開業100年目を迎える東京駅を描いた短編アニメ『時季(とき)は巡る~TOKYO STATION~』のフルバージョンが公開された。
これは、株式会社エムオン・エンタテインメント、株式会社A-1 Pictures、東京ステーションシティ運営協議会による共同企画。東京駅のさまざまな魅力を伝えることを目的にしたもので、「時間を超えた家族愛」をテーマとした約5分半の短編アニメとなっている。楽曲は、さかいゆう「時季(とき)は巡る」を起用。
この短編アニメは、さかいゆう「時季(とき)は巡る」のミュージックビデオとしてWEBやCS各局にてオンエアされるほか、英語/中国語(繁体語)/タイ語の字幕入りバージョンも公開されている。


<ストーリー>
主人公の美咲は結婚を間近に控える29歳。ある日、亡き父が大事にしていた古い懐中時計を見つけるが、壊れていて動かない。それは、東京駅で駅員として勤務していた父が、同じく駅員であった祖父から譲り受けたものだった。美咲の記憶の中にいる父は、常に厳格な性格で、自分に厳しかった事しか心に残っていない。そんな父と、思春期を迎えた美咲はうまく会話できず、すれ違ってしまった事を後悔していた。
美咲は思い出の詰まった時計を修理したいと思い、東京駅を訪れるが、修理をしていた時計屋は既になくなってしまっていたことを知る。肩を落とし、駅のホームを歩いていると、ふとモニターに父と似た駅員を見つける。思わず美咲は走って追いかけるが…。
東京駅100年なんですね。5分アニメながらギッシリで涙を誘われました。