子供を騙すのは大変なのだ!いい加減な気持ちで成し遂げられる事ではないし強い意志と信念が必要だ!しかしそれがここにはカケラもない!誰かに夢を見せたいならまず自分たちがその夢を信じるべきなのだ!つまりは・・!
いすず:誰かに夢を見せるならまず自分がその夢を信じるべき・・実に耳に痛い言葉ね。ただの高校生にそんな事が言えるとは思わないんだけど。
西也:請け売りだ。何かの本で読んだ。

いすず:あなたが不機嫌なのは訳のわからない女に脅されて目的もなくパークをうろつかされている事だと思っていたわ。

西也:迷惑な事をしている自覚はあるようだな。
いすず:だけどあなたが腹を立てているのは全然別の事、このテーマパークに怒っているみたい、不思議ね。

可児江西也、甘城高校2年4組16歳。
西也:ん?
いすず:親戚のおばさんと二人暮らし。
西也:何だいきなり?
いすず:眉目秀麗、成績優秀、運動神経抜群。
西也:はあ、それがどうした?
いすず:多芸多才で器用、大抵の事は何でもうまくやれる。ただし異常なナルシスト。
西也:ん?
いすず:自分大好き、周囲がひくほどに。
西也:おい!
いすず:だから友達も彼女もいない。

西也:ちょ!
いすず:お昼休みは一緒に食事する相手がいなくていつもボッチ飯。

西也:なぜそんな事まで知っている!?
いすず:入念なリサーチの結果よ。
西也:どういう事だ!なぜ俺を詮索する!?

いすず:児玉誠也・・少し前そういう天才的な子役タレントがいたそうね。大人の思い描く理想の子供。でも5年ほど前、児玉誠也は突然引退してしまった。今高校生のはずのその彼がこの遊園地を見たらどんな感想を言うのかしら。

西也:なるほど、すべて承知で俺を連れて来たという訳か。
いすず:その通りよ。

西也:おまえの狙いが何かは知らんが児玉誠也とやらはとっくの昔に死んだ、消滅した。そのバカな子役を何かに利用できると思っているなら全くの無駄だ。帰る。あの銃で脅したければ脅すがいい。

いすず:待って!帰る前にこれを食べて。冷めたらもったいないわ。
西也:コロッケなどどうでもいい。
いすず:いいから食べなさい。

(西也:衣厚すぎずそれでいてサクサク感はしっかり。中身はジューシー且つフワフワ、練り込まれた挽肉と丹念につぶされたジャガイモが絶妙な風味を・・!)
いすず:おいしいでしょ?
西也:ああ。
いすず:これここで作ってるの。他では食べられない味よ。
西也:まさか、おまえが?

いすず:別の人。帰る前に会ってみない?

西也:やはりここの関係者だったのか。
いすず:言ってなかった?
西也:まあ口ぶりから察してはいたがな。

どこに行くのだ?
いすず:メープル城の屋上、このパークの支配人がいるわ。


可児江君?どうしたの?
西也:い・・いや、何でもない。
いすず:そう、ならあの方のところへ行ってきて。行って。

ラティファ:あなたが可児江西也様ですか?
西也:ああ、そうだが。
ラティファ:わたしはラティファ・フルーランザと申します。このテーマパークの支配人です。


西也:支配人?
ラティファ:はい。今日はわざわざ御足労頂き本当にありがとうございます。
西也:あ・・いや・・。

さっきのコロッケは君が?
ラティファ:はい、毎日作っています。せめてゲストの皆様に楽しんで頂けたらと思いまして。
西也:その・・よくわからないのだが俺に何の用だ?君は何者なのだ?

ラティファ:もうご覧になりましたか?この甘城ブリリアントパークを。
西也:まあいやというほどな。
ラティファ:如何でした?
西也:まあなんというか・・。

ラティファ:わかります。さぞ御不満だった事と思います。

可児江様、お願いがあるのです。この滅亡寸前の遊園地をあなた様に立て直して欲しいのです。
西也:何?
ラティファ:この甘城ブリリアントパークの支配人になってください。
西也:俺がここの支配人に?
ラティファ:はい。あなたならこの遊園地を救えます。それがわたしたちに下された神託なのです。
西也:神託?
ラティファ:神のお告げです。わたしたちは魔法の国メープルランドの住人なのです。

西也:メープルランド?

ラティファ:はい。わたしたちはこの地上の世界とは違う本物の魔法の国からやって来たのです。この甘城ブリリアントパークで働いているキャストのほとんどは魔法の国メープルランドの住人なのです。
西也:は?

ラティファ:でもあと三か月でお客様を25万人お呼びできなければこのパークは閉園になります。そうなったらわたしたちメープルランドの住人は居場所を失い生きる力を無くしてしまうでしょう。

西也:ちょっと待て、いきなり本物の魔法の国とか言われても。
ラティファ:信じられないでしょうね。ですから・・。

ですから・・これからあなたに魔法をお授けします。
西也:魔法?
ラティファ:はい。

可児江様、そのまま動かないで。




可児江様、可児江様!大丈夫ですか?いすずさん来てください!可児江様を早くお部屋の中に!可児江様、可児江様!

西也:俺の部屋か・・。顔洗うか・・。




いすず:キャー。

西也:姉さん!藍珠姉さん!

藍珠:何だってのよ、こんな時間に。
西也:姉さん!何であの女がいる!?
藍珠:ああ、いすずちゃん?昨夜すっころんで気絶したあんたを抱えて来たのよ。終電終わってたから泊めてあげたの。

(でも西也が女の子とデートだなんて丸くなったもんよね。前は女ってだけで目の仇にしかねない勢いだったのに。まあ喜ばしい事だわ、保護者的に。)

西也:藍珠姉さん、今変な喋り方をしたか?俺が丸くなっただのなんだのと。
藍珠:え!何よ!?意味わかんないんだけど・・。
西也:だが、今口を閉じたままいろいろと・・。
藍珠:ああそっか!多分わたし寝ぼけてるのね!まだ酒抜けてないし、うん寝直し寝直し!ああでもあんたはちゃんと学校行きなさいよ、じゃあね。

いすず:可児江君、あなたは魔法が使えるようになったのよ。
西也:何!?


いすず:これで信じてもらえたかしら?

展開早いですね!もう魔法が使えるようになったんですね・・。
しかしこのパークを立て直すのはかなり大変そうです・・。
以上、Bパートでした。
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