9月14日に配信されたニンテンドーダイレクトにて、2019年にSwitch向けに『FFVII』『FFIX』『FFX/X-2』『FFXII』が発売される事が発表されました。
FC/SFC世代のおっちゃんにはなんとも感慨深い話です。
25年ぶりとは言っても、派生タイトルやかつてFCやSFCで発売されたFFシリーズのリメイクなら任天堂ハードでいくつも発売されている。
だが、プレイステーションで発売された『FFVII』以降のナンバリングは、DSの『FFXII レヴァナント・ウイング』を除くと任天堂ハードでは一度も発売されていない。
スーパーファミコンで1994年に発売された『FFVI』を最後と考えた場合、2019年でじつに25年ぶりの本編登場となる。
同じスクウェア・エニックスのもう1つの柱であるドラゴンクエストシリーズが、PSで発売された『VII』『VIII』を任天堂ハードでリメイクしたのとは対照的である。
WiiやDS、3DSがどれだけ売れようが『FFVII』以降のナンバリングは絶対に任天堂ハードには出なかった。
ここまで頑なに任天堂ハードに出さなかったこれらシリーズ作をSwitchで発売するのは、当然今のSwitchの勢いがそれだけ無視できないという理由もあるだろうが、もう1つの理由はFFXVディレクターの田畑氏が話していた、
「10代の70%以上がFFを知らない」
という現実に危機感を抱いた結果でもあるのだろうか。
しかし、海外市場では数字を残している現状や、個人的に『X』以降のFFシリーズをプレイしての感想として、
「FFは今後一部の層をターゲットにした方向性で突き進むつもりなんだろうな」
と思っていたのだが、どうもそういうわけでもないらしい。
若い層への知名度回復を図りたいFFにとって、今なお若い世代を中心に売れ続けているスプラトゥーン2があるSwitch市場はまさにかっこうのアピール場というわけだろう。
(写真はPC版『FFXV』)
ただ、やっぱり気になるのは今後発売されるであろうナンバリング最新作の
『ファイナルファンタジーXVI』
がどうなるのかという点。
過去作のHDリマスターを発売しての種蒔きは最新作発売も含めて考えないと実を結ばない。
そもそもHDリマスターで興味を持つくらいなら、『VII』『IX』はとっくにスマホ向けに配信されているし、今の10代ならPS4は持っていなくてもスマホは持っているのだからそっちで遊んでいてもおかしくはない。
それでも振り向いてくれなかった人達にSwitchで遊んでもらうためには、言い方は悪いが古臭い過去作のHDリマスターよりも最新作ではないと効果がないのではないだろうか。
「Switchで出すとグラフィックの進化が……」
そんな声がファンから聞こえてきそうだが、再びFFに興味がない若い層をファンとして育てていく気なら、その進化を一旦捨ててでも最新作で方向転換を図る勇気も必要だと私は思う。
とまぁ、好き勝手あれこれ感想を書いてみました。
本当はもっとあれこれダラダラと書いたんだけど、途中FFシリーズとは関係ない話(Switchのサード独占ソフトの少なさなど)がほとんどだったので省略。
それらについてはまた別の機会に紹介したいと思います。
また、今回は
「任天堂ハードにFFナンバリングが帰ってくる!!」
というテーマで感想を書いたため、今回発表されたラインナップはSwitch以外にXboxOneでも発売が決定しているけど、そちらも今回の話からは省かせてもらいました。
それにしても一昔前なら
「あのファイナルファンタジー」
というだけで売れたものが時代は変わったなぁと思うと共に、今回のように「FFナンバリングが25年ぶりに……!」みたいに騒いでいる私自身もその時代の流れについていけてないなと実感。
わざわざ流れに合わせるつもりもないけど、苦手意識を捨ててもっと色々なジャンルに挑戦していきたいなとは感じますね。
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