『ソードアート・オンラインⅡ』第11話です。
以下、Aパートお気に入りな台詞を書き綴ってみました。
(ネタバレ注意)



シノン:じゃあデス・ガンはあなたが戦ったそのラフィン・コフィンの・・。キリトひとつだけ教えて、あなたはその記憶をどうやって乗り越えたの?どうやって過去に勝ったの?なんで今そんなに強くいられるの?

キリト:乗り越えてないよ。
シノン:え?
キリト:俺は昨夜俺の剣で死んだ三人の事を繰り返し夢に見てほとんど眠れなかった。アバターが消える瞬間の彼らの顔・声・言葉。俺はきっともう二度と忘れられないだろう。
シノン:そ・・そんな・・じゃあどうすればいいの・・?わ・・わたし・・。


キリト:でもシノン、それは多分必要な事なんだ。俺はこの手で彼らを殺した事の意味、その重さを受け止め考え続けるべきだったんだ。せめてそうすることが俺にできる最低限の償いなんだろうと今は思ってる。

シノン:受け止め考え続ける・・。



デス・ガン・・。
キリト:ん。
シノン:あのボロマントの中にいるのは実在する本物の人間なんだね。
キリト:ああ、SAO時代の名前がわかれば現実世界でも本名や住所だって突き止められるはずだ。

俺はそのためにこの世界にやってきたんだ。

シノン:そう。じゃああいつはSAO時代の事が忘れられなくてまたPKをしたくなってGGOに来た、って事?


キリト:それだけじゃない気がするな。あいつはゼクシードやうすしおタラコを撃った時もこの大会でペイルライダーを消した時も必ず大勢の目がある状況を選んでいる。あの大袈裟な十字の仕草といい不特定多数に対してアピールしてるんだ。

多分自分にはゲームの中から本当に人を殺す力があるんだと。

シノン:でもどうやったらそんな事が・・。
キリト:俺の聞いた話ではゼクシードとタラコの死因は脳の損傷じゃなくて心不全だったらしい。
シノン:え?心臓?それって・・。


キリト:正直殺人の手段は見当もつかない。仮想世界で銃撃するだけで生身のプレイヤーの心臓を止める方法なんて存在しないと思いたいけど。

いや待てよ・・そういえば・・。
シノン:ん?
キリト:ちょっと妙だな。
シノン:何が?


キリト:さっきの廃墟でデス・ガンはなんであの黒い拳銃じゃなくてわざわざライフルに持ち替えて撃ったんだ?拳銃の方を使ってれば俺を殺せたのに。

シノン:確かにそうね。



キリト:もしかすると撃たなかったんじゃなくて撃てなかったんじゃないのか?

黒い拳銃・撃てない理由・ライフル・十字を切る仕草・姿を消すマント・条件・ルール・・。

(菊岡:いやあキリト君がその結論を言葉にしてくれてホッとしたよ。)

キリト:やっぱりゲーム内からの銃撃では人は殺せない。仮想世界で銃撃するだけではまだ条件が揃わないんだ。
シノン:どういうこと?
キリト:例えばゲームの中から撃って人を殺すには現実世界で何らかの準備が必要なんだとしたら。
シノン:現実で準備って・・もしそうだとしてどうやってプレイヤーのリアル情報を手に入れるの?どこの誰かもわからないのに。
キリト:いや一般のプレイヤーでもターゲットの住所を知る事が可能だ。
シノン:え?

キリト:総督府だよ。BOBの参加者はあそこの端末で自分の本名や住所を登録する。あの場所は個室じゃなくオープンスペースになってたろ。

シノン:まさか!後ろから端末の画面を覗き見たっていうの?そんな近くに人がいたら気づかないわけない。

キリト:スコープや双眼鏡を使ったとしたらどうだ?
シノン:それこそ無茶よ。マナー違反で吊し上げられちゃう。

キリト:もし・・もしだけどデス・ガンのあのマントの力が街中でも使えるとしたら・・。

シノン:透明になって端末を覗いたの?でもデス・ガンはゲームにログインしてるんだから現実では何もできないでしょ。

キリト:いや・・いやできる!デス・ガンは二人・・二人いるんだ!


一人目、つまりあのボロマントのアバターがゲーム内でターゲットを撃つ。同時に現実世界のターゲットの部屋に侵入した二人目が無抵抗で横たわるプレイヤーを殺す。

シノン:仮に現実世界の住所がわかったとしても忍び込むのに鍵はどうするの?家の人とかは?

キリト:ゼクシードとタラコに限って言えば二人とも一人暮らしで家は古いアパートだった。

多分ドアの電子錠もセキュリティの甘い初期型だろう。それに標的がGGOにダイブしている間は生身の身体は完全に無意識状態だ。多少侵入に手間取っても気づかれる心配はない。

シノン:じゃあ死因は?心不全って言ったよね?警察とかお医者さんにもわからない手段で心臓を止める事なんてできるの?
キリト:何らかの薬品を注射した、だろうな。

シノン:そんなの調べればわかるでしょ?注射の跡とか。

キリト:死体は発見が遅れてかなり腐敗が進んでいたらしい。それに寝食を忘れてゲームにうちこむコアなバーチャルMMOプレイヤーが心臓発作で死ぬ例はないわけじゃない。
シノン:そんな・・デス・ガンはなぜそこまでして・・。

キリト:ああ、でもあいつはレッドプレイヤーでい続けたかったんだろう。

俺の中にもまだ剣士だっていう意識があるから。
シノン:それはわたしもなんとなくわかる。わたしも自分はスナイパーなんだって時々思う事があるし。

じゃああのボロマントだけじゃなく現実世界で人を殺しているもう一人の方も?
キリト:うん、そいつも元ラフィン・コフィンかもな。でも現実世界の共犯者とかなり厳密に犯行時刻を合わせないととてもこんな殺人は・・。


あそうか、もしかしてボロマントの十字を切るジェスチャー、あれは左腕に仕込んだ腕時計を確認するためのカモフラージュだったのかもな。
シノン:そっか・・。

キリト:シノン、君は一人暮らしか?
シノン:うん、鍵はかけてあるけどうちも初期型の電子錠。チェーンは・・してないかもしれない・・。
キリト:そうか。いいか落ち着いて聞いてくれ。

ロボットホースで俺たちを追っている時にデス・ガンは実際に君を撃った。それはつまり準備が完了しているという事だ。

シノン:準備って・・何の?


キリト:今この瞬間に現実世界の君の部屋にデス・ガンの共犯者が侵入して大会の中継画面で君があの銃に撃たれるのを待っている、という可能性がある。


デス・ガンが二人ですって!そして部屋に侵入とか怖すぎます。
GGOのセキュリティはどうなっているんでしょうか・・。
展開が気になりますね・・!
以上、Aパートお気に入り台詞集でした。Bパートに続きます。
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